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札幌市の鍼灸院 快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

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整動鍼の旗の下に集うマーベラスな勇者達〜整動鍼セミナー「四肢編」で得たもの(2)

      2017/06/08

マーベラスな鍼灸師

By: Del N

前回は、整動鍼セミナー「四肢編」本編で手にした収穫についてお伝えしました。

整動鍼セミナーには、それ以外にも、個人的にすごく楽しみにしていることがあります。

それは、マーベラスな鍼灸師達との出会いと再会です。

活法研究会が主催するセミナーには「活法セミナー」と「整動鍼セミナー」の二つがあります。

この活法、そして整動鍼は、既存の治療技術の体系とはかけ離れたものです。

また、まだまだマイナーな存在である上に、本セミナーは決して安くはない料金ですし、東京でしか受けられないというイージーではない設定です。

そんなモノを好んで、「患者さんを何とか鍼でよくしたい!」と全国各地から受けに来るのです。そんな鍼灸師、最高に決まってるじゃあないですか!!

一つのブログがきっかけ

このようなマーベラスな鍼灸師達の大半が、活法・整動鍼のセミナーを受けるきっかけとして挙げているのが、栗原誠先生の「鍼灸師のツボ日記」というブログです。

鍼灸師のツボ日記

このブログの特徴は、なんと言っても鍼灸への愛が溢れていることです。

患者さんを治療する原動力も、経営スタイルも、日常生活でさえも、中心には栗原先生の『鍼灸への愛』の存在を強く感じます。

そこには、鍼灸師としての理想の姿があります。

しかし、同じようにやってみようと思っても、普通は現実がそれを許しません。

現実>愛

普通は、売上のために、マーケティングテクニックを取り入れざるを得なかったり、顧客のニーズを気にして、マッサージや美容、ボディメンテナンスなどのリラクゼーションメニューを増やしてみたりと、どこかで妥協が生まれるものです。

さらに、鍼灸への信頼感さえ失っている鍼灸師も多くいます。

確かに、学校を卒業し、臨床に出ると、思ったような効果が出ず、鍼灸の非力さに打ちのめされる事が多々あります。

解決策として、「免疫力を上げて、、」「体質改善をして、、、」「生活習慣を変えていけば、、、、」と東洋医学の曖昧さを隠れ蓑に、「なんとなく調子いいかも」程度の状態延々と通院して頂くという手法を採用すれば、なんとかやっていけるし、そうしている鍼灸師も多いのが現状です。

でも、栗原先生は違いました。「鍼灸の可能性はそんなもんじゃない!」と、鍼灸への愛を貫いた結果、技術的にも、経営的にも壁を打ち破ってしまったのです。

そんな偏執的とも言える愛が、技術的に結実したのが「整動鍼」であり、経営的に結実したのが品川の鍼灸院「カポス」なのです。

その一部始終が綴られている「鍼灸師のツボ日記」。

影響されて、整動鍼セミナーに集った鍼灸師達は、厳しい現実に直面しながらも、鍼灸への夢をどこかで捨てきれない、中二病をこじらせてしまった愛すべき人達だと思っています。

中二病(ちゅうにびょう)とは、「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

〜wikipediaより〜

そんなマーベラスな鍼灸師の面々に会って、みっちり鍼灸の話が出来るなんて、楽しくないはずがありません。

谷口さんとの再会

昨年、活法研究会のセミナーに初めて参加するに当たって、活法研究会メンバーのブログを漁り、情報を集めた時期があります。

その中で、とくに心に響いたのが、愛媛にある『鍼灸院めぐる』の谷口一也先生のブログでした。(この頃は、アメブロでしたが、今は、「はりパパ日記」にブログを引っ越しされ、変わらぬ素敵なブログを書かれています。)

はりパパ日記 | パパは鍼灸師。子育てと映画と東洋医学、ときどきカフェ巡りの話。
同じくらいのお子さんを持つパパとして、あと、映画や本の趣味が近いこともあり、共感出来る部分が驚くほど沢山ありました。

そして、ブログを読み進めていくうちに、飾らないけど美しい文章と、そこからにじみ出てくる優しさに魅了され、一気にファンになってしまいました。

会えたら沢山お話ししたいなぁと思っていたのですが、男手一つで二人のお子さんを育てながら、治療院も経営していらっしゃるので、愛媛から上京し、二日間のセミナーに参加されるのは容易ではありません。お会いできる機会がなかなかありませんでした。

そんな折、昨年、11月にDAA(栗原先生が主催していた活法を応用したダイエットアドバイザーの会、現在は休止中)の会合で、ついにお会いできたのですが、持ち前の人見知りが出てしまい、活法の先輩達が谷口さんとの再会を喜んで盛り上がっているところになかなか入っていけず、躊躇しているうちに終わってしまいました。

今回、電車で会場に向かっている途中、フェイスブックの投稿で谷口さんの参加を知り、「やったー!!今度こそ!!」と歓喜しました。

はじめこそ、嬉しさでつい力んでしまい空回りしましたが、セミナーが進むうちに堅さもとれ、楽しくお話しすることが出来ました。ブログの印象と変わらぬ誠実さと、底抜けの優しさに、ますます好きになってしまいました。

img_7799

谷口さんがブログでオススメしていた無印良品の「足なり直角五本指靴下」を履いた、栗原先生・私・谷口さんで記念の一枚。

撮影後、谷口さんが申し訳なさそうに、「実は、今日の五本指靴下、ユニクロなんです。」と衝撃の告白をされたという事件もありましたが、思い出に残る一枚となりました。

なんと、谷口さんも、私との再会をブログで書いて下さっています。

ブログでつながる鍼灸師

今回は、谷口さんを筆頭に、また会いたいなーと思っていた人達との、久しぶりの再会が多くありました。

そのうちの一人が、名古屋にある「ふくぎ鍼灸院」の院長・市川雅裕先生。ふくぎ鍼灸院は9月10日にオープンしたばかりの、過敏性腸症候群(IBS〉専門という斬新なコンセプトの鍼灸院です(整動鍼はIBSにも強力な効果を発揮します)。

過敏性腸症候群(IBS)治療専門のふくぎ鍼灸院

ここの代表の北川直樹先生は、活法の大先輩なんですが、今回の開院にあたり、院のデザインのアドバイスを私に求められ、意見を述べさせて頂いたところ、それが一部採用され、大幅なデザイン変更となった経緯があります。

コンセプトも、それを支える技術も抜きんでている鍼灸院ですから、成功間違いなしとは思うのですが、デザイン変更の件があるので、私もほんのちょっと責任を感じていて、気になっていました。

市川先生のお話を聞くと、クレバーな北川先生らしく、きめ細かい戦略に基づく準備が相当になされているようなので、安心を通り越して、楽しみになりました。

この、開院までの道のりも、ふくぎ鍼灸院のブログに書かれています。それ以外の記事も抜群に面白いです。

 

また、愛知県、半田市にある「鍼灸マッサージGREEN NOAH」の院長・舟橋幹也先生に再会できたのも嬉しかったです。

ある一定の層には「GREEN NOAH」という名前、ぴーんとくると思います。アニメ、機動戦士Zガンダムで主人公カミーユ・ビダンが住んでいたコロニーの名前です。これを屋号に選ばれる舟橋先生のセンスは間違いありません。

ブログも個性的で面白く、特に身体を張ったフナッシーの体験シリーズは、大爆笑の上に勉強にもなるという、必見の内容となっています。

栗原先生のブログに触発されて集った者達ですから、ブログが素晴らしく面白い人達が多いのも、活法研究会の魅力だと思います。

彼らをはじめ、そんな、マーベラスな鍼灸師のみなさんと、深夜近くまで鍼灸談義する事が出来、今回も素敵な思い出になりました。

 広がっていく輪

さらに、今回も、新しい出会いがありました。静岡県にある立川堂すみよし接骨院・鍼灸院の淺原健司先生です。

すみよし接骨院・鍼灸院 – 立川堂すみよし接骨院・鍼灸院

セミナー中に挨拶をさせて頂いたところ、「実は、鍼灸でもっときちんと治していきたいと悩んでいたところ、谷地先生のブログを読んで、そこから栗原先生を知り、整動鍼セミナーを受けることにしたんです。」という、驚愕の告白をされました。

札幌の片隅の小さな鍼灸院の私の声が、津軽海峡を越え、静岡の先生まで伝わり、リアルに整動鍼でセミナーでお会いするなんて、感慨深いです。

チーム北海道

5月の脊柱編で初参戦された、名寄市の川瀬鍼灸整骨院の川瀬邦裕先生札幌市の風の音治療院の安部雅道先生が、今回の四肢編にも参加されていました。

 

北海道でも着実に整動鍼の熱が広がっているようです。人数が増えれば、北海道での勉強会、そして、、、北海道支部?と夢は膨らみます。今後の整動鍼セミナーにも、北海道からの参加者が続々とエントリーしているようなので、楽しみです。

なんと、安部先生とは、帰りの飛行機も一緒で、かわいらしい奥様とも挨拶させて頂き、不思議な縁を感じました。

はぎ取られたベール

整動鍼は、思想体系や哲学ではなく、効果という指標でツボが再定義されています。結果として、鍼灸を覆っていた神話や伝説のベールがはぎ取られ、鍼灸の本当の力が、白日の下にさらされることになりました。

こんなものを求めて、全国から集う鍼灸師は、「鍼灸で本当に治したい」という気持ちが強い人達です。そんな、夢を捨てきれない愛すべき中二病鍼灸師の皆さんと、流派や経験年数の違いを越えて交流できるのも整動鍼セミナーの魅力です。

これこそ鍼の理想型だと、直感を信じて通い続けていましたが、こうやって参加する鍼灸師の輪が広がっていくと、直感が確信めいたものに変わりそうな勢いです。

整動鍼を習得した鍼灸師が、多くの成功事例が作れれば、整動鍼がもっともっと普及し、鍼灸が変わり、医療が変わり、世界が変わっていくことにつながると思います。そんな気概で、一つ一つの症例を大事に、治療に当たっていきたいと思います、という中二病鍼灸師らしい締めで、今回は終わらせて頂きます。

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