札幌市・白石区の鍼灸院|頭痛・めまい・耳鳴・突発性難聴・肩こり・首の痛み・顔面神経麻痺・花粉症

腰痛の治療例

当院の鍼灸と活法による治療効果を知っていただきたいので、改善例の一部を掲載します。
あなたの腰痛にそっくりな症状を見つけてください。

症例18 咳から始まった腰痛

患者

60代 女性

来院

2017年 4月

症状
2週間前から腰痛が発症。屈んだときと車を降りるときに腰から股関節にかけて強い痛みを感じて動けなくなる。椅子に座って、立ち上がる際にも「腰の真ん中に強い痛み」を感じる。
1ヶ月前から咳が止まらず、咳をする度に腰に負担がかかっているのが気になっていた。孫が春休みで、世話をするために腰をかがめた動作が多かった。
以前、整形外科で頸椎の6番が潰れていると言われたことがある。
痛みが治まる気配が無く、日常の動作にも支障が出てきたので、以前通院していた当院への相談となった。
治療内容と経過

<1診目>

車を降りる動作を再現していただくと、腰の両脇の腰方形筋と右足付けね後ろ側に強い痛みがあった。腰方形筋の動きに関わる臀部のツボ、足の付け根に関連する膝裏のツボにそれぞれ鍼をすると、痛みが和らぎ、無理なく動作できるようになった。

 

座った姿勢から立ち上がろうとした際、「腰の中央に強い痛みを感じる」とのことなので、スネにあるツボに鍼をしたところ、立ち上がる際の痛みが消失した。

 

<2診目(5日後の来院)>

「前回の治療後、非常に調子が良かったため、無理をして昨日4㎞ほど歩いたら、腰と股関節が再び痛み出した。」とのこと。前回と同様の治療に加え、股関節を調整する膝のツボに鍼をしたところ、痛みがほぼ消失した。

 

<3診目(一週間後の来院)>

「前回の治療後から腰の痛みはほとんどなかった。長く歩いていると股関節に張りを感じる程度」とのこと。股関節の緊張を緩和するツボに鍼をしたところ、「張りを感じなくなった。」とのことなので治療を終了した。

使用した主なツボ

腸鳴LR 陰谷R 玖路R 膝陽関

まとめ
長く続いた咳で身体の緊張が続いているところに、お孫さんの世話で無理がかかって腰痛が発症したと思われる。最も緊張が強かったのは、胸椎のそばの小さなポイントだった。
腰が痛いと最も痛むところに目を奪われがちであるが、痛みの出る動作に着目すると、原因となっているポイントを発見しやすい。胸椎そばのポイントに鍼をしても効果はあるが、連動に関わるスネのツボに鍼をした方が、大きく動きを整える事が出来るので、予後が良い。

症例17 転倒後、半日経ってから発症した腰痛

患者

50代 女性

来院

2017年 1月

症状
来院前日に発症。旭川在住だが、遠くへ行く次女の見送りのため、札幌にある長女の家に5日間宿泊する予定だった。長女宅に到着し、しゃがんで膝の上においたスーツケースに袋をかぶせた際、「腰に痛みが走った」。それから、痛みのため歩くのも辛い状態である。「顔を洗うとき、前屈が難しいし、反るのも難しい」と感じる。横になっていると痛みは少ないが、長時間座っていると痛みが強くなる。「仙骨を立てられない」感じがする。「4日後の次女の見送りになんとか行きたい」と考え、札幌で唯一名前を知っていた鍼灸院に相談したところ、腰痛治療の症例の多い当院を紹介され、来院に至った。
治療内容と経過

<1診目>

痛む箇所は仙骨のやや右側。動きのテストをすると、どの動きでも痛みを感じる。発症した際の姿勢から、中部胸椎のバランスが崩れていると考え、関連するスネのツボに鍼をした。すると痛みが和らぎ、痛みが強く出る動きがハッキリしてきた。顔を洗う動作で最も痛みが強いため、上部胸椎の歪みに原因があると考え、関連する手のツボに鍼をしたところ、顔を洗う動作での痛みが消失したが、腰を前屈した際の痛みが残った。肩甲骨とふくらはぎにあるツボで調整したところ、前屈が大幅に改善したので治療を終了した。

 

<2診目(2日後の来院)>

「かなり歩けるようになった」とのことだが、歩く際、足を引きずっている。痛む箇所は「腰の真ん中あたり」に移動していた。テストすると、後屈で痛みが強く出る。ふくらはぎに或るツボに鍼をすると、後屈痛が消失した。仰向けの状態から起き上がるとき、腰に「ぴりっとした痛み」を感じるとの事なので、スネにあるツボに鍼をしたところ、同じ動作で痛みを感じなくなった。歩いてもらうと、足も引きずらず、「これで娘を送りに行けそうです」との事なので、治療を終了した。

使用した主なツボ

玖路R 後谿R 肩稜R 玉人L 玉天R 元瑠LR

まとめ
再現してみると、しゃがんで膝にスーツケースを置き袋をかけようとする動きは、胸椎にかなり無理がかかるのが分かる。発症元は中部胸椎周辺だと考えられるが、強烈な痛みを避けるため、上部胸椎、下部腰椎にも負担がかかり、やや複雑な腰痛となった。強烈な痛みの割には、痛む箇所や、痛みが増す動作がハッキリしないこういった症例は、痛む箇所ではなく、痛みを起こしているメカニズムを体全体から探ることに集中した方が、良い結果となる。ハプニングはあったが、娘さんの見送りに行くことが出来て良かった。

症例16 転倒後、半日経ってから発症した腰痛

患者

30代 男性

来院

2017年 1月

症状
5日前、出勤時に氷で滑って転倒。右側の手をついた。肩が痛かったがすぐに治まる。午後から突然腰の痛みが発症。腰を伸ばそうとすると「ビシ、ビシっ」とした感じがあり強い痛みがあった。「腰椎がゆるくなってる」と感じる。良くなってきてはいるが、仕事でかがむことが多く不安を感じる。当院に通院歴のある奥様の勧めで来院。
治療内容と経過

立位で上体を後屈すると広い範囲で強い痛みがあり、曲げられなかった。胸椎に問題があると考えスネに鍼をすると、20度ほど後屈できるようになった。痛む箇所は腰椎付近に限局された。ふくらはぎにあるツボに鍼をすると、さらに後屈できるようになった。転倒時、右手をついていたことから、肩甲骨の動きに問題亜あると考え、関連する手にあるツボに鍼をしたところ、ほぼ痛みが消失。後屈も問題なくできるようになったため、治療を終了した。

使用した主なツボ

申脈R 玉天R  後谿R

まとめ
転倒時から腰痛の発症まで時間があったことから、腰そのものの損傷ではなく、衝撃を強く受けた肩甲骨の問題が、腰に影響を与えていたと考えられる。痛みは発生しているが、本来問題の無い腰に施術をしてしまうと、その場での痛みが減るが予後が悪い事が多い。根本的な原因である肩甲骨の問題を見抜けたことが早期の改善に繋がった。

症例15:野球観戦後、発症した腰痛

腰痛015_2

患者

50代 男性

来院

2016年 9月

症状
来院時は腰痛発症4日目であった。発症前日にゴルフをしたが、とくに異常は感じなかった。発症当日は、野球の応援に行き、座ったり立ったりを繰り返す応援を長時間に渡って行った。試合の後半になると、腰に違和感を感じ始めた。試合後、帰りに歩いていると、腰にズキンと痛みが走る。その後、急激に痛みが増悪していった。翌日、非常に痛みが強く、起きるのも辛かったため、整形外科を受信してレントゲンなどの検査を受けたが、異常なしと診断され、湿布と飲み薬のみの処方となる。ちょっと落ち着いた感じはあるが、座っていても『ジンジン』とした痛みをかんじる。横になって起きるときも強い痛みを感じる。鍼は初めてだが、当院に通っていた奥様のすすめで来院した。
治療内容と経過

検査をすると、座位で右に身体を倒したとき、最も痛みが出現した。触診の情報と合わせて、胸椎の動きに問題があると判断し、関連性の高いスネのツボに鍼をしたところ、この動作での腰痛は消失した。次に、野球の応援で、座ったり立ったりを繰り返したという情報から、大腿部後面に問題があると判断し、調べてみると強い緊張があった。鍼をして緊張を緩和すると、前屈が楽になった。すると、痛む箇所が尾てい骨に近い部分に移動した。肩甲骨の動きの問題が絡んでいると判断し、肩甲骨の動きを整えるツボに鍼をしたところ、前屈時の痛みも消失した。テストで、立ったり座ったりしてもらったところ、痛みが全くないとのことなので、治療を終了した。

使用した主なツボ

陽輔R 殷門L 肩稜L

まとめ
発症から、それほど時間が経っていなかったおかげで、原因をはっきりと把握することが出来た。立ったり座ったりの繰り返しで、胸椎、大腿部、肩甲骨の軸がずれて、連動性が失われ、腰に負担が掛かって発症したものと推測される。医師の異常なしとの診断は腰に限った見解である。身体全体に視野を広げることで、原因不明の腰痛にも、しっかりとした原因を発見できる事が多く、早期の回復へとつながる。

症例14 尾骨の周辺から腰にかけて痛む

腰痛014

患者

20代 男性

来院

2016年 9月

症状
朝起きたときから腰に強い痛みを感じた。特に痛いのは、一歩目を歩き出したときに、尾てい骨の周りに響く感じがする。また、しばらく立っていると、同じ所に強い痛みが出てくる。仰向けに寝ていると、やはり尾てい骨の周辺にモヤモヤとした痛みが出てくる。原因については、心当たりはない。前日にゴルフ、前々日に卓球をやったが、そのときは問題がなかった。朝に比べて、より痛みが強くなってきた。仕事中、しゃがむたびに、より痛みが強くなってきた。息をすると痛みが増す気がする。このままだと、仕事に支障を来してしまうと考え、以前、肘の痛みで来院したことがある当院へ連絡した。
治療内容と経過

痛みが出る動きを検査したところ、前屈で痛みが増す。痛む箇所は、腰椎の4番から尾てい骨までの間。腰椎の左側を圧すると、痛みが出る。腰椎に関する足のツボに鍼をしたところ、前屈時の痛みはなくなる。歩いてみても痛みは出ないが、なんとなく足を上げると違和感がある。違和感が出る動きから、中腰筋に問題があると考え、足のツボに鍼をしたところ、足は軽くなる。治療中、仰向けで寝ていると、仙骨のあたりにモヤモヤと違和感を感じが出てきたとのこと。仙腸関節と胸椎の関係に問題があると考え、足にあるツボに鍼をして、胸椎を調整したところ、違和感が消失した。腰を動かしてチェックしてもらうと、痛みが完全になくなったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

玉人L 中腰L 陽輔L

まとめ
腰痛を引き起こしていた箇所を考えると、胸椎と足の動きのバランスが崩れて、尾骨付近に負担が掛かり続けたために痛みが発生したと推測される。卓球やゴルフをしていたときには腰の痛みが出なかったのは、腰そのものに傷がついたワケではないためである。そのため、腰が痛いからといって腰に施術を加えてしまうと、麻痺が生じて、痛みは一時的に消えるが、動きのバランスが崩れて、より回復に時間が掛かってしまう恐れがある。痛みを引き起こしている根本的な原因を精度高く治療できたため、短時間での回復につながった。

症例13 太ももに痛みと痺れを伴った腰痛

腰痛013

患者

50代 男性

来院

2016年 9月

症状
五日前より右の腰に強い痛みを覚える。とくにきっかけになるようなことは覚えていない。今までぎっくり腰は何度もやっているが、今回、はじめて右の腿の裏に痺れを併発した。昨日、定期的に通っているカイロ・整体に行ってズレを治してもらったが、痛みが取れない。最近忙しく、マッサージやカイロにいけなかったので、身体が固まってたかもしれないと思う。親も、ヘルニアの症状があり、太もも裏に痺れを感じていたことがあるので、遺伝的なモノかもしれないと感じる。起きたときが一番痛く、動いていると少しよい。座っていても辛いときがあり、車の運転中が特に辛い。今は、ロキソニンを飲んでいるので、痛みは和らいでる。明後日より一週間ほど海外に行く予定があり、何とかしたいと考え、ネットで検索したところ、当院に行き着き、来院した。
治療内容と経過

腰を動かしてもらい、痛む動きを検査した。前屈や回旋は全く問題ないが、後ろにそらすと、右の骨盤部分に痛みが走る。痛みの出る動きと、痛む箇所から、下部胸椎のバランスに問題があると考え、触診してみたところ、右へ強くねじれていることを確認した。これを調整するため、足のツボに鍼をした。5分後に確認のため、腰を後ろにそらしてもらうと、痛みが出なかった。シビれも無くなっていた。朝、得意痛むことを考え、慢性的な症状の存在もうかがえるので、さらい足にあるツボで、調整したところ、調子が非常に良くなったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

豊隆R 足三里R

まとめ
カイロ・整体では、患部に強い圧力を加える施術をしたとのこと。痛む箇所に強い刺激を加えると、脳が麻痺するので、痛みが一時的に和らいだり、イタ気持ちよさは得られるが、治っているわけではないので、すぐに症状がぶりかえしてしまう。ここに、さらに刺激を加えると、イタ気持ちよさは増すが、その代償で、組織が壊れていき、悪化してしまう恐れもある。痛みが、骨盤周辺にあるので、原因をそこだと捉えがちだが、痛む箇所に原因があることはほとんどない。今回は、下部胸椎のバランスの崩れが痛みを引き起こしていた。バランスの崩れは、股関節のねじれからきているので、足のツボで調整することで、すぐに効果が現れ、再発の可能性を下げる治療をすることができた。鍼も2本で済み、時間も短くできたので、身体への負担も少なく、回復も早めることができた。

症例12 靴下をはくとき、トイレの便座を上げるとき痛む腰痛

腰痛012

患者

30代 男性

来院

2016年 8月

症状
3週間前、格闘技のトレーニングをした際、ストレッチをしなかったためか、腰を痛めた。試合を控えていたため、トレーニングはきつめだった。やや左寄りの骨盤部分が痛む。痛めた当初よりは良くなってきているが、朝起きて、靴下をはくときと、便座を上げるときがつらい。このような腰痛は今までは無かった。また痛くなるかもしれないと不安がある。
試合の際、股関節をけられて、まだ痛みが残っている。
治療内容と経過

痛む動きを確認したところ、腰をそらした際、痛みが強いとのこと。痛む箇所は、骨盤と腰椎の間のやや左寄りの真ん中部分。痛む動きと、痛む箇所から、ふくらはぎに原因があると考えて、鍼をしたところ、腰椎周辺の痛みが無くなった。次に、靴下をはく動作をしてもらったところ、まだ痛むとのこと。便座を上げる動きで痛みが出ることなどから、胸椎部分に問題があると考え、対応する足のツボに鍼をしたところ、靴下をはく格好をしても痛みは発生しなくなった。

股関節も、膝の動きに問題があると考え、鍼をしたところ、痛みが消失した。

直後、ボクシングのトレーニングへ行ったが、パフォーマンスも落ちることなく、痛みが出なかったとのことなので、治療を終了した。

 

使用した主なツボ

玉点L 玖路L 腰関L

まとめ
腰痛の原因は腰そのものに無いことがほとんどである。痛む箇所ばかりに目を奪われて、局所に治療を加えてしまうと、一時的な鎮痛効果は望めるが、同時に、だるさも生まれてしまう。今回のように、スポーツをする患者さんにとっては、痛みが取れても、だるさが出てしまうと、治療の価値が著しく下がってしまう。その点、全身から本当の原因を探りだし、鍼で適切な治療を加えることが出来れば、短時間で腰痛が根本的解決するだけでなく、その後、すぐに運動してもパフォーマンスが落ちないというメリットがある。

症例11 ジクンジクンと痛む背中と腰

腰痛011

患者

60代 男性

来院

2016年 7月

症状
最近、右の肩甲骨の下あたりの背中がぴりぴりと痛む。特に原因は思い当たらないが、1ヶ月くらい前からひどくなってきた。ゴルフに週2回行っており、ゴルフの後は腰がひどく痛くなるので、炎症止めの入った湿布を大量に貼る。一ヶ月に70枚以上消費している。最近、仕事で、決断を下すシーンが多く、それが多少ストレスになっている。1年前にも同様の症状が出たが、マッサージなどを続けるうちに、治った。今回は、マッサージに行っても良くならなかったので、後は、鍼くらいしかないと考え、ネットで検索したところ、当院を見つけた。
治療内容と経過

背中を確認したところ、肩甲骨下端から15cmほど下の起立筋上に、強い緊張が見られた。ここは、東洋医学的に、決断を迫られる場面が続くストレスによって症状が出るとされている。そういったストレスに効果的であるとされる膝のツボに鍼をしたところ、緊張が緩み、体の軽さを感じるようになった。

あらためて、体を動かしてもらうと、前屈したときに腰に痛みを感じた。仙腸関節に問題があると考えた。仙腸関節と肩甲骨の動きには、強い関連性があるため、肩甲骨の動きをよくするために、手にあるツボに鍼をしたところ、腰の痛みが消失したので、治療を終了した。

使用した主なツボ

曲泉R 六谿R

まとめ
背中の緊張は、膝の動きとの連動性が失われた結果生じたと推測される。膝の連動性を回復するツボに鍼をすると症状が消失したので、推測は正しかったと考える。興味深いのは、東洋医学的には、決断を迫られるストレスが続くと、ここに症状が現れると言われていることだ。実際、この部分の異常を訴える人は一定数いて、高い割合で、経営者などの高い地位にある人が多い。決断を迫られるストレスがあると、特有の動きのゆがみが現れ、膝の連動性が失われるのかもしれない。整動鍼の新しい身体観で、古典を見直すと、面白い発見があるかもしれない。

症例10 腰をひねってモノをとろうとしたら発症したギックリ腰

腰痛10

患者

60代 女性

来院

2016年 7月

症状
来院前日に、台所で料理をしていた際に、ふと右手で左のモノをとろうとして、中腰になり、腰を左にひねりながら手を伸ばしたところ、右の脇腹付近がギクッとなり、強い痛みを感じるようになる。湿布を貼って安静にしていたところ、痛みは少し軽快したが、体を動かすと強い痛みが出る。以前、似たような症状で整形外科に行ったが、年齢のせいだと言われて、治療らしいこともされなかったので、病院に行く気が起きなかった。当院に通っている娘さんの強いすすめで来院を決意した。
治療内容と経過

痛みが出る動きを確認したところ、左に腰をひねり、右腕を左側に伸ばすことで、背中が引っ張られたときに、脊柱起立筋から脇腹にかけての痛みが出ていた。痛むところを探ると、脊柱起立筋が非常に緊張して盛り上がっていた。東洋医学的には胃腸に関するツボにあたる。念のため聞いてみると、固いご飯を食べた後から、胃腸の調子が悪かったとのこと。これらの情報を元に、胃腸に関する足のツボに鍼をした。結果、痛みが完全に消失し、痛みが出ていた動きをしても、痛みを感じることがなくなったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

豊隆R

まとめ
胃腸の調子が悪く、体の動きにゆがみが生じているところで、急に動いたので、痛みが発生したものと思われる。痛む箇所がはっきりしていたが、そこに施術をしても、胃腸から来る動きのゆがみを解決しないと、すぐに再発してしまうケースである。背中から、腰にかけての痛みを足のつぼでとるのは意外な感じがするが、胃腸の不調から腰痛になるケースは以外に多い。夏を迎え、急に暑くなると、胃腸の調子を崩しやすい。痛む箇所ではなく、体全体を観察し、痛みを生み出している原因を特定できたことと、発症からすぐに治療できたことが、短時間での回復につながった。

症例9 スクワットで発症した腰痛

腰痛009

患者

30代 男性

来院

2016年 6月

症状
2ヶ月前にウェイトトレーニングでスクワットをしていたら腰が痛くなった。起きるのも辛かったので、整形外科を受診したが、レントゲンでは異常なしと診断される。湿布と痛み止めを出されたが、効果を感じられなかった。少しずつ良くなってきているが、座っていると左の腰が痛くなる。歩いているときは痛みがあまりない。
治療内容と経過

動きをチェックすると、前屈姿勢で痛みが増した。このことから、ハムストリングスと腰の連動性消失による腰痛であると推測した。太ももの裏にあるツボに鍼をしたところ、痛みが完全に消失した。その後、時間が経つと痛みが少し戻ったが、三回目の治療で、痛みが完全出でなくなったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

殷門L

まとめ
スクワットによって、ハムストリングスを痛め、連動性が失われたために発生した腰痛と考えられる。レントゲンでは、骨の異常しか見ることが出来ないので、原因の特定は不可能である。連動性に着目すれば、2ヶ月間薬を飲んでも改善しなかった腰痛が、一つのツボへの鍼治療で消失してしまうこともある。時間にして5分。ただし、腰が痛いからといって、痛む部分に鍼をしただけでは、ここまでの結果は出ない。体の連動性に対する深い知識と、原因を特定する観察力と、正確な刺鍼を可能にする高い技術があってこそである。患者さんの負担が少なく、短時間で結果が出せるように、向上のための努力を惜しんではいけない。

症例8 授乳中に転倒したのをきっかけに発症した腰痛

腰痛008

患者

30代 女性

来院

2016年 5月

症状

4月に出産。2週間前に赤ちゃんを抱いたまま、中腰姿勢で左足首をひねり後ろに転倒してしまう。骨盤から肩甲骨間にかけて痛めた。日にちが経つと、痛みは軽減されたが、背中に冷えた感じが残る。整形外科を受診するも、検査の結果、異常は無かった。湿布を出されるが、貼っているとますます冷えを感じ、症状が悪化した気がする。ネットで、産後の症状について検索していたところ、当院のweb siteにたどり着き、来院を決心した。

治療内容と経過

どの動きで違和感が出るかを試してみたところ、座っているときの前屈時に左の仙腸関節部分の痛みが強まった。背中の冷えた感じも増強される。肩甲骨間で骨盤の動きを制限する原因と考えられる部分を探ると、特に冷えを感じる部分と一致した。ここに関連する手のツボにハリをしたところ、腰の痛みが消失。同時に、背中の冷えた感じも改善したので、治療を終了。

使用した主なツボ

後谿L

まとめ
肩甲骨の動きは骨盤の動きと連動している。肩甲骨の動きに問題があると、骨盤のあたりのはっきりとしない痛みを生み出してしまうことが多々ある。さらに、今回、連動性が失われている肩甲骨間の場所は、心理的なストレスを感じているときに症状が強く出る部分である。出産から育児と、めまぐるしく変わっていく生活は非常に精神的、肉体的負担が大きい。今までに無かった症状が突然現れることも多い。そういった症状の大部分は病院へ行っても異常なしと診断されてしまう。症状が現れているところだけ調べても、それを起こしている原因へたどり着けるわけでは無い。ともすれば、産後鬱と一言で片付けられてしまう場合もある。今回は抱っこしたままの姿勢で転んだ際、赤ちゃんを守ろうとして、腕の動きにゆがみが出てしまい、それが回復しなかったのが原因であると推測された。部分では無く、体全体から原因を探り出し、適切な治療を施せば、痛みや違和感が解消し、気分も晴れやかになる。来院時、青白かった顔が、血色のいい笑顔で帰られる姿を見るのは、鍼灸師冥利に尽きる。

症例7

患者

60代 男性

来院

2016年 5月

症状

4月に引っ越しがあり、荷造りから運搬までの作業を自分で全てしていた。作業の途中から腰の痛みを感じるが、無理して続けていた結果、腰の痛みがひどくなる。歩いていると足を引きずってしまうほどの痛みに。以前、鍼灸院で腰痛を治療してもらったところ、すぐに回復したことがあり、近所にある鍼灸院を探して当院へ来院。
腰痛007

治療内容と経過

痛みの出る動作をテストしたところ、前屈で痛みが強くなる。最も痛みが強いのは、腸骨稜の際あたり。痛みが出る動きから、太ももの動きに問題があると考え、大腿部にあるツボに鍼をしたところ、痛みが6割消失。痛む部分が移動し、腰の骨の真上あたりが痛むようになる。足の動きとの関連に注目し、ふくらはぎにあるツボに鍼をしたところ、ほぼ痛みが取れる。前屈を目一杯すると、まだ腰に違和感があるとのことだったので、手にあるツボで肩甲骨の動きを改善したところ、床に手をべったり着くことができるようになったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

殷門R 玉人R 後谿R

まとめ
引っ越し作業中に痛みが出たとのことなので、そのときにとっていた姿勢に着目した。しゃがみっぱなしの時間が長かったとのことなので、太ももやふくらはぎに原因があると考えられた。腰痛だからと言って、ここで腰に鍼をしてしまうと、鎮痛効果は出るが、痛む組織にさらにダメージを与えることになり、回復が遅れ、その場しのぎの対症療法になってしまい、根本解決にはならない。痛みの出た状況や、動作に着目し、隠れた原因を見つけ出し、適切な治療を加えたことで、早い改善がみられた症例となる。

症例6

患者

60代 女性

来院

2016年 4月

症状

ひと月前に、ジムのベンチに座ろうとして、目測を誤り、ベンチの端に勢いよく座りすぎ、ベンチごとひっくり返る。脇腹を激しく打ち付けた。その時はそれほど痛みがなかったが、徐々に左足に痺れとだるさが出てくる。2週間ほど経った頃、立っているだけで左足のだるさと痛みが出てくるようになる。さらに、座っていると、右のお尻も痛くなってきて、長時間座っていられない。整形外科に行きCTを撮ったところ、L4-L5に著しい脊柱管狭が発見される。手術を勧められるが、手術に不安があるので拒否。リハビリに毎日通うように指示され、電気治療、牽引、ウオーターベッドを受けるが、症状はどんどん悪くなる。手術以外の解決法を探して、当院に来院。
腰痛症例006

治療内容と経過

 

もっとも痛い部分を尋ねると、尾てい骨の横が痛いとのこと。股関節の回旋が上手くいかず、常にその部分に負担がかかっているため、痛みが出ると考え、膝のツボに鍼をしたところ、痛みがなくなる。次に、気になるところを尋ねると、立っていると腰がだるくなるとのこと。腰と足の連動性に問題があると考え、ふくらはぎのツボに鍼をしたところ、腰の痛みと痺れが消失。最後、座っている時の右坐骨付近の痛みが残っていた。肩甲骨と骨盤の連動性に注目し、手のツボに鍼をしたところ、痛みがなくなる。ゴールデンウィークに旅行に行くのが不安だったが、すっきりして行けそうだと喜んでいただけた。

使用した主なツボ

陰谷LR 玉天L 玉人L 後谿R

まとめ
腰痛や痺れがあると、ヘルニアや脊柱管狭窄症という病名がつけられることが多い。しかし、調べてみると、成人の7割にヘルニアや脊柱管狭窄症が見つかるが、そのうち、腰痛があるのは2割に満たないとの調査結果がある。日本人の2割に腰痛があることを考えると、ヘルニアと脊柱管狭窄症は、多くの腰痛に関係しないとの見方が、整形外科学会でも主流になっており、2014年にガイドラインとして発表されている。
整動鍼では、多くの腰痛や痺れを体の連動性から考え、治療し、成果を出している。医学的に不明とされてきた腰痛の原因に体の連動性があることは、間違いないと思われる。整形外科では、連動性についての検査方法がないので、原因が見つからず、たまたまレントゲンに写ったヘルニアや脊柱管狭窄症を犯人に仕立て上げてしまうことが多い。
手術しかないと言われる症状でも、連動性に着目し、適切な治療を加えれば、早期に回復する可能性を示唆する良い症例となった。

症例5

患者

70代 男性

来院

2016年 4月

症状

10日前より、右足の親指が痛くて病んだ。かばって歩いているうちに、足の外側がビーントきた。痛いのを我慢して歩いていたら、痛みが気にならなくなった。次の日の朝、立つ時に、お尻からふくらはぎにかけてビーンと電気が走ったような痛みが出た。整形を受診したが、2週間後にMRIを予約させられただけで、あとは湿布だけの処方だった。4年前のぎっくり腰では、腰椎の4番と5番の間が狭くなっていると言われ、今回もそれが原因ではないかと言われている。ひどい場合は手術だと言われた。MRIを待つ間にも仕事があり、このままだとこなせないと困っていたら、娘に勧められたので来院。
腰痛005

治療内容と経過

【初診】

腰を探ると、腰の外側に強い緊張が感じられた。臀部に鍼をすると、緊張が消失。立ち上がってみると、痛みは無くなったが、お尻から膝にかけてのしびれが残るとのこと。

腰椎の動きに問題があると考え、鍼をしたところ、痺れがほぼなくなった。

腰を側屈させると、やや、股関節に痛みが出るとのことなので、膝にはりをしたところ、痛みが全て消失した。

【2診】

前回、這うようにして来院したのにもかかわらず、帰りは2キロほど歩いて帰れたと喜んでいる。ほとんど痛みや痺れはないが、お尻のところの重だるさが残るとのこと。

足の動きにねじれがあることが原因と考え、脛のツボに鍼をしたところ、だるさが完全に消失し、何も症状がないとんでいただいたので、治療を終了。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

外秩辺R L4(1)R 足三里R 豊隆R

まとめ
今回の腰痛は、足の親指の痛みから始まっていた。痛みをかばうため、足の動きにねじれが生じてしまったため腰痛が発生したと推察される。初めから、原因にアプローチできればより良かったが、最も症状を感じるところから手をつけた。結果、重いものを持つ仕事もできるようになり、満足を感じていただいたようだ。最後に残ったのが、本当の原因であるが、股関節の動きに関するツボを使うことで、腰痛も改善してしまう。
もし、患部に鍼を刺すタイプの治療なら、もっと回復が遅れ、仕事もできなかっただろう。患部ではなく、原因にアプローチすることで、体のパフォーマンスを落とさず、痛みを緩和していくことが可能になる。

症例4

患者

20代 女性

来院

2016年 3月

症状

もともと、慢性的な腰痛を感じていたが、ドアノブに腰をぶつけてから、痛みが増してきた。3日ほど前から痛みが酷くなる。疲れも原因かもしれないと考える。しゃがむと痛みを強く感じる。靴下を履くのに苦労する。歩いていていると違和感を感じる。重いものを持つのが痛くて辛い。痛みが怖くて患部に触れることができない。昔、腰痛で鍼治療を受けて3回くらいで治った経験から、鍼治療を受けてみたいと思った。
腰痛04 説明腰痛04

治療内容と経過

痛む箇所を見てみると、見た目でも、筋緊張が強く、盛り上がっているように見える。膝に原因があると考え、鍼をすると、痛みがほぼ消えた。さらに、座った状態から立ち上がる時に痛みがまだ少しあるとのことなので、背中を探ると、肩甲骨間に反応があった。手にある肩甲骨間にアプローチするツボに鍼をしたところ、痛みが消失した。患部に触れず、痛みが消えてしまったので、「不思議ですねー」と笑顔で話す。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

委中L 後谿L

まとめ

腰痛は痛む箇所と痛む動作がはっきりしていると、原因を特定しやすく、結果が出やすい。今回は、どちらもはっきりしていたので、鮮やかな効果を出すことができた。一見、痛む箇所の筋緊張が強く、どこに治療を加えたくなるが、痛む部分に刺激を加えても、そこが原因でない場合がほとんどで、鍼の鎮痛効果により痛みが消えたような気がするが、またぶり返してしまうことが多い。痛みの原因となっている真犯人を推理し、見つけ出し、適切な治療を加えることで、鍼2本だけでも十分な効果が得られる。患部はただでさぜ疲弊している。そこに刺激を加えず、治療できるのは、体への負担を減らし、体の回復を早めることができる。患部と離れたところにする治療法は患者に大きな恩恵をもたらすが、観察力と、人体の動きの連動性に関する深い理解が必要になってくる。

症例3

患者

70代 男性

来院

2016年 2月

症状

1週間前に、ソファーから立ち上がろうとした際、腰を痛める。歩くのもつらいほどの痛み。ぎっくり腰治療で評判の整骨院に行く。患部を揉んだり、スパイラルテープを貼られる。その時はいいのだが、すぐに痛みがぶり返す。毎日通うよう勧められ、5日経つが、一向に改善されない。1週間も経てば、治療しなくても痛みは軽減したんじゃないか?と疑問に思い、整骨院に通うのを中止し、当院へ来院。
腰痛02 説明腰痛02

治療内容と経過

立ち上がる時に特に痛みを感じるとのことなので、動き出しの起点となる背中に原因があると考え、背中のツボに鍼をしたところ、ほとんど痛みなく立ち上がれるようになった。ほんの少し、前屈時の痛みが残るとのことなので、足に原因があると考え、脛のツボに鍼をしたところ、痛みが完全に消失。足を引きずって来院したのに、軽快に歩けると笑顔で帰宅。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T7(1)R 元瑠

効果が著しかった活法整体

なし

まとめ

軽い腰痛程度なら、痛む部分のマッサージや指圧で誤魔化せる場合もあるが、刺激を強くすると悪化する恐れがある。腰痛を起こしている原因が他にあるからであある。原因ではないのに、痛む部分に刺激を続ければ、炎症も強くなる可能性がある。合わない治療に見切りをつけ、1週間以内に来院されたのが、早期の回復につながった。

痛む動きと箇所をヒントに原因をきちんと特定できれば、2箇所の鍼、治療時間も10分以内と、低刺激、短時間で改善できることも多い。

症例2

患者

30代 男性

来院

2016年 1月

症状

2週間前、スポーツクラブで運動していたら少し腰が痛くなる。放置していたら悪化し、夜も眠れないほどに。4年前と2年前にぎっくり腰の経験あり。

腰痛症例2

治療内容と経過

痛む動きを再現してもらうと、前屈、後屈、腰をひねった時と、どの運動でも痛い。痛む箇所を探ると、背骨と骨盤の連結部分からやや外よりの場所に痛む箇所が見つかった。脛にあるツボを使って調整したところ、ほぼ痛みが消失。前屈時の痛みが多少残ったので、膝の裏にあるツボに鍼をしたところ、痛みは完全に消滅した。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

元瑠L 陰谷L

効果が著しかった活法整体

なし

まとめ

腰が痛いからといって、腰に原因があるわけだはない。原因ではないのに、痛むところに安易に治療を加えると、その時は良くても後で悪化する恐れがある。きちんと原因となるポイントを探し出し、正確に治療ができれば、少ない鍼で十分な効果が得られる場合が多い。特に、慢性化する前のぎっくり腰であれば、少ない治療回数で改善することも多々ある。

今回は、スポーツクブの運動中に痛めたとのことで、足の動きの歪みが原因になっていた。原因を特定できたことで、早期の回復につながった。

症例1

患者

30代 女性

来院

2015年 6月

症状

家で体育座りをした後、急に立ち上がった瞬間に左の腰にビリっとした痛みが走る。左手に物を持てないほど痛く、夜も眠れなかった。湿布を貼って2週間過ごす。歩けるほどに回復したが、前屈と右に体をねじった時に激痛がはしる。これ以上の痛みの改善が見られないので、紹介で来院。

腰痛01

治療内容と経過

痛む部分を探ってみると、腸骨稜の頂点、ツボでいうと腰眼の当たりが最も痛む。腰眼の痛みの原因となる太ももの裏のツボにに鍼をすると前屈、体をねじった時の痛みが消失する。

4日後来院。痛みはだいぶ良くなったが、歩く時と仕事中にカバンを持つ時に違和感を感じる。肩の動きが制限されて、骨盤の動きにも影響し、腰痛につながっていると考える。肩の痛みに関連する肩甲間部のツボに鍼をすると、カバンを持つ動作での違和感がなくなる。活法整体で骨盤の動きを整えると歩く時の違和感が完全に消失。治療を終了する。

同時に治療した症状

肩の痛み。

使用した主なツボ

殷門 T5(1)R

効果が著しかった活法整体

骨盤回し

まとめ

一口に腰痛といっても原因となる場所が多々ある。痛む部分に治療を加えても、鎮痛効果でなんとなく痛みは薄れるが、原因が取れていないのでまた痛み出すことが多い。今回のように原因を特定し、適切な治療を加えれば、少ない刺激と少ない回数で改善が可能である。患者さんのためにも、一刻も早い改善を目指すため、体の連動性に対する知識が重要になってくる。

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