札幌市・白石区の鍼灸院|頭痛・めまい・耳鳴・突発性難聴・肩こり・首の痛み・顔面神経麻痺・花粉症

肩こり・首、肩の痛みの症例

頸肩腕症候群の鍼灸治療<改善報告集>

肩こり

 

こり 痛み その他
首がこる 首が痛い 首が回らない
首が張る 首がつる 寝違い
後頭部が重い 後頭部が痛い むち打ちの後遺症
首の後ろがこる 首の後ろが痛い 後頭部がモヤモヤする
うなじがこる うなじが痛い のどがつまる
肩が凝る・重い 肩が痛い 胸がつまる
肩甲骨がこる・固い 肩甲骨が痛い 呼吸が浅い
肩甲骨がゴリゴリする 鎖骨が痛い 四十肩・五十肩
背中がこる 背中が痛い
背中が張る 背中がつる
鎖骨の下がこる 鎖骨の下が痛い
★解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は患者着を着用します。

症例40 耳の後ろの痛み

患者

60代 男性

来院

2016年 9月

症状

2週間前から左耳の後ろから首にかけて痛みがある。「いつもなら2〜3日で治りそうな痛み」だったが、4〜5日前から痛みが強くなり、現在は呼吸をするだけで痛む。

 

枕が原因と考え、専門店でオーダーメード枕を購入したが効果がなかった。自分で冷湿布、お灸、エレキバンを試してみたが効果を感じられなかった。今回は病院へ行っていないが、以前、MRIの検査で首の骨が多少ヘルニア気味と言われ、牽引を受けたことがある。
鍼治療であれば、改善が見込めるのではないかと考え、ネットで首、肩の痛みの症例が多い当院を見つけ、来院を決意した。

治療内容と経過

<一診目>

痛みと動きの関係を検査したところ、顔を左に向けたときに耳の後ろの痛みが増悪した。胸椎の周辺の緊張が首の動きを制限し、耳の後ろの痛みに繋がっていると考え、関連する手のツボに鍼をすると、耳の後ろの痛みがほぼ消失した。

 

「今度は、首の前の方に痛みが移った感じがする」とのこと。首の触診をしてみると、胸鎖乳突筋に強い緊張があった。関連する手のツボに鍼をしたところ、緊張が緩和され、痛みを感じなくなった。

 

「首の後ろに、やや違和感が残る」との事なので、関連する前腕のツボに鍼をしたところ、違和感が0になった。

 

<二診目(一週間後の来院)>

前回の治療後、「全く痛みを感じず、楽な状態」が続いた。「五日目くらいから寝起きの際に首筋が張る感じがした」とのこと。触診してみると、前回とは異なる部分に多少の緊張があった。腕と足にあるツボにに鍼をすると、「痛みが全くなくなった」とのことなので、治療を終了した。

 

6ヶ月後に、「治療以来、一度も再発せず非常に調子が良い」との報告を頂いた。

使用した主なツボ

後谿L 合谷L 鉤笠L 孔最L 太衝L

考察

胸椎周辺の筋緊張が、耳の後ろの痛みの原因となっていた。痛みをかばうため、胸鎖乳突筋、僧帽筋へと過度な緊張が波及していた。症状の注意深い観察と動きの検査によって、発端となった原因を正確に特定できたため、早い改善に繋がった。

 

痛みが長引くと、かばおうとして体の動きのバランスが崩れるため、他の箇所にも影響が及び、回復がさらに遅れることも多い。

 

治療の精度は、改善スピードに直結する。余計な箇所に影響が及ぶ前に結果を出すためにも、技術を高いレベルに保つ必要性を強く感じる。

症例39 腕を体の後ろに持ってくると肩が痛む

患者

60代 女性

来院

2017年 2月

症状

腕を体の後ろに持ってくる動き(結帯動作)で右肩に強い痛みを感じる。一年前、手芸を始めたころから痛むようになった。「根を詰めてやるので姿勢が悪い」のが原因だと考えている。一時期、痛みは緩和していたが、一月ほど前に雪かきをして以来、痛みが強くなった。知人が同様の症状を当院で改善した事を聞き、来院に至る。

 

治療内容と経過

<一診目>

肩の動きの支点となる首のポイントの緊張が強かったので、足のツボに鍼をして緩めた。「腕を後ろに体の後ろに持ってきたときの肩の痛みが、前の方に移動した」と感じる。
胸椎の緊張を探ると、今回の肩の痛みに対応するツボに顕著な緊張があったので、鍼をして緩めた。結果、腕を後ろに廻したときの痛みが1/6になったため治療を終了した。

<二診目〜三診目>
一診目と同様の治療を週に一度のペースで続けた。
<四診目〜五診目>

肩の痛む箇所が変わった。肩のより前方に痛みがある。鎖骨下際に緊張の強い箇所があったので脚にあるツボに鍼をして緩めた。肩の前の痛みは消失したが、肩の横の痛みが気になるとのこと。腕にあるツボに鍼をしたところ、痛みをほぼ感じなくなった。
同様の治療を2回続けたところ、「普段の生活で痛みを感じることがない」とのことなので治療を終了した。

 

使用した主なツボ

足太陽R T2(1)R 陰陵泉L 篭掩R

考察

発症から時間が経った肩の痛みは、複数の原因が複雑に絡み合っていることが多い。人間は一番強い痛みしか認識できない。そのため、一番強い痛みが消失すると、次の痛みに気づき、痛みが移動したような感覚になる。治療する際は、痛む箇所に目を奪われて、次々と痛む箇所に施術をしても、功を奏しないことが多い。痛みを起こしている原因を丹念に探し、正確にアプローチすることで、複雑な肩の痛みでも、短期間での回復が可能になる。

症例38 首の痛み、肩の痛み、腕の痺れ

患者

40代 男性

来院

2016年 7月

症状

右の首と肩が辛い。4〜5年前からこりを感じていた。ここ2〜3ヶ月ほど、首が回らないくらい症状が強くなった。特に、朝起きたとき、首を動かすことが出来ないくらい痛い。バイクに良く乗るので、ヘルメットが合ってないのが原因かもしれないと思っている。一時期、肩甲骨にも違和感があり、その後、手の痺れが発生したので、整形外科に行ったものの、異常なしとの診断。脳神経外科にてMRIを受けたが、結果は異常なしだった。「整体・整骨院に2週間びっちり通った。肩甲骨や肩の辺りに電気やマッサージ、電気はりを受けたが、やった瞬間は良い気がするが、次の日からすでに痛い。」とのこと。枕の高さを調整したところ、一番ひどいときよりは良くなった気がする。首・肩は夜に張りが強くなる。根本的な原因が何かありそうだと感じ、解決できるところをネットで探していたところ、当院を見つけ、来院に至る。

肩こり038

治療内容と経過

<一診目>首の動きの検査をしてみると、上を向いたとき、右を向いたとき、右に倒したとき、それぞれ首の右側に痛みが発生した。胸椎の連動性に問題があると考え、関連する手のツボと足のツボに鍼をしたところ、右を向くのと、右に倒したときの動きの痛みは無くなった。次に、首の緊張を抜くため、肩甲骨間のツボに鍼をしたところ、上を向くのも楽になったので、一回目の治療を終了した。

 

<二診目>前回の治療後、夜の痛みを感じなかった。もう一度検査してみると、左を向いたときと、上を向いたときに、首の右側が痛む。首と肩甲骨の連動性に注目し、肩甲骨間のツボに鍼をしたところ、痛む部分が首の前の方に移動した。胸鎖乳突筋と鎖骨の関係に注目し、手にあるツボで調整したところ、痛みが2割になった。

 

<三診目>良くなってきた感じはある。首を左に倒したときに、首の右側が痛い。胸椎と首の関係に注目し、手に鍼をすると、痛みが後ろに移動した。頸椎の動きを改善するため、足のツボに鍼をしたところ、首と肩の中間地点の僧帽筋に痛みが移動した。再び、胸椎の動きを調整するため、足のツボに鍼をしたところ、痛みが消失した。

 

<四診目>首を横に倒したときの痛みは無くなった。上を向くと、まだ痛みが少しある。首と肩甲骨の連動性に注目し、肩甲骨間のツボに鍼をしたところ、痛みが消失した。

 

<五診目>首の痛みは良かったが、ここ1〜2日、こめかみに頭痛があった。こめかみを触っても痛い。首に緊張が見られたため、足に鍼をした。また、頭痛に関連する胸椎の動きにも偏りが見られたため、手に鍼をしたところ、頭痛が消失した。

 

<六診目>良くなってきた感じはある。もう少し残っている気がするとのこと。左を向いたときに、首の右側に痛みが出たので、胸椎との関係を考え、手に鍼をしたところ、痛みが消失した。また、上を向いたとき、首と背中の境目に痛みを感じていたので、足にあるツボで調整したところ、痛みが消失した。

 

<七診目>だいぶ良くなった感じがあるとのこと。前回と同様の治療。

 

<八診目>一月経っても症状がでなかった。バイクで無理をしたら、次の日に痛みがあったがすぐにとれた。以前は、痛んだら、痛みが取れずどんどんひどくなっていたので、良くなったのをはっきりと感じたとの事なので、治療を終了した。

使用した主なツボ

後谿R 六谿R T4(4)R T5(4)R 合谷R 列缺R 足太陽R 太衝R

考察

元々は、シンプルな首こりや肩こりだったが、それをかばうように動いているうちに、複雑に絡み合った痛みになってしまった例である。こういった場合、最も強く出ている症状を解消すると、次の痛みが出てきて、それを解消すると、また別の痛みが出てくるといった経過をたどることが多い。これは、人間は最も辛い箇所しか認識できないために、一番辛い部分が解消されると、次に辛かった部分を認識できるようになった結果であり、本人にとっては痛みが移動したように感じられることもある。一度の治療で全てをとろうとすると、返って身体のバランスが崩れ、最初の痛みがぶり返してしまう事になる。一つ一つ皮をはがすように、丁寧に原因を解決していくことが、結局、完治への近道となる。今回は、治療計画通りに通院していただいたため、長年悩まされてきた痛みを早期に回復することが出来た。

症例37 シャワー中に発症した首の痛み

患者

40代 女性

来院

2016年 9月

症状

三日前の朝、シャワーに入って頭を洗っている際、左を向いたときに首の右側から背中にかけてピキッと痛みが走り、動かせないほどの痛みになった。その後、痛みが広がり、上を向いても、下を向いても、横を向いても強い痛みが発生する。寝ているときは良いが、起きようとして首を持ち上げると、強い痛みが発生するため、起きるときは、くるくると転がりながら起きなければならない。こういう場合、揉むと悪化すると知っていたので、なるべく仕事中も動かさない用意して、耐えた。なんとか、動けるようになりたいと、来院した。

肩こり037

治療内容と経過

首に触れてみると、首の後ろ側、耳の後ろから肩にかけて、首と肩の間の僧帽筋の一部に著しい緊張が見られた。軽く指で押しただけでも、激痛で顔が歪んでしまう。まず、首の横の部分の緊張を解くために、背中に鍼をした。すると、首の緊張が3割ほどとれた。次に、胸椎のバランスを整えるために、手首に鍼をしたところ、上を向くのは、ほぼ問題なく出来るようになった。残りは、起き上がるときに発生する、首の横の部分の痛み。これは、鎖骨の動きの問題もあると考え、手にあるツボに鍼をして調整する。結果、起きてもらうときに、痛みが発生しなかった。動かすのが、まだ怖いとのことなので、ゆっくりとした動きで確認してもらったところ、可動域は完全に回復し、痛みも1割程度になった。緊張のあった場所に触れてみると、堅さはとれており、押しても痛みを感じないとのことなので治療を終了した。

使用した主なツボ

T4(3)R 養老R 合谷R

考察

シャワー中に発生した首の痛み。その時の状況を考えてみると、首を前屈させながら、右腕は、肘を屈曲させつつ肩が外転状態だったと考えられる。そのことから、問題は、胸椎と腕の関係にあると推測された。これを解決すると、鎖骨の動きの問題も明らかになった。人間は、一番症状の強いものしか認識できない事が多い。一つ解決すると、2番目に辛い箇所、それを解決すると、3番目に辛い箇所と、問題が明らかになってくる。人によっては、痛みが移動していると感じるが、移動しているのではなく、一番強いモノが解決されると、隠れていた痛みに気づくという表現のほうが近い。「首の痛みに効くツボ」という表現が使われることも多いが、首の痛みも、原因や発生箇所によって、様々な種類があるので注意したい。多様な原因に対して、どのようなアプローチ法をもっているかで、鍼灸師の実力が決まる。今回のように、一見複雑な首の症状でも、複数ある原因をきちんと掴み、一つ一つ丁寧に解決していくことが、早期回復への近道である。

症例36 寝違え 首の痛み

患者

40代 女性

来院

2016年 9月

症状

三日前、朝起きたら首の左側に痛みが走った。右を向いて、左の耳の後ろあたりを押すと、激痛が走る。発症時よりは痛みは減ったが、歩くときに痛みを避けるため、首を傾けたまま歩いている。苦肉の策として、家にあったアンメルツを塗ってみたが、スーッとしただけで、痛みがとれるわけでは無かった。仕事では、後輩の指導を任され、緊張するシーンが続いていた。仕事中も、動くと首が痛んで集中できないので、早く回復させなければならないと考えた結果、鍼治療しかないと決断して来院。

肩こり036

治療内容と経過

首を動かしてもらい、検査すると、右を向いたときと、右に首を倒したとき、左の首、特に耳の後ろに強い痛みを感じる。胸椎の動きのバランスが失われたのが原因の一つと推察された。手に鍼をして、首を動かしてもらうと、首の回旋時の痛みは無くなった。首を傾けたときの痛みが残っているので、前腕のツボに鍼をしたところ、首が伸びる感じがして、楽になったとのこと。次に、胸椎をさらに調整するため、手にあるツボに鍼をしたところ、痛みが0になる。首を色々雨後超してもらったが、痛むところが無くなったので、治療を終了した。

使用した主なツボ

六谿L 鉤笠L 内谷L

考察

典型的な寝違いの症状である。寝違いの場合、痛むところがはっきりしていることも多く、どうしてもそこに刺激を加えたくなる。しかし、寝違えたばかりの筋肉は、炎症が強いことも多く、刺激を加えると、一時的な鎮痛は得られるが、すぐに痛みがぶり返したり、悪化する可能性も高い。寝違いの原因となっているのは、胸椎の連動性のバランスの崩れである。これを、手や足のつぼを使って調整することが出来れば、すっきりとすぐに解決することも可能である。もちろん、アンメルツや湿布には、痛みの原因を解消する能力は無いので、一時しのぎに終始する。今回は、受傷後3日と、比較的短い間隔で治療することが出来たのが功を奏した。身体のバランスが崩れたままの生活を続けると、それを補うために、他の部分のバランスも崩れ、問題が複雑化してしまうこともある。

症例35 頸椎変性症と診断された首と肩の重苦しさとシビれ

患者

60代 男性

来院

2016年 6月

症状

慢性的に肩と首が重苦しい(二年以上)。突然首にシビれを感じる。シビれが起こるきっかけはわからない。寝るときシビれるときもある。ひどいときはあごまでシビれることもある。

 

2015年の秋、スポーツクリニックにてMRI、CTの検査を受け、頸椎変性症との診断をくだされ、リハビリを提案される。それから半年ほどリハビリを続けたが、ひどくなっているわけでも、良くなっているわけでも案ない。30代の時、椎間板ヘルニアで鍼治療を受けたことがあるが、非常に痛みが強く、トラウマになっている。不整脈があり、薬を飲んでいる。奥様の強いすすめで、当院へ来院。

肩こり035

治療内容と経過

<一診目>

首を動かしてもらうと、右を向いたときに左の首の側面に痛みが走る。上を向くと、左の首と肩の間(ツボでいうと肩井付近)に痛みを感じる。

胸椎のねじれに原因があると考え、手のツボに鍼をした所、右を向くのが楽になる。次に、鎖骨の動きの調整をするため、手にあるツボに鍼をしたところ、上を向くのが楽になり、痛む範囲が狭まった。

<二診目>

前回は、治療後すぐは調子が良かったが、帰りの車で首の痺れが出たとのこと。首の動きを調べると、今度は左を向いたときに左が痛い。また、上を向いたとき、首の付け根が痛いとのこと。前回とは違う胸椎の部分にねじれがあったので、手のツボで調整すると、左を向いたときの痛みが消えた。また、足にあるツボに鍼をしたところ、上を向くのが楽になった。

<三診目>

可動域は広がったが、痛みはまだある。立ち上がるときに腰と、ふくらはぎの痛みを感じるとのこと。前回同様、手のツボとを使い、首の痛みが軽減し、腰の痛みも消失した。次に、腰のツボを使ったとこお、ふくらはぎの痛みもなくなる。

<四診目>

可動域はかなり良くなる。首のびりびりはまだあるが、弱くなっている。就寝前にとくに痺れを感じる。今回は、右を向いたとき、左に痛みを感じていたので、手にあるつぼで胸椎の調整をした。また、肘の動きを調整し、肩甲骨周辺の緊張を緩和した。最後に、手にあるツボで、鎖骨の調整をした。

<五診目>

しびれの頻度が減った。前回と同じ治療。

<六診目>

痺れがなくなってきた。前回と同じ治療。

<七診目>

気がついたら、痺れを感じなくなっていた。首の調子も良いとのことなので、治療を終了。一月後に、メンテナンスで来院されたが、痺れは出ないとのこと。

同時に治療した症状

腰痛 ふくらはぎの痛み

使用した主なツボ

後谿L 六谿L 合谷L 空髎L 肘涼L

まとめ

MRIやCTで頸椎に異常が発見されても、それが首の痺れの原因では無いことが多い。シビれている部分だけでは無く、身体全体から部分を観察すると、今まで発見できなかった原因を掴むことが出来る。今回は、胸椎、鎖骨の動きの歪みに問題があったと考えられる。症状が出てから、二年以上経過し、歪みを起こすような身体の動きのクセがついてしまっていたが、六回の治療で修正が出来て、症状が出なくなった。患部に鍼をしたり、電気を流したり、指圧やマッサージなどの手技を加えても、根本的な原因が解決しないので、一時的な効果にとどまってしまう。真の原因を掴み、適切な治療が出来た事で、症状が出ない身体の状態に調整することが出来た。

症例34 長時間スマホを操作した後の首〜肩の痛み

患者

40代 女性

来院

2016年 8月

症状

2日前より首の右側から肩にかけて痛みを感じる。思い当たる原因として、スマートフォンでネットゲームを長時間していたためではないかと考える。痛みを和らげようと、電動マッサージ器で肩を刺激したところ、モミ返しが起こり、昨日より筋肉痛のような痛みが肩全体に広がってしまった。

肩こり034_2

治療内容と経過

首の動きの検査をすると、上を向いたときと、左を向いたときに右首から肩にかけて強い痛みを感じる。可動域も反対側と比べて極端に狭い。痛みが起こった状況から、手の動きの歪みを予想し、手にあるツボへ鍼をしたところ、左を向いたときの痛みが軽減した。次に、肘と肩甲骨の連動性に注目し、肘に鍼をしたところ、上を向いたときの痛みが3割ほど改善した。さらに、腰と肩甲骨の関係を考え、腰部にあるツボに強い反応があったので、鍼をしたところ、全ての痛みが消失し、可動域も回復した。

同時に治療した症状

バネ指

使用した主なツボ

六谿R 肘涼R 腎兪R

まとめ

首・肩の痛みの原因が、腰にあったケース。スマートフォンを長時間使用していたとのことで、指や手、肘の動きに注目して治療し、改善も見られたが、原因がそこだけでは無かった。腰に注目し、鍼をしたところ、劇的な改善が見られたので、今回は腰がメインの原因であったと考えられる。スマートフォンを使用していたときの姿勢に問題があったと推測される。肩こりや首の痛みは、いくつかの原因が絡み合っている場合が多くある。患部だけを見ていては、これを解決するのは難しい。全身に視野を広げ、適切なツボに適度な治療を加えることが、早期改善へつながる。

症例33 ボコンと盛り上がっている慢性的な肩こり

肩こり033

患者

30代 女性

来院

2016年 8月

症状

薬10年以上前から、左肩に慢性的な痛みと張りを感じている。手で触れてみるとぼこんと盛り上がっているような状態。特に、生理が近くなるとコリが強くなり、コメカミ周辺に頭痛が発生する。知り合いのマッサージなどを受けてみたことがあるが、その時は良いが、すぐにコリが戻ってきてしまう。現在海外在住。帰国中に症状を改善したいと考え、ネットで調べたところ、当院をみつけ、来院した。

 

治療内容と経過

<1診目>

手で触れてみると、確かに、左の首と肩の中間地点に強いコリがあり、盛り上がっている。生理中に悪化するという情報から、子宮との関連を予想し、足にあるツボへ鍼をした。5分後、コリが2割ほど減弱していた。

さらに、原因を探してみると、首の緊張とお腹の緊張が強いことを確認した。手にあるツボに鍼をし、5分ほど待つと、お腹の緊張と首の緊張が消失。コリを探ってみると、盛り上がりが無くなっていた。本人の感覚でもコリを感じなくなったとのことなので、一度目の治療を終了した。

<2診目>

前回の治療後、調子が良いとのこと。コリもほとんど感じなくなった。手で触れてみると、左肩にぜんかいの1/5ほどの硬結があった。前回と同様、手のツボに鍼をしたところ、硬結が消失。本人も、より爽快感を感じるとのことで、治療を終了した。

 

同時に治療した症状

胃の不調

使用した主なツボ

三陰交L 合谷L 四瀆L

まとめ
長年苦しめられてきた肩こり。慢性的に緊張が続いているため、目で見てわかるほどに筋肉が盛り上がってしまっていた。一般的な局所に治療を加える方法では、このような深刻な肩こりに対して、緩和させることは困難であるが、全身の動きのバランスから、本当の原因を見つけ、適切な治療を加えることで、今回のように短時間で成果を出すことが可能である。
根本的な原因を明らかにすれば、深刻な肩こりであっても、比較的容易に改善することができる。今回ははっきりとした肩こりであったため、原因を特定しやすかった。

症例31 右腕のしびれ、重ダルさ、手のこわばり

患者

40代 男性

来院

2016年 6月

症状

1週間ほど前から、右腕に痺れを感じる。いつもは、左肩に異常を感じることが多いが、仕事の部署が変わり、体を使う仕事から、PC作業中心のデスクワークに変わった影響かもしれないと感じている。痺れの他に、右手を握ったり開いたりする際に、こわばりを感じる。腕全体に重ダルい感じがある。朝よりも、夕方から夜にかけて痺れが強くなる傾向がある。

肩こり031

治療内容と経過

検査として、首を動かしてもらい、右腕の痺れが強くなるかどうかを調べたが、首の動きによる悪化はなかった。腕の重怠さ、手のこわばりという症状も遭わせて考えると、首の骨の動きに問題があると推測された。手にある首の骨に関するツボに鍼をした。5分ほどして確かめてもらうと、痺れも重だるさも消失したとのこと。一月後に来院された際、症状を訪ねると、痺れも重だるさもこわばりも、あれ以来発生していないとのことなので、治療を終了した。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

六谷R

まとめ
長時間PC作業をしていると、腕のこわばりや痺れ、重だるさが発生することが良くある。発生する原因として、PC作業しているときの首の角度と腕の動きに関係があると考えられる。首を前傾したまま、腕を前に出して作業することで、特定の首の骨の周りの筋肉にだけ負担が集中する状態になる。腕と首の連携を回復させると、こういった症状が改善されることが多い。首の骨の周辺に過度がな緊張が見られるのが特徴であるが、そこに施術を加えるよりも、離れた原因を探り、そちらを治療した方が好結果を得られる。

症例30

患者

60代 女性

来院

2016年 7月

症状

2ヶ月ほど前、ストレッチポールで寝ながら背中のストレッチをしていたら、肩甲骨の内側で貴君となった。直後はそんなに痛くなかったが、時間が経つにつれて、右の肩甲骨内側がドンドン痛むようになり、日常生活に支障が出てきた。横になると痛みが消えるが、座ると強い痛みが出る。整形外科を受診したところ、レントゲンを撮られ、頸椎の骨が加齢によって変形しているとの診断で、薬と湿布を処方される。薬を服用していると、朝起きて1時間くらいは痛くないが段々痛くなるようになった。なかなか治らないので、もう一度整形外科に行くと、レントゲンを再度撮られ、頸椎が神経に触れている為との診断を下されたが、薬と湿布の処方は変わらなかった。少しでも痛みを和らげたいと考え、知人の紹介で当院へ来院。

肩こり030

治療内容と経過

痛む箇所をみてみると、右の肩甲骨と背骨の間の脊柱起立筋付近に、見た目に盛り上がっているのがわかるほど、強い緊張がみられた。この筋肉の過剰な緊張が痛みの原因であると推測した。過剰な緊張をもたらしているのは、この筋肉を動かすときの起点となる、肘の動きのゆがみであると判断し、肘にあるツボに鍼をした。5分後、患部を確認すると、盛り上がっていた筋肉がぺちゃんこになり、血流が回復したためか、ほんのり肌に赤みが差していた。痛みの変化について聞いてみると、全く痛くなくなったと、驚いた様子。腕や、肩を動かしてもらっても痛みが出なかったので、治療を終了した。着替えの際、腕がスムーズに上げることができたと、喜んで頂いた。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

曲沢R

まとめ
自分の経験上、脊柱起立筋上部の問題は、肘の動きのゆがみと関連していることが多い。整形外科では、痛みに対して、レントゲンやCTなどを使い、骨の異常に注目する。しかし、こういった痛みの原因の8割程度は、動きの問題から来るモノなので、原因を発見できず、加齢や、正常の範囲よりもちょっとずれた程度の椎間板や神経のせいにしやすい。動きのゆがみに注目し、原因となる点に適切な治療を加えれば、2ヶ月続いた痛みも、鍼一本、5分程度の治療で劇的に回復することもある。この際、患部にとらわれすぎ、患部に治療を加えてしまうと、刺激による麻痺で、その時は痛みが和らぐが、その後、筋肉の防御反応によって、緊張が増し、痛みが悪化するケースもある。患部ではなく、原因がどこなのかを見極めるための力を磨くことが重要である。

症例29

患者

60代 男性

来院

2016年 6月

症状

庭で畑をやっている。それなりに広い面積があるが、畑興しの作業を全てスコップで完了させた。途中、首の痛み、肩の痛みを感じるようになるが、作業を始めると最後まで終えたい性分のため、痛みをこらえてやり通したところ、強い痛みが消えなくなる。仰向けで寝ていても肩が痛い。痛みで、夜、目が覚める。モノを撮ろうとして肩を上げると、肩の全面に痛みが走る。首を押すと、堅い箇所があって、強く押すとそこが痛む。

肩こり029

治療内容と経過

首の痛む動きを探してもらうと、首を横に傾けたときに、強い張りと痛みを感じた。肩は、腕を前に上げると、肩の全面が痛み、上まで上げられなかった。二つの症状に共通するポイントに鍼をしたところ、両方とも、8割ほど痛みが消えた。首の方は、痛む箇所が移動したため、もう一度確認すると、胸鎖乳突筋付近に痛みが限局した。手にあるツボに鍼をしたところ、痛みとハリがほぼ無くなる。肩の方は、烏口腕筋がピンポイントの傷みとして残ったので、活法の烏口腕筋の導引をしたところ、痛みがほぼ無くあんたので治療を終了した。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T2(1)R  内谷 合谷

まとめ
首の動きの制限とそこから来る痛み、肩の動きの制限とそれを原因とする痛みが、共通の原因を持つことがある。表面的な症状にとらわれることなく、動きの制限を引き起こしているのはどこか、原因を探ることで、体に余計な負担をかけずに治療することが可能であり、結果、回復を早めることができる。鍼治療は、脳へ、こう動かしてくださいと伝えるメッセージでもある。ハリの本すが増えると、脳がこんがらがってしまい、効果が薄れてしまう場合が多々ある。たくさん鍼をすることで、ハリが引き起こす鎮痛効果で、体が楽になった気がする事もあるが、実際は、回復す速度を緩めてしまっている場合が多い。真の、下人を性格に突き止め、丁寧な施術をすることで、回復のスピードを高めることが出来る。

症例28

患者

70代 女性

来院

2016年 6月

症状

 

肝炎の治療のため、しばらく入院していた。もともと肩こりはひどかったが、退院後、首が回らないほど、肩こりがひどくなった。首から上がってくるタイプの頭痛も時々ある。娘や孫にマッサージをしてもらい、その時は楽になるのだが、すぐに強いコリが出てきてしまう。良くなる気配がなく、症状がひどくなってきたので、口コミサイトで見つけた当院へ来院。

肩こり028

治療内容と経過

首の動きをテストすると、振り向くことが出来なかった。辛さは右>左。コリの強いポイントと、動きの制限の特徴から、手から腕にかけての動きの問題が原因であると推察された。手のツボに鍼をすると、方の右側のコリが8割方消失した。残りのコリは、足の動きの連動性の問題に起因すると考え、足にあるツボに鍼をしたところ、コリをほぼ感じなくなったので、治療を終了した。退院以来苦しんだ首のコリが嘘のようになくなったと喜んでくれた。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

六谿R 三陰交LR

まとめ
今回は場所的には、肩と首との境目あたりに強い鍼が認められた。指で押すと、ウズラの卵のような塊があるかのようにゴリゴリとした手触りがあった。これだけはっきりとしたものがあると、ついつい患部に治療を加えたくなるが、このような肩こりの原因は患部にないことが多い。もし、患部に鍼をしても、根本的な原因にアプローチできていないため、すぐに症状が戻ってきてします。これが、マッサージや指圧、あるいは患部への鍼治療を続けても、その時は良いけど、次の日には症状がぶり返してしまう原因である。
部分の症状にとらわれることなく、体全体の関連性に着目し、本当の原因を探りだし、適切な治療を加えれば、何をしても楽にならなかった肩こりが、鍼一本で変化してしまう。肩・首に触れずに、肩・首を楽にする。これこそ鍼の真骨頂である。

症例27

患者

50代 女性

来院

2016年 6月

症状

2ヶ月前に、普段はやらないボーリングを会社のレクリエーションでやらされたところ、左肩から肘まで、痛みがはしる。それ以来、肩甲骨、肩、腕に痺れが常にある。朝は比較的痺れが軽いが、疲れてくると、痺れが重くなってくる。特にテレビを見ているとき、痛みが強くなる気がする。

25年前に車で木の支柱にぶつかったことがある。その時は大丈夫であったが、一週間してから首が重くなって、上を向けないときが出てきた。鍼は初めてだが、症状が重くなってきた気がしたので、知人の紹介で当院へ来院。

肩こり027

治療内容と経過

首、肩、腕に賭けての症状であるが、肩甲骨内側を探ると、強いコリがあり、盛り上がっているように感じた。脊柱と肩甲骨の関係を考え、手首にあるツボに鍼をしたところ、堅さが7割ほど解消した。首を上に向けてもらうと、だいぶ可動域が回復し、痛みも10だったのが3になったとのこと。さらに、肩甲骨内側をゆるめるため、肘にあるツボを使用すると、肩甲骨内即の堅さがほぼ0になる。首を上に傾けてもらうと、痛みなく上が向けるようになった。腕の痺れや、首の重怠さも感じなくなったので、治療を終了した。その後、メンテナンスのため、2週間に一回のペースで来院中。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

養老L 曲沢R

まとめ
交通事故によるダメージは、一見首にあるように感じても、実は背中との連動性が失われているために起こっているケースがほとんどである。そのため、首が痛いからと言って、首に治療しても、一時的には鍼の鎮痛効果で良くなったように錯覚するが、原因が解消していないため、また症状が出てきてしまう。大して、背中にある原因となる部分を改善できれば、首の可動域、重怠さ、痛み、痺れなどを一気に解決できる可能性がある。今回のように、精度の高市凌駕できれば、鍼をわずか2本、時間にして10分くらいで、2ヶ月以上つづく、あるいは、25年前に原因のあると思われる首の痛みも解消してしまうこともある。今回は、その典型的ケースとなった。

症例26

患者

40代 女性

来院

2016年 6月

症状

仕事が続くと、首のあたりから肩にかけてかーっと熱くなる。繰り返す打ちに、痛みで右肩が上がらなくなった。重い荷物を運ぶことも多く、腰の痛みも感じる。カイロに行ってみたが、首をゴキットされた後から脇の下の後ろに痺れがはしって、それ以来痺れと痛みが取れない。肩を上げたとき、特にそこに痛みを感じる。このままでは、仕事に支障が出ると考え、ネットで調べたところ、同様の症状が載っていた当院へ来院。

肩こり026

治療内容と経過

肩関節の外転で脇の下の部分に痛みが出る。首と肩の動きのゆがみに原因があると考え、首の連動性を調整する足首に鍼をしたところ、痛みなく肩を上げられるようになった。仕事中に特に熱くなってくる首の部分を指さしてもらうと、首と背中の境目あたりで、強い緊張があった。本人も、いつもそこを押すとゴリゴリしていると訴える。アうぃとの連動性の問題が原因と考え、足に鍼をしたところ、ゴリゴリがとれて首が柔らかくなる。ここで、もう一度肩を上げてもらったところ、全く痛みなく楽に上げられるようになったので、治療を終了した。

同時に治療した症状

首のゴリッとした緊張

使用した主なツボ

足太陽R 太衝R

まとめ
整体での施術との関係は定かではないが、脇の下の痛む部分は、首と肩の連動性の崩れから引き起こされたことが推測される。首に原因があるときでも、首に治療をすると、頭痛が発生したり、手の痺れが強くなる場合がある。首の治療には細心の注意が必要だが、当院が採用する鍼の治療法である整動鍼では、首の不調も、体全体の連動性のゆがみから考える。今回のように、足の不調が四十肩・五十肩を引き起こすことも珍しくはない。痛む場所にとらわれすぎることなく、本当の原因に適切な治療を加えることで、安全で、効果の高い治療をすることも可能となってくる。

症例25

患者

70代 男性

来院

2015年 9月

症状

一月前から左肩が上がらなくなった。シャンプーをしたり、服を着たりするとき方の前面に痛みが出て苦労する。整体や整骨院に行っても改善せず。整骨院で指導されたリハビリの運動をするが、効果を感じられないため、来院。

人体男origin 症例7

治療内容と経過

どの動きで痛みが出るか調べると、シャンプーをする動作で、方の後ろの方が痛むことがわかった。こういった痛みは、背中のポイントが原因であることが多い。調整用のツボと原因と考えられるツボに鍼をしたところ、シャンプーをする動作のでの痛みが9割ほどなくなった。しかし、帯を締める動作で、肩の前面の痛みがまだ残るとのことなので、同じく原因と考えられる背部のツボに鍼をしたところ、これも痛みが9割ほどなくなった。肩が上がるようになり、肩を回しても痛みが出ないので、治療を終了した。

同時に治療した症状

肩こり

使用した主なツボ

魚際 T2(1) T5(1) T7(1)L

活法整体
なし
まとめ

四十肩などは、一般的には、痛む局所である回旋筋腱板(ローテーターカフ)に注目し、治療をするが、すぐに効果が出ないことが多い。四十肩の場合、治療期間も1年近くかかる場合もあり、通常の鍼治療や整体、整形外科でも悩みの種であるが、原因である背中のポイントさえわかれば、すぐに動きと痛みが回復する。

症例24

患者

30代 女性

来院

2016年6月

症状

今までの人生で、肩こりを感じたことは無かったが、妊娠してから、首の痛みを感じるようになった。同時に、背中と腰に強い張りを感じる。特にきっかけになるようなことが思い当たらない。マッサージなどの経験はあったが、このような痛みははじめてだったので、どう対処して良いかわからない。もともと、妊活で当院に通っていたため、当院へ来院した。

首の痛み009

治療内容と経過

首を動かしてもらうと、右斜め前に倒した時に首の左側に強い痛みを感じる。足→背中→首の連動に問題があると考え、足にあるツボに鍼をしたところ、痛みが7割ほど解消する。さらに、背中のポイントを探ると、手→背中→腰の連動性に関するところに反応があった。試しに腰を前に倒してもらうと、骨盤上部の違和感が増した。そこで、手にあるツボに鍼をしたところ、首の痛み、背中の違和感、腰痛が全て消失したので治療を終了した。

同時に治療した症状

背中の張り、腰痛

使用した主なツボ

懸鍾L 六谿L

まとめ

肩こりを感じないタイプの人だったが、妊娠を機に、体の動きの連携バランスに変化が起きてしまったのではないかと推測される。一見、首、背中、腰と多くの症状があるように感じられるが、実は、原因となっているのは一カ所であった。人間の体というのはとてもよく出来ていて、高度な連携によりバランスを保っている。逆に、そのために、ちょっとした連携の狂いによって、複数箇所に痛みや違和感が出現することがある。この場合、気になる箇所全てに治療を加えるても、すぐに元に戻ってしまったり、場合によっては、過剰な刺激となって、体への負担が大きくなり、回復が余計遅れる場合もある。連携に注目し、動きを阻害し、痛みの原因となっている箇所をきちんと見つけ出して、適切な治療を加えれば、一カ所の治療で、3カ所の不調を調整することが出来る場合があり、そのいい症例となった。大事なのは、偶然痛みが取れたのでは無く、効果を予想し、狙って結果を出せたことである。再現性の高い治療は、患者さんにとっても、また、鍼灸を志す多くの鍼灸師にとっても大きな益となる。

症例23

患者

40代 女性

来院

2016年5月

症状

二日前の仕事の昼休みに、職場のソファーで昼寝をしていたら、首を寝違えてしまった。はじめはそれほどの痛みを感じていなかったが、午後の仕事をしているうちに、痛みが悪化してきた。上を向いたり、頭を左に倒そうとすると、首の左側から肩甲骨間にかけて激痛が走り、ほとんど動かすことができない。ちょっとしたことで、激痛が走るので、仕事に集中しづらくなりつらい。湿布を貼って二日間過ごしたが、痛みが改善しなかった。知り合いのすすめで当院に来院。

首の症例008

治療内容と経過

首の動きを確認すると、一時類し可動制限がみられた。痛む方向の特徴から、胸椎に問題があると考えた。問題のある胸椎の箇所は、足の動きと関係ある部分であるため、窮屈なソファーで寝ていたために、落ちないようにと足の緊張が抜けないまま、無意識に首を無理な方向へ動かしてしまったために生じた寝違いであると考えられる。足にあるツボに鍼をしたところ、可動域がほぼ回復し、痛みも8割ほどとれる。もう一カ所、胸椎と関連の深い手のツボに鍼をしたところ、ほぼ痛みも可動制限も消失したので治療を終了する。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

陽輔L 内谷

まとめ

寝違いの原因は、首にないことがほとんどである。特に、今回のようなケースは、寝違いが生じたときから、痛みが強くなるまでのタイムラグがあるため、首以外が原因である可能性がきわめて強く推測された。痛みがあるからといって、首に施術を加えても、一瞬の鎮痛効果は得られることもあるが、すぐに痛みがぶり返し、最悪の場合、痛みが増強するケースがある。また、首に刺激を加えすぎると、頭痛を誘発する原因になってしまう場合がある。痛む箇所にとらわれず、全身の動きの連動性に着目することで、原因を探りだすことができる。原因の箇所に適切な治療を加えれば、難しいとされる寝違いの症状も早期の回復につなげることが可能である。

症例22

患者

60代 男性

来院

2016年5月

症状

2週間前ほどから首の左側に違和感を覚える。仕事中にコリがひどくなり、首を動かすとゴリンゴリンとなる。コリがひどくなるとともに、左腕から手の甲にかけてのしびれが出てくる。他院での鍼治療を受け、一時的によくなるものの、すぐにコリが復活してしまう。知り合いの紹介で、当院へ来院。

首の痛み007

治療内容と経過

首の緊張を確認すると、左側面の一カ所にはっきりとした塊を感じた。首の動きをテストすると、右に振り向こうとしたとき、左に強い痛みを感じる。指の使い方に問題があると考え、手に鍼をすると6割ほど痛みが消失した。次に、丁寧に触診していくと、胸椎から腕にかけての動きに問題があることがわかった。動きを邪魔する原因と考えられる足のツボに鍼をしたところ、首の違和感がほとんどなくなったので、治療を終了した。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

六谿L 僕参L

まとめ

首の側面の痛みは、頸椎や胸椎の動きの問題と関連が深い。頸椎や胸椎は、体の動きの中心であるため、体全体の動きから影響を受けてしまう。そのため、痛む箇所に鍼を打って、一時的に楽になっても、体の動きのズレが戻らない限り、すぐに再発してしまう。このずれがひどくなると、指や手、腕のしびれへとつながる場合がある。患部にとらわれることなく、体全体から肩や首の症状を捉えることが、根本的な回復には必要になってくる。

症例21

患者

30代 女性

来院

2016年4月

症状

1週間前に、飛行機で寝てから、首が寝違えたように痛くなる。右を向いて、ちょっと上を見た時に、右の首から肩にかけて強い痛みが出る。すぐに症状を改善したいので、鍼治療を選択し、当院へ来院。

首の症例006 2

治療内容と経過

痛む部分は一箇所だが、首の回旋障害と、後屈時の障害の二つの問題があると考えた。どちらも胸椎の動きに問題があると考え、手と手首のツボに鍼をしたところ、完全に痛みが消失し、問題なく首が動くようになった。

同時に治療した症状

生理痛

使用した主なツボ

後谿R 列缺R

まとめ

寝違いは、痛むところがはっきりしているため、そこに治療を行いがちであるが、良い結果につながらないことが多い。原因は、首ではなく、胸椎や肩甲骨の連動性の喪失にあることが多いためである。本来の原因に目を向け、的確な治療を施すと、驚くほどの成果が出ることも多い。今回も、症状にとらわれることなく、正確に原因を特定できたことで、問題の解決に最短距離で到達することができた。

症例20

患者

70代 男性

来院

2016年2月

症状

3週間前、寝ていたら急に右耳の後ろ側に痛みを感じる。歯が痛む時のズクンズクンとした痛みに似ている。何をしても痛く、心配になり脳外科、耳鼻科に行くが、異常無しとの診断。痛み止めの薬を処方される。傷んだら飲んでくださいとのことなので、1日三回ほど薬を飲む。薬が効いている間は痛まないが、薬が切れると再び激痛に襲われる。良くなる兆候が見られず、心配になり、たまたま見かけた当院に来院。

首の痛み症例4

治療内容と経過

初診

痛み止めを飲んでいるため、動作による痛みの確認はできなかった。右耳の後ろを探ると、胸鎖乳突筋の後縁あたりに異常な緊張を確認。手の動きの歪みに原因があると考え、手にあるツボに刺鍼。緊張は弱まるものの、痛み止めのために、本人は効果を認識できず。念のため、首回りを緩める腕のツボ、足のツボを使う。触診では、ほぼ緊張のない状態を確認。様子を見てもらうことに。

 

2診目(1週間後)

痛みは薄れてきたとのこと。痛み止めの薬が1日一回になった。前回と同様の治療に加え、胸椎の脇にも緊張を認めたので、そこを緩めた。

3診目(1週間後)

痛みは少し止まってきた。が首の周りが重苦しい感じがする。右目の下が下がってる感じがする。下も呂律が回らないきがする。知り合いに、顔の右側が下がっていると指摘され、顔面神経痛かもと心配する。神経痛ではなく、顔面麻痺のような症状であるが、症状はそれほど重くない。足と腰にある目に関するツボと、顔面の動きを良くする手のツボを使う。

4診目(1週間後)

前回の治療で、痛みも麻痺もなくなったとのこと。薬も飲まなくなったとのことなので、治療を終了。

同時に治療した症状

軽度の顔面麻痺

使用した主なツボ

中渚 手三里 懸鐘 合谷 空髎

活法整体
なし
まとめ

本来だと、どの動きで痛むのかがわかれば原因が特定しやすく、回復も早いが、薬の影響で、それが困難なため、少しだけ難しい症例になる。ただ、痛むポイントがはっきりしているので、予想はつきやすかった。顔面麻痺については、薬の影響なのか、痛みをかばった動きによる顔面の筋肉の疲労からなのか、原因はわからないが、顔の筋肉を動きやすくする治療をすることで、ほぼ完治できた。脳や神経に異常があるのでは?と非常に心配していたが、一見、脳や神経の問題のように感じても、動きの問題を解決することで、改善される症例も非常に多い。

症例19

患者

30代 女性

来院

2016年2月

症状

3週間前に寝違いを起こす。あまりの痛みに、服を着るのも辛い。痛みで夜、目が覚めてしまう。整形外科を受診するが、骨には異常なしとの診断。痛み止めを処方されるが、飲んでいない。むち打ち治療で有名な整体や指圧に週2回通うが、改善せず。当院のホームページを見て来院。

首の痛み004

治療内容と経過

初診

 

左を向いた時、顕著な痛みを感じる。右を向いた時よりも明らかに可動域が狭い。首と肩の境目に強い硬結あり。触れると、まさにそこが痛いとのこと。頚椎の動きに問題があると考え、手にあるツボで調整したところ、痛みが3割ほど減る。首の動きも若干回復。痛みはあるが、可動域に変化が見られたので、ここで一旦終了。

 

2診目(1週間後)

 

痛みは前回と変わらないとのこと。原因を探るため、丁寧に触診。やはり頚椎に動きの問題があるため、手のツボで調整したところ、痛みは3割ほど改善。いろいろ、原因を探っていく中で、仕事中に左の大胸筋のあたりに張りを感じることがわかる。大胸筋を緩めるため、肩甲骨にあるツボで調整。結果、肩にあった張りが消失。首の可動域も左右差がなくなり、治療終了。

同時に治療した症状

肩こり・頭痛

使用した主なツボ

後谿L  中渚 天宗

活法整体
なし
まとめ

寝違いから悪化してしまった首と肩の痛み。痛むところがはっきりしていると、そこを押したり、揉んだりしがちである。そのような方法では、一時的には麻痺して痛みが薄れるが、筋肉の緊張を強める結果となり、いつまでも痛みが残ってしまう原因となる。

今回は、頚椎と大胸筋の問題があった。原因が特定できれば、長く悩んだ痛みも一瞬でよくなる可能性がある。

初診時に、気になっても強く押したり揉んだりしないようにと、生活上のアドバイスをしたが、それを守ってくれたのも早期の回復につながった要因の一つであると考える。

症例18

患者

30代 女性

来院

2016年1月

症状

2015年12月に交通事故。信号待ちをしていたら、車庫からバックで出てきた車が来るもあの右側に衝突。その時はそれほどの症状はなかったが、首から背中にかけて痛みが出てきて、頭痛、吐き気に襲われる。

整形外科に行くが、骨には異常がないとのことで、痛み止めと湿布など対処療法のみで、効果はなし。肩と首の痛みと頭痛が毎日襲ってきて、仕事に集中できなくなる。インターネットで当院を知り、来院。

ムチウチ3

治療内容と経過

首の可動域テストをすると、後屈がつらい。肩を上げ下げすると、右の方に痛みが発生した。交通事故以来、右の肩甲骨内縁が痛む。

 

頭痛は肩と首の症状から出ていると考え、足のツボと手のツボに鍼をすると、右側の肩の痛みがなくなった。左の首の付け根に硬いポイントがあったため、手首のツボに鍼をしたところ、頭痛も軽くなる。最後に、背中のツボに鍼をしたところ、首の後屈が楽になった。

 

2診目、症状はだいぶ良くなったが、今度は左の肩こりがきになる。前回と同様のツボに加えて、左手のツボに鍼をしたところ、肩こりはほぼ感じなくなった。

 

3診目、肩甲骨の痛み、肩こりはほぼ0になる。首の後屈に違和感があるため、前回と同様のツボに鍼をしたところ、後屈も楽になる。わずかに残った、違和感改善のため、通院を継続中。

同時に治療した症状

肩こり

使用した主なツボ

三陰交R、合谷R、魚際L、列缺L、T5(2)R、六谿L

活法整体
なし
まとめ

もともと肩こりと頭痛があったが、事故により、症状がひどくなってしまった。事故の衝突事態は大したことなかったが、わずかな体の動きの歪みが、症状を悪化させてしまったと考えられる。首や肩に症状を訴えていても、そこに治療すると症状が悪化してしまうケースが多い。動きをゆがめている根本的な原因にアプローチすることで、体に負担を与えず、短い時間での改善ができた。

症例17

患者

30代 女性

来院

2015年10月

症状

1年前に交通事故に遭う。走行中、車の前方右側に横からそうこうしてきた車が衝突。事故後、嘔吐。痛みで首が回らなくなる。鍼灸治療に通うが、最初は鍼をしてくれたが、2回目からはマッサージのみの治療をされる。効果も1日しか持たないので通院を止め、カイロなどに通うも、変化はなし。根本的な解決を求めて、当院へ来院。常にこめかみに痛みを感じる。

人体女首の症例2

治療内容と経過

首の可動域テストをすると、後屈がつらい。また、左に倒した時、右肩甲骨内縁にビリビリとした痺れを感じる。肩甲骨の動きの悪さに原因があると考え、手首のツボに刺鍼したところ、首の動きが良くなる。さらに仙腸関節部に鍼をしたところ、頭痛、首の痛みがなくなったので初診を終了。

2診目、2日前から左のこめかみに頭痛が出て、吐き気も感じた。首を前に倒すと背中にビリビリと感じる。前回と違う場所に反応あり。吐き気と婦人科の症状も関連があると考え、膝と足のツボに鍼をしたところ、頭痛と首の痛みが軽くなる。左は良くなったが、右の肩と首にも硬結があったため、手のツボで緩めたところ、耳鳴りも良くなった。

同時に治療した症状

耳なり、頭痛

使用した主なツボ

養老L、C7(1)L、三陰交R、膝腰関R、六谿R、中渚R

活法整体
なし
まとめ

事故をきっかけに首の痛みと頭痛が出ていた。典型的なむち打ちの症状で、痛みのある首ではなく、肩甲骨周辺に原因があった。鍼をすると良くなったが、他の原因がはっきりと出てきた。出産後から体調が思わしくないとのことなので、婦人科系に関するツボに鍼をすると症状が大幅に改善された。「口コミを見て半信半疑だったけど、本当に良くなるんですね。驚きました。」と嬉しい言葉もいただけた。痛むところに固執せず、原因を柔軟に探ることで、長期間苦しんでいた症状を改善させることも可能になる。

症例16

患者

30代 女性

来院

2015年9月

症状

1週間前に交通事故にあう。車の右横後部に交差点で信号無視した車に衝突される。当日は症状がなかったが、2日目から首の後部、頭との境目あたりが重い痛みを発症し、上を見ることができない。整形外科に行ったが、レントゲンでの異常は見られず。頚椎捻挫との診断。同時に肩甲骨の間に重だるさを感じるが、整形では首の捻挫からくるものだと説明があり、特に治療もされず。症状が改善せず、当院に来院。

人体女 首の痛み症例8jpg

治療内容と経過

首の可動域制限があるため、肩甲間部に原因があると考えた。探ってみると、肩甲骨内縁に明確な硬結があった。対応する手首のツボに鍼をしたところ、すぐに硬結が消失。肩甲骨上角にまだ硬結があったので、肘のツボに鍼をすると、これも消失。首を後ろに傾けてもらうと、全く痛みなく上を向くことができた。ムチウチはなかなか治らないと周囲から聞かされていたため、不安だったが、すぐに解消できたので嬉しいと喜んでいただけました。

同時に治療した症状

美容鍼

使用した主なツボ

養老L、曲池L

活法整体
なし
まとめ

病院や一般的な治療院では、ムチウチの原因は首に求めがちで、そこばかり検査し、治療する。しかし、事故の状況を考えた時、人はハンドルを握って踏ん張るので、肩甲間部へダメージを受けることが多い。肩甲間部が動かなくなると、首を動かす時、負担が首だけに集中してしまい、首に異常が現れることが多い。事故当日ではなく、少し時間が経ってから首の症状が現れるのも、こういったメカニズムが一因と考えられる。ムチウチは臨床の経験上、肩甲間部に治療を加えると、速攻で効果が現れることが多い。

患部にとらわれず、原因点を丁寧に探す方が治療への近道である、典型的な症例だった。

症例15

患者

20代 女性

来院

2016年 5月

症状

慢性的に首と肩が凝っている。1日3時間程度のパソコン作業の時に、症状を強く自覚する。同時に、目の疲れもひどくなる。風邪を引く前、生理前に症状が重くなる傾向がある。こめかみあたりに慢性的な頭痛も感じる。頭痛、肩こりともに、左の方が強い自覚がある。常に便秘がちで、3〜4日出ないことは普通で、一週間出ないことも。ただ、慣れすぎているためか、苦しさはほとんど感じない。鍼やマッサージの治療は日常的に受けている。鍼治療にも種類があることを知り、いろいろ受けてみたいと考え、職場の同僚の評判が良かった当院に来院。

肩こり015

治療内容と経過

生理の際、照応が悪化することから、婦人科系の不調に関係する肩こり・頭痛と考えた。首の可動域をテストすると、左を向いたとき、左の首と肩の境目が痛む。お腹を触診してみると、婦人科系に関する部分と、便秘に関連する部分に強い緊張が見られた。緊張を緩めるため、足にあるツボに鍼をしたところ、お腹の緊張が緩んだ。同時に肩こりも消失。首を動かしてもらうと、痛み無く左が向けるようになった。頭痛も感じなくなる。便秘に関連する背中のツボも反応が消えていたため、治療を終了。後日、便秘が解消されたと、手紙で喜びの報告を頂いた。

同時に治療した症状

便秘

使用した主なツボ

三陰交L 上巨虚L

まとめ

肩こりといっても、原因は様々である。「肩こりにはこのツボ」といった考え方もあるが、それが必ずしも効かないのは、肩こりにも種類がたくさんあるためである。目の前の症状にとらわれること無く、肩こりを起こしている原因がどこにあるか突き止める事に集中し、適切な治療を加えることができれば、改善は早くなり、患者さんの負担も少ない。今回のように、女性の肩こりは、婦人科系の不調が絡んでいることが多い。原因がはっきりしていれば、はっきりとした結果が出せるのも、整動鍼の特徴である。応用で、お腹の動きを整える事もでき、便秘や下痢、過敏性腸症候群にもアプローチすることが出来る。普段受けている鍼灸とはかけ離れたイメージの当院の鍼灸だったが、結果が出て、喜んで頂けることが出来て、嬉しかった症例。

症例14

患者

30代 女性

来院

2016年 5月

症状

首から肩にかけてパンパンに張っている感じがする。事務系の仕事していて、長く仕事をしていると、首が前に出てきてしまい、猫背の姿勢になるので、コリが強くなる。肩が前に出てしまい、怒り肩に見えるので、困っている。右に振り向くと、首の右側と、左の肩が痛い。上を向くと、首の前の方が気になる。

肩こり治療例14

治療内容と経過

首の右横に触れてみると、強いコリが確認された。本人もそこがゴリゴリして気になるとのこと。首の動きをテストした結果、振り向いたときの違和感は胸椎に原因があると考え、連動する手のツボを使ったところ、首の横にあったコリが消失し、振り向いたときの痛みもなくなり、可動域が大きく増した。

上を向いたときの首の前の違和感の原因を鎖骨の稼働がうまくいっていないと考え、手のツボに鍼をすると、すぐに違和感がとれ、可動域が大きくなった。

最後の残った左肩のコリがお腹のハリから来ていると考え、足のツボに鍼をしたところ、お腹のハリとともに、左肩のコリが消失。何の抵抗もなく、首が動かせて軽いと笑顔が出て、治療は終了。

同時に治療した症状

フェイスラインのリフトアップ

使用した主なツボ

六谿R 合谷L 三陰交L

まとめ

一つの動作の中にある違和感でも、原因が複数あることがある。一度に複数のハリを使いすぎると、どこが原因であるかを判断しずらくなる。また、ハリは体に対する、こう動いてほしいというメッセージである。メッセージが多くなりすぎると、体が混乱し、かえって回復が遅くなる傾向がある。原因をきちんと見定め、一本鍼をするごとに、結果を確認しながら治療を進める方が、かえって早く、大きな効果をもたらす。治療で最も大切なのは、原因を見極める目である。原因となりそうなツボに闇雲にハリを打ちまくるだけでは、この目は養われない。一本一本のハリの効果を大切に観察することが、鍼灸師として、上達していく近道である。

症例13

患者

20代 女性

来院

2016年 5月

症状

首と肩に慢性的なつらさを感じる。肩こりは幼稚園の頃からある。仕事でパソコンを使うときにつらさが増してくる。風邪を引く前、月経前に症状が強くなる傾向がある。頭痛もたまに感じる。

肩こり013

治療内容と経過

肩に触れてみると、左側に非常に強いコリが見つかる。首を動かしてもらうと、左を向いたときに左側、右に倒したときに伸ばされる左側に痛みを感じる。月経前に症状が強くなる傾向あることから、子宮との関連を考え、お腹のツボを確認すると、反応が見られた。足首にあるツボに鍼をするとお腹の張りが消失。肩のこりも半分程度になる。

残りのコリの原因を探ると、肘の動きに問題があると考え、肘にあるツボに鍼をすると、肩こりがほぼ消失した。首の動きを確認すると、痛みがなく軽く動くとのことなので、治療を終了した。

同時に治療した症状

便秘

使用した主なツボ

三陰交L 曲池L 外丘R

まとめ

肩こりは様々な要因が絡み合っていることが多い。一見こっている部分が一つに見えても、複数の原因が重なっている場合が多々ある。これを見極めるためには、的確なツボを見分けた上で、一つ一つのツボの効果を確認しながら行う必要がある。でないと、余計な刺激を与えてしまい、体への負担が増し、回復が遅れてしまう場合がある。動作テスト、コリの発生している場所から、的確に原因となるツボを選ぶ知識と、一つ一つのツボの効果を確認していく丁寧な粘り強さが、わずか2本の鍼で、20年近くの悩みである肩こりに終止符をうつ要因となった。

肩こりだからといって、肩や首ばかりに目を奪われてしまったり、解剖学的な筋肉の関連性だけで症状の原因をさぐると、結局遠回りになることが多い。体全体から、一つのコリを眺めた方が、解決への近道が見つかりやすい。

症例12

患者

50代 女性

来院

2016年 4月

症状

首から肩にかけてのコリがひどい。3年前の5月に回転性のめまいに襲われ、入院。その後、フワフワとしためまいが残る。脳神経外科おwj新するが異常無し。良性発作性頭位めまい症との診断。漢方薬を試すが、効果はあまり感じられない。更年期外来を受診し、薬を処方されるが、目立った効果は感じられない。マッサージに行くと、もみ返しで余計に頭痛がする。姉の紹介で、当院に来院。

肩こり症例012

治療内容と経過

首の状態を確認すると、頭に近い部分に強い張りが見られる。動作テストをすると、上を向くと非常につらくなるとのこと。肩から背中を確認すると、肩甲骨内側に強い緊張が見られる。めまい、コリ感、頭痛の原因が、首と肩甲骨のコリにあると考え、動きの調整で、手と手首のツボに鍼をしたところ、めまい感とコリ感がかなり軽減される。

その後の、経過は良好であるが、メンテナンスのために2週に一回のペースで来院している。

同時に治療した症状

めまい、肩甲骨の内縁の痛み

使用した主なツボ

内谷L 養老L

まとめ

めまいの症状に悩む方は多い。脳神経外科や耳鼻科での検査で、原因が特定できないことも多い。めまいは、脳や耳の他に、首や肩のコリも強く関連しているが、首や肩のコリに関して画像診断ではわからないので、病院では見過ごされたり、そうだとわかっても有効な治療の方法がなく、筋肉を緩める薬や、肩こり体操などに終始し、結果が出ないことがしばしばある。

首や肩のコリは、手の動きに関連することが多い。原因が特定でき、適切な治療ができれば、年単位で悩んでいた症状も改善される例も多い。

表面に現れる症状だけではなく、広い視野で原因を探すことが最も重要である。

症例11

患者

30代 女性

来院

2016年 4月

症状

首から肩までが辛い。肩甲骨の内側にも違和感がある。仕事柄、人の体を持ち上げたり支えたりすることが多いため、常に腕の重だるさと、首の痛みを感じている。整形に行ったが異常はなかったが、首の動きが悪いと言われる。整体に通うが、その時はいいものの、すぐに症状がぶり返してきてしまう。辛い時はカイロを貼って温めると少し楽になる。

肩こり011

治療内容と経過

首の動きを見ると、後屈時に痛みが出て曲げられない。頚椎を探ってみると、動きが悪くなっている場所が見つかる。頚椎の動きと関わりのある手の甲に刺鍼したところ、首の動きが良くなる。また、肩甲骨の動きも、手首の動きと連動するため、手首にあるツボに鍼をしたところ、肩甲骨の違和感が消える。首の後屈痛も消失。

最後に、右の肩に違和感が残る。これは、婦人科系と関連する肩こりであると考え、足首にあるツボに鍼をしたところ、鍼をした瞬間に、肩が楽になるのを感じたとのこと。5分間置鍼をしたところ、すっかりコリが抜けて、肩も腕も軽いと笑顔が出る。

同時に治療した症状

首の痛み 肩甲骨内側の違和感

使用した主なツボ

外谷L 養老R 三陰交R

まとめ

首から肩、肩から腕にかけてというのは、全身の運動との連動性に関わる。そのため、不調の原因が一つではないことが多い。一見、一箇所に見える肩こりも、注意深く探っていくと、2つ、3つの原因があることがある。肩こりの特攻穴と呼ばれるツボがあるが、効いたり効かなかったりするのは、このためである。複数ある原因を見つけるには、相応の知識と、鍼一本による変化を細かく調査する丁寧さが必要である。肩こりに関するツボに全て鍼をすればいというわけではなく、できるだけ、少ないツボで調整した方が、体への負担が少なく、回復も早くなる。たかが肩こりと侮らず、常に最善の方法を探す姿勢だけが、良い治療へとつながっていく。

症例10

患者

50代 男性

来院

2016年 4月

症状

現在仕事が忙しい時期で、目の疲れ、肩の張り、背中の張りがひどくなってきた。座っていると、右の背中の肩甲骨の下あたりが張ってきて、背中から腰までビリビリとしてくる。整形外科で、椎間板ヘルニアと診断されたことがある。夜、涙目になって開けていられなくなる。後頭部が常にもやっとする。マッサージや整体に行っても改善せず、妻に勧められて当院に来院。

肩こり010

治療内容と経過

後頭部を探ると、頭と首の境目に強い緊張があった。次に、首の状態を探っていくと、左側の張りが強かった。さらに背中の状態を見ると、肩甲骨下角から指三本分下がった辺りに強い緊張が見られた。目の疲れは、ここからくるものではないかと推察した。それぞれ、腰のツボ、手にあるツボ、膝にあるツボに鍼をしたところ、すぐに緊張が取れ、症状が改善。肩も軽く、目もすっきりとしたとのこと。

同時に治療した症状

背中の張り 目の疲れ

使用した主なツボ

中渚L 曲泉R 空髎R

まとめ

背中にあった緊張箇所は、東洋医学的に肝に分類されるツボがあるところである。肝は血液を調整すると考えられており、異常が起こると、筋肉の引き連れ、しびれ、めまい、目の疲れなどの症状が出てくると言われている。

 

肝はストレスに弱いと言われており、管理職として多忙を極めるために、負担が集中し、弱ったのかもしれない。目の疲れと言っても、目にするのではなく、足のツボからアプローチできる。

 

原因が東洋医学的な内臓の不調にあたるが、整動鍼でも筋肉の緊張へアプローチすることで、内臓の調子を整え、様々な症状へ対応できる。

 

患部にばかり目を取られていては解決できない症状も、広い視野で原因を探れば、解決の糸口が見えてくるものである。

症例9

患者

70代 女性

来院

2016年 4月

症状

肩こりや首の痛みは慢性的にあった。20年ほど前に受けた肺がんの手術後、症状がひどくなる。4年前に、肺気腫の診断を受け、在宅酸素となり常に酸素ボンベを持ち歩く生活に。肺がん手術時に受けた輸血でC型肝炎に感染。肝硬変から肝臓癌になり、昨年4月に手術。それ以来、さらに症状がひどくなり、首も肩も動かない状態に。足のむくみもひどく、体全体が凝っている感じ。湿布などで対処していたが、その時は良いが、効果は続かず。「もう、長くないのかも」と心配した娘さんが、ネットで札幌の治療院で首・肩こりに強い治療院を探し、当院を探し当て、来院。

肩こり009

治療内容と経過

【初診】

肩こりは右>左。首の右回旋時に痛みが強く、可動域制限がある。また、首を後屈させると、痛みがひどくなる。肺がんと肝臓癌の手術の影響で、動きが歪んでしまったためと考える。可動域テストと触診により、手の動き、頚椎の動きに問題があると考え、手のツボに鍼をすると、直ちに首の可動域が回復した。

その後、活法で足のむくみとり、骨盤回しをすると、足が軽くなったとのこと、両足の腸脛靭帯の緊張がまだ気になるになるが、肩も首も、足も随分楽になったとのこと。

 

【2診(2日後)】

前回の治療で、首の痛み、足のむくみがなくなって体が軽いとのこと。

残った症状を聞くと、首は全く良くなったが、空が重い感じがする。腸脛靭帯の硬さが気になるとのこと。

 

肩の動きを見てみると、左の手と、右の肘に問題があると考え、鍼をしたところ、肩の重さを感じなくなったとのこと。腸脛靭帯を緩めるため、腰のツボに鍼をすると、張りが気にならなくなった。

 

「もう、おしまいかと思っていたけど、歩けるようになって元気が出てきた。大変嬉しい」と笑顔。鍼灸師冥利につきる言葉である。

同時に治療した症状

足のむくみ お腹の張り

使用した主なツボ

魚際R 後谿R T5(4)R 六谿L 肘涼R L1(1)LR 委陽LR

まとめ

医学的な見地から行くと、手がつけられない症状にも見えるが、体の動きを観察し、何が起こっているか注意深く考察することで、解決への道が見える場合がある。身体全体の不調やむくみは、器質的なものと機能的なものがある。そのうち、機能的なものならば、鍼灸でかなりの改善が期待出来る。見た目の状態にとらわれることなく、丁寧に診察することが大事でる。来院した時は、表情も暗く、頑なな感じであったが、二診目が終わる頃には、笑顔も多く、ユーモアのあるお話もされるようになった。こちらが、本来の彼女なのだろう。鍼治療で、本来の自分らしさを取り戻し、日々の生活を充実していただく。目指す治療の理想である。

症例8

患者

50代 女性

来院

2016年 4月

症状

本州の親戚の入院などが相次ぎ、札幌と東京を飛行機に乗って行ったり来たりしていた。一度、悪天候で飛行機が成田に戻り、札幌に帰れなくなり、空港で一夜を明かした時から肩の調子がおかしくなる。頻繁に頭痛が起きるようになる。頭痛は、首と頭の境目のところがギュッと張った感じなり、それが頭に上がってくる感じで痛む。寝ている時も、頭をどうおけば良いか迷うくらいひどい状態が続いた。以前、札幌の整形外科にて、頚椎の5番・6番が潰れていると言われた。

肩こり008

治療内容と経過

肩こりの状態を見ると、首と肩甲骨の中間あたりに、盛り上がるような硬結があった。足の動きの歪みからくると考えて、足首のツボに鍼をしたところ、3割ほど改善。さらに原因を探っていくと、整形外科での診断通り、頚椎の動きに問題があった。対応する手のツボに鍼治療したところ、4割ほど改善。この時点で、十分な効果が見られたが、腰を見てみると、強い緊張があった。患者さんに聞くと、腰もだいぶ悪いようだった。腰の動きを改善するために、臀部にあるツボに鍼をすると、腰の状態も回復した上に、肩こりもほぼ消失し、頭痛も改善した。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

三陰交L  外秩辺L 六谿L

まとめ

飛行機による移動が続き、空港に泊まるなど、日常ではあまりない経験を体がしたために、わずかな動きの歪みが発生してしまった。それに加え、もともと頚椎の動きと腰の動きが悪い。発生した歪みによって、腰や頚椎への負担が増え、結果、ひどい肩こりと頭痛が発生することになったと考えられる。肩こりは、一つの原因だけではなく、様々な要因が複雑に絡んでくることも多い。ここまで悪化してしまった肩こりは、患部に施術をすると悪化してしまう恐れがある。特に、頭痛は血流の急激な変化が増悪要因なため、患部への治療は注意がひつようである。患部にとらわれることなく、本当の原因を一つ一つ丁寧にさぐり当て、解決していくことで、一見手をつけられないほどの肩こり・頭痛であっても、解決の糸口が見えてくる。

症例7

患者

40代 女性

来院

2016年 1月

症状

今の仕事を始めて13年間、ひどい肩こりが常にあり、何か負荷がかかるとすぐに偏頭痛が起きてしまう。病院で検査するも異常がなかったが、過緊張体質と診断され、筋肉を緩める薬を処方されたが、改善は見られなかった。札幌の鍼灸院で治療してみたが、大きな改善が見られなかったので、インターネットで見かけた当院へ来院した。

肩こり症例007

治療内容と経過

首と肩を診たところ、指の動きの不調からくる肩こりと、腰の動きお不調からくる肩こりが、絡み合って存在していた。仕事の時の動きの草が原因であると考えられる。手の甲のツボに鍼をしたところ、コリの8割が取れた。続いて、腰の動きを改善するツボに鍼をしたところ、コリがほとんどなくなった。同時に、頭痛も感じなくなった。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

指3L 外秩辺L

まとめ

近年、PCでの作業が多くなっていることから、指の使い過ぎからくる動きの不調から、肩こりになる人が多くなっている。また、PC作業をする時の座り方に癖があるため、腰や下半身に問題が発生するケースも多く、そこから肩こりが誘発される症例に頻繁に出会うようになった。こういったケースでは、気になるコリの部分に刺激を加えても、なかなか改善しないどころか、悪化する場合が多い。局所にとらわれることなく、原因を探求することで、13年間苦しんだ肩こりや頭痛から短時間で解放させていただくことができた症例である。

症例6

 

患者

30代 女性

来院

2016年 4月

症状

左の首の耳の後ろがとても張っている感じがする。仕事柄、PCでの作業が多いため、目が疲れてくるとそこが辛くなり、ついつい強く押してしまう。また、昨年の暮れからふくらはぎが異常に張って、だるさが後れなくなった。肩こりは昔からひどかったが、猫背の改善プログラムを整体院で受けたところ、肩こりは少し良くなった気がする。整体や鍼灸マッサージに2週に1回程度通っていたが、耳の後ろとふくらはぎが全く改善せず、インターネットで治療院を探したところ、当院へたどり着く。

肩こり006

治療内容と経過

首の張りは、目の疲れからきていると思われる。連動する、足首に鍼をしたところ、首のコリは8割程度良くなった。また、ふくらはぎの張りと、肩のこりは、腰の動きと連動しているので、腰を探ったところ、動きが止まっているところがあった。そこに鍼をすると、ふくらはぎの緊張と肩こりがほぼなくなった。

同時に治療した症状

ふくらはぎのだるさ

使用した主なツボ

懸鐘L 空髎L

まとめ

目が疲れてくると、首と頭の付け根、ちょうど耳のうしろあたりに強いハリを感じることが多い。鍼灸でも、そこに風池という目の疲れに関連するツボが存在する。しかし、そこを押したりハリをしたりしても、一時的には良くなった気がするが、真の原因を解決していないため、同じ症状がぶり返してしまう。整体や鍼灸マッサージを受けても、症状が改善しなかったのは、コリのある場所に目を取られ、そこにばかり治療を手中したためと思われる。あまり強い刺激を加え続けると、治らないどころか、防御反応で筋肉がより凝り固まってしまう場合があるので注意が必要だ。頑固に思われたコリも、足首や腰の動きの歪みを鍼で調整してあげると、短時間dね改善してしまう場合が多々ある。症状の出ている部分位こだわらず、広い視野で原因を探すことが重要である。

症例5

 

患者

50代 女性

来院

2016年 4月

症状

自覚はそんなにないが、肩こりがひどいと美容師や鍼灸師に言われる。胃の悪さもよく指摘される。側湾症と診断されたことがある。刺さないタイプの鍼治療に通っていたが、長年通っても効果がはっきりしなかったために、当院へ来院。

肩こり症例005肩こり005説明

治療内容と経過

首の回旋テストを行うと、左回旋時に、左肩に痛みとつっぱりを感じる。痛みを感じるところに触れてみると、強い硬結が確認された。腕の動きに歪みがあると考え、手にあるツボに鍼をしたところ、首の痛みと回旋障害が消失した。もともと自覚はなかったが、首の回旋障害が回復したことで、肩こりはほぼなくなったと考えてよい。胃の痛みを感じる部分を圧してみると、緊張があった。腕のツボに鍼をしたところ、お腹の緊張が緩み、痛みも消失した。短時間ではっきりした効果が出て、今まで受けていた治療と違うので、驚いていた。不調のポイントがはっきりしていれば、そこに潜む原因も特定しやすく、回復も早い。

同時に治療した症状

胃痛

使用した主なツボ

後谿L 四瀆L

まとめ

なかなか治らない慢性的な症状は、いろいろな原因を言われることが多く、それが気になりすぎると体の動きがゆがむため、より症状が進行してしまう場合がある。すぐに対処できればいいが、従来の治療法では、なかなかはっきりとした結果を出すことは難しい。当院で取り組んでいる整動鍼は、はっきりとした効果と即効性が特徴であるため、患者さんと一緒に確認しながら治療ができる。そのため、原因が特定され、解決されると、今回のように、他の治療院で散々治療を受けてきた患者さんが驚くような効果が出ることも多い。一つの理論に固執することなく、柔軟な頭で、原因を探っていくことも重要である。

症例4

 

患者

50代 男性

来院

2015年 12月

症状

25年前に交通事故で対向車と正面衝突した。一時期、非常に悪く、雨が降ると肩が腫れてくる感じだった。現在は少し良くなった。仕事ではパソコンの作業が多く、作業時間が長くなると、肩こりが酷くなってっくる。頭痛はあるが、すぐに薬を飲んで収める。耳鳴りもある(両耳)。歩けないほどではないが、腰も慢性的な痛みを感じている。病院で電気ハリを受けたり、整体を試すも効果が感じられず。部下の紹介で、当院へ来院。

肩こり004肩こり004説明

治療内容と経過

首の動きを調べると、左の回旋時に左肩に痛みが出て回らない。左側の肩甲骨の上角あたりに強い凝りが認められた。足首が原因と考え、鍼をしたところ、凝りが半分ほど消失した。続けて、手にあるツボで、残ったところを調整。腰の治療もしたところ、首の回旋障害がほぼなくなる。2回目の来院時も同じ治療をしたところ、症状がなくなったので、治療を終了した。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

漏谷L 合谷L 外秩辺L

まとめ

25年前から悩まされる肩こり。凝りは強く、はっきりしていたが、そこにいくら電気を流したり、指圧をしても解消されなかった。これは、患部が原因ではないことを表している。真の原因は、足首と腰にあった。鍼をすると、すぐに解消され、効果の持続も長かった。真の原因さえつかめれば、長年続いた肩こりともお別れすることができる可能性がある。

症例3

 

患者

30代 女性

来院

2015年 10月

症状

10年前に雪道で転倒、階段から落ちてしまい、それ以来肩こりがひどくなった。脳神経外科で検査したが異常なし。首の周辺から肩甲骨にかけてつらい。体が歪んでいる感じがする。月に3回目の奥が痛む。10年にわたって、鍼治療、マッサージ、整体、カイロに通うが症状に変化なし。カイロでは、治らない原因が寝具にあるとして数十万の寝具の購入を勧められたため、信用できなくなり、知人の紹介で当院に来院。

人体図肩こり症例3

治療内容と経過

首の可動域を調べると、頭と首の付け根が傷んで、後ろに倒すことが全くできないとのこと。原因を探ると、左肩甲骨の内側に動きの悪いところを発見。鍼をすると、首を後ろに倒して全く痛まなくなった。10年間悩んだものがハリ1本で解決したのでとても驚いた様子。効果を安定させるため、骨盤の調整のためのハリをして終了。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

T3(3)L 次髎L

活法整体

なし

まとめ

10年前の転倒により、体の動きに歪みが出て癖がついてしまったものと考えられる。首が痛いからと、首を治療しても原因が解決されず、10年間改善されなかった。動きの連動性に注目し、原因を特定できれば、長年の悩みでも一瞬で解決できる典型的な症例。数十万(軽自動車が買えるくらいとのこと)の寝具よりも一本のハリの方が、この患者さんにとっては価値のあるものになったようです。

症例2

患者

50代 女性

来院

2015年 9月

症状

もともと、首や肩こりがひどかったが、3日前にマラソンに参加した後、痛みが増し、朝起きる時、首が動かせ無かった。振り向くのもつらい。

治療内容と経過

首の可動域を調べると、痛みで左に全く向けない。肩を見てみると肩甲骨の内上角に強烈なコリがあった。子供を抱きかかえることが多いとのことなので、肘から肩こりが来ているものと考え、肘のツボに鍼をするとコリがなくなり、肩がスムーズに動ようになり、本人も軽くなったと驚く。首の回旋は、少し改善するものの、まだ引っかかるとのこと。首の状態を丹念に探すと、胸鎖乳突筋に緊張が見られた。20年ほど前に、リンパ腺腫で手術をしたとのことで、その手術跡がみられた。前腕にあるツボに鍼をしたところ、胸鎖乳突筋が緩み、左に振り向けるようになった。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

曲池L  手三里L

活法整体

なし

まとめ

肩こりは、日常的な動作に原因がある場合が多い。古武術鍼法は動きの癖を修正する特徴をもち、原因が特定できれば、強い効果を発揮し、長年苦しんだ肩こりがない状態を導くことができる。首に手術をすると、筋肉が一度切断されるため、治癒した後も、連動性に問題が残り肩こりの原因になる場合がある。通常の手技療法や鍼では、鎮痛目的なので改善は難しいが、古武術鍼法で動きの連動性を調整するので、負担をかけない動きを癖づけることができ、このような問題にも対応できる。

症例1

患者

30代 女性

来院

2015年 6月

症状

首、肩、背中がつらい。左右ともつらいが、特に右がつらい。1年前に仕事に復帰してから、痛みが強くなる。上を向くと首の後ろから背中に向けて痛みが走る。右のお尻も硬い。月2〜3回、疲れてくると痛みが出て足にしびれが出ることも。ふくらはぎもだるく、むくみも気になる。週に一回整骨院に通い、電気治療を1年ほど受けていたが、効果がない感じがする。友人の紹介で来院。

治療内容と経過

肩甲骨内上角のコリが強く、首の動きを制限しているので、肘のツボに鍼をしたところ、コリが消失し、首の可動域が広がった。首を後屈させた時に、まだ痛みが残っていたので、背中にあるツボ一箇所に鍼をすると、首の痛みがなくなった。ふくらはぎが硬く、むくみもあったので、活法整体でふくらはぎの解放をした。さらに、活法整体のお尻の筋肉を解放する施術をしたところ、お尻の硬さと足の痺れが消失。骨盤調整で、体が軽くなり、首の可動域もさらに広がる。

同時に治療した症状

お尻の痛み。ふくらはぎのだるさ、むくみ。

使用した主なツボ

曲池RL、T5(3)L

使用した活法の手技

梨状筋の導引 腓腹筋の導引 骨盤回し

まとめ

仕事はパソコンの入力作業がメインなため、肘の酷使が肩こりの原因と考えられた。また、長時間座っているため、骨盤の動きが制限され、それが首肩の可動制限にもつながっていると考えられた。痛むところにマッサージや電気治療しても、原因が解決されなければ、すぐに再発してしまう。逆に、原因が特定されれば、今回のように少ない刺激、かつ短時間で症状は改善可能である。原因を特定するためには、丁寧な問診と体の連動性に関する知識が重要である。

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