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札幌市の鍼灸院 快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

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北海道初上陸!整動鍼セミナー脊柱編にまつわる5つの物語。

   

整動鍼セミナー、ついに北海道に上陸

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5月21、22日と2日間にわたって整動鍼セミナー脊柱編が札幌で開催されました。

シンプルな体系と卓越した効果」を両立した整動鍼は、2014年の公開以来、全国の鍼灸師の大きな注目を集めてきました。

3年目となる2017年は、各地の強い要望もあり、いつもの渋谷区池尻大橋会場を飛び出し、地方遠征をスタート。

初っ端の開催地は、スペイン・バルセロナという予想の斜め上を行く展開でしたが、整動鍼らしいといえばそうかもしれません。

そして、次の遠征先として選ばれたのが、我が北海道札幌市です。

昨年後半から、北海道からの参加者が急激に増えました。

参加者の1/4が道民という回もあり、北海道での整動鍼熱の高まりを感じられました。

その思いに整動鍼の提案者である栗原先生が応えて下さり、札幌開催の運びとなりました。

北海道メンバーの中で一番の古株となる私は、今回、札幌セミナーの準備をお手伝いさせていただきました。

いつもとは違った関わり方となった上、初めてのことも多く、驚きと発見に満ちた経験となりました。

そのうち、特に脳裏に刻まれた5つのエピソードを、ここに記しておきたいと思います。

1,すぐに満席

今回の「整動鍼セミナー・脊柱編・札幌開催」が正式に発表され、募集が始まったのが2017年2月。

道民はこういった事に腰が重いことが知られています。セミナーもギリギリまで迷う人が多いのか、開催数日前に一気に申し込みが殺到することが多いと、セミナーを主催したことのある経験者から聞いていました。

ですので、比較的呑気に構えていたのですが、2月で一気に満席になってしまいました。

想像以上の反響です。

私の元にも、知り合いの鍼灸師数名から「満席になってしまったが、何とか入れないか」という問い合わせがありました。

2,全国から鍼灸師が集結

KKK

初の札幌開催、道民一色に染まるかと思いきや、ふたを開けてみると、東京、埼玉、神奈川、愛知、兵庫、秋田など、道外からの参加者も多くいらっしゃいました。

整動鍼セミナーを主催する活法研究会には、現在、活法、整動鍼のセミナーメニューが各種豊富に揃っています。しかし、教えられる講師が限られているため、同じ内容のものを年に何度も開催する事が難しくなっています。セミナーによっては、一度タイミングを逃すと、数年先まで受けられない可能性もあります。

特に、人気ですぐ埋まってしまう上に、数が限られている整動鍼脊柱編。北海道まで足を運んででも、早く身につけたいという、受講者の強い想いは非常によくわかります。

自分も、整動鍼セミナーを受け始めた頃、脊柱編を1年近く待たされた経験があります。寝ても覚めても、脊柱のツボをどこで緩めるかを考える日々が続きました。

患者さんの症状に対してさらに良い解決方法があると知りながら、「習っていないから出来ない」という罪悪感に苛まれて過ごした一年間。

待望の脊柱編が開催され、テキストを手にしたとき、嬉しすぎてちょっと吐きそうになったことを思い出します。

あのとき、沖縄で脊柱編開催すると言われれば、絶対に行っていたと思います。

3,情熱の日程

活法研究会主催のセミナーは、教える側も受ける側も、とにかく「知りたい!うまくなりたい!患者さんの問題を解決したい!」という熱い想いの持ち主が集まっています。

その情熱はセミナーの日程にも反映されています。

同一テーマで2日間の開催というのも、珍しい方ですが、一日目は11時スタートで18時まで(良く延長になります)、2日目は9時半スタートで17時まで。時間のほとんどを実技の練習に費やします。

さらに、整動鍼の場合は、学ぶことが盛りだくさんなため、昼休みは40分、他の休憩はなし、トイレは適時行ってください状態です。もう、2日間、びっちり治療技術の習得に耽溺します。

かといって、苦行のように感じることも無く、どちらかというと「もっと教えろ!!」的な熱気に満ちています。そのため、あっという間に2日間が過ぎていきます。

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▲懇親会の一コマ。気を抜くと技の練習に。

熱意を飼い慣らせ

今回、札幌セミナー開催に向けて、現地での準備を任されました。いつもは、活研メンバーの熱意に勇気づけられる自分ですが、今回はその熱意が、準備の難易度を高めることとなりました。

現地コーディネーターとして、会場選びを一任されたわけですが、2日間、朝から晩まで通して借りられる会場を探すのは一苦労でした。

公的な施設だと、安く借りられるのですが、競争が激しく、抽選になることがほとんど。

そして、抽選で勝ったとしてもとれるのは一枠のみ。今回は、二日分の枠の当選が必要になり、どう考えても無理ゲー状態です。

一方、民間の貸し会議室の場合、20数名が実技を行えるスペースの会場を二日間びっちり借りるとなると、かなりの料金となります。

幸い、公的な施設で料金も高くない上に、申し込みは先着順という、札幌産業振興センターが近所にあることを発見しました。申込日は午前中休診にし、朝一で並んだ甲斐があり、理想に近い会場を準備することが出来ました。

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▲セミナー前日も深夜まで技の研究、どれだけ施術が好きなのか。

栗原先生にご馳走を

今回のセミナー、自分なりの大きなテーマは「講師、参加者共に、整動鍼セミナーを気持ちよく堪能できる環境を整える」でしたが、裏テーマとして「北海道の美味で栗原先生を凌駕する」というのも設定していました。

きっかけは、昨年9月の活法合宿、2日目の朝食時に旅館で出されたアジでした。

アジの干物を各テーブルで焼いて食べるという趣向だったのですが、その味に栗原先生がいたく感動したという話を聞いたのです。

その話を聞いた私と妻は、顔を見合わせました。確かに、その場で焼くので美味しかったのは間違いないのですが、いたく感動するまでであろうか?というのが、私と妻の共通見解でした。

それ以来、「栗原先生に北海道の美味を味合わせたい」というのが私達夫婦の共通認識となりました。

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▲栗原先生、息子のツボを確認中

しかし、ここでも、熱意の裏返し、セミナー時間の長さが障壁となります。

札幌で満足な食事をしてもらう時間が無いのです。

セミナー当日の昼食は、休み時間がほとんど無いため、出来るだけ簡単に済ませる必要があります。いつもは、コンビニ弁当などで済ませています。

初日の夕食は懇親会となります。これも、どこかに食べに行くのでは無く、セミナー会場に残り、スーパーなどから買ってきたお弁当を食べながらお話をするというもの。

セミナーが終われば、すぐに帰りの飛行機のために空港に向かわなければなりません。

つまり、セミナー前日入り予定の栗原先生に、まともな食事を提供できるのは、到着してすぐの夕食、2回の朝食、帰りの飛行機直前の夕食のみです。

なかなか難しいミッションでした。しかし、スペインバルセロナでも大歓迎を受けたと聞くと、負けるわけにはいきません。

到着したときと帰りの食事は空港のお店で食べることにしました。空港といえども、新千歳空港は北海道クオリティ、観光客の評判も上々です。ただ、値段や混み具合の兼ね合いがあるので、どこでもいいというわけには行きません。栗原先生の来札一週間前に実際に空港へ行ってリサーチしてきました。

結果、函太郎(回転寿司)、白樺山荘(ラーメン)をチョイスしました。

本当は、一緒に行きたい札幌のお店があるのですが、時間がありません。

と言うことで、決戦は朝食になります。

とにかく、北海道を代表する食材を集めて、片っ端から投入する作戦をとりました。

これには、妻のマナコさんが大活躍。

八紘学園という農業専門学校に行き、朝採れたての牛乳、卵などの食材を仕入れ、さらに、息子が爺ちゃんの畑で採ってきたアスパラを加えました。

鮭のちゃんちゃん焼き、石狩鍋、ほっけ、たらこ、などなど、北海道づくしを栗原先生、そして講師の秋澤先生と坂口くんにこれでもか!と浴びせ続けました。

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▲左から講師の秋澤先生、坂口先生、栗原先生

特に、牛乳、ご飯(最高峰の北海道米ゆめぴりか)、バターと塩辛を載せて食べるじゃがいも(インカの目覚め)の評判が良く、「お代わり」の声が何度もこだましました。

リクエストのあったスープカレーは時間の関係上断念せざるを得ませんでしたが、それ以外は、計画をほぼ達成しました。

栗原先生に詳しく感想を聞けませんでしたが、私達夫婦は、とにかく全てやりきった満足感で一杯でした。

4,北の巨人の人気に嫉妬

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▲妻自作の小松田さんケーキと北の巨人

今回驚いたのは、北の巨人の人気ぶりです。

北の巨人とは、秋田県横手市にある平城鍼灸整骨院院長の小松田紘史さんのことです。

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▲まさに山のフドウ

セミナー初日には、初めて会ったはずの女性陣から、「あ、本物だー!!」「すごーい!本当に大きい!!」と、スカイツリーを初めて観た観光客のような歓声が起こっていました。

大きな身体、安心感を与える人の良さ、元数学教師ならではの理屈っぽいしゃべり、愛される要素てんこ盛りの小松田さんの人気はある程度予想していましたが、初上陸となるはずの北海道で、これほどの人気があるとは正直びっくりしました。

さらに、女性だけでなく、子供人気も相当なものでした。

うちの4歳になる息子は、まだ人見知りが強く、初めて会う大人の男の人には絶対になつきません。現に、愛知からいらっしゃった「はりまる鍼灸院」の梶山先生には、全くなつかず、抱っこを拒否する始末。

それなのに、小松田さんには、最初から積極的にからんでいく息子。お子さんもいて、良いパパオーラが出ている梶山先生ではなく、なぜ、独身で子供の扱いも不器用そうな小松田さんを息子は選ぶのか?皆目見当もつきません。

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▲左から梶山先生、北の巨人、私、息子

「小松田さんに、ゲームを教えたい。」「小松田さんと松岡修造カルタをやりたい。」と、次から次にリクエストを出してくる息子。挙げ句の果てには、「小松田さんと二人でお風呂に入りたい」とまで言い出す始末。

パパでさえ、一緒に入りたいと言われるまで3年11ヶ月かかったというのに!

この人気は何なんでしょうか?

そしてどこへ向かって行くのでしょうか?

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5,終わりの始まり

初めての経験が多く、 準備に骨が折れましたが、大満足の2日間でした。

学生の頃から憧れていた栗原先生が我が家に泊まるという夢のような経験。

タイトなスケジュールが感傷に浸ることを許してくれませんでしたが、良い思い出になりました。

脊柱編は何度目か忘れるほど繰り返し受けていますが、新しい発見がまたあり、実際、臨床での効果がまた増しました。

ツボの精度が上がったのはもちろん、栗原先生の姿勢や身体の使い方を注意深く観察したことで、力を抜いてツボを触る感覚を少しだけ掴んだ気がします。

次回は7月2日、3日の四肢編(札幌会場)となります。

四肢編は、腱鞘炎やばね指、四肢のしびれ、股関節痛、膝痛、五十肩など、臨床で良く遭遇する症状でありながら、鍼灸でハッキリとした効果をその場で出すのに苦労する症状への解決策が満載です。

これで、また、道民の健康度が上がることでしょう。

北海道のホスト役としても、今回の反省点も活かして、より充実したオモテナシになるように鋭意計画中です!!

とりあえず、栗原先生に極上のスープカレーをたらふく食べてもらいたいと思っています。

一緒に参加された洲崎先生の感想です。

活報☆☆5月21日22日 整動鍼~脊柱編~in札幌を受講しました☆ : すのさき鍼灸整骨院 副院長のブログ

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