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夫婦の会話を聞くだけで10年以内に離婚するかが分かる方法と鍼治療のコツ

" 鍼灸治療, 整動鍼 "

2017年1月20日

夫婦の会話を15分聞くだけで、10年後離婚しているか分かる方法

院長の谷地です。

 

高名な心理学者であるジョン・ゴットマンは、夫婦の15分の会話のなかであるモノを数えると、その結婚が10年以内に離婚に終わるかどうかを正確に予測すると言います。

 

ゴットマンは一体何を数えているのでしょうか?

 

それは、ポジティブなやりとりとネガティブなやりとりの数です。

 

この比率が5:1の時が境界線となります。これよりもポジティブなやりとりが少なく、ネガティブなやりとりが多ければ、離婚の確立が高まるというのです。

脳はネガティブがお好き?

私達は生まれつき、人生のポジティブな出来事よりもネガティブな出来事に注意がいきます。

 

これは、私達の脳がそのような性質を持っているためです。

 

神経科学の発達によって、脳は基本的に二つの行動原理に基づいて働くことが分かってきました。
一つは報酬(食料)に接近する事。もう一つは驚異(命の危険)から回避すること。この二つだけです。

 

このうち、どちらが優先されるかというと、驚異の回避です。

 

 

人間の脳は、ポジティブな経験(報酬)よりも、ネガティブな経験(驚異)にずっと強く反応するように出来ているのです。

 

例えば、あなたが朝の挨拶をすると、笑顔で挨拶を返してくれるイケメンの同僚K君がいたとします。挨拶をした後は、それほど気にとめることもなく、仕事のことなどを考えているうちに、いつのまにかその事は忘れてしまうと思います。

 

しかし、ある日、あなたが挨拶をすると、K君が怪訝な表情で無視して行ってしまったらどうでしょう。しばらくの間、その事が記憶に残り、気になってしまうのではないでしょうか。

このように、ネガティブな経験はポジティブな経験よりも、強い印象と記憶を脳に刻みます。

脳を支配する三対一の法則

心理学者のバーバラ・フレドリックソンの研究から、一つのネガティブな経験を乗り越えるには、ポジティブな経験が三つ必要であるとが分かってきました。

 

いわゆる三対一の法則です。

 

さらに、ゴットマンの研究によって、夫婦間の場合は五対一になることがわかりました。夫婦間で一つネガティブな事柄が起こると、それを取り戻すためには5倍のポジティブな経験が必要だと言うことです。

 

夫婦の会話を聞いているとき、ポジティブな話題がネガティブな話題の5倍を下回っている場合、解決されない不満が蓄積され、いつの日か夫婦関係が修復不可能な状態に陥る危険性が高いと言うのです。

 

あまりにも予測が正確なため、ゴットマン博士はディナーパーティーに招待されなくなったと言います。

 

慢性的な痛みの原因

鍼治療をする際、この事を頭に入れておくと治療の効果がグッと高まり、改善スピードが高まります。

 

なぜなら、痛みの原因の大半はこの脳の性質が絡んでいるからです。

 

慢性的な腰痛をはじめ、検査で問題がないのに痛みが長期間続く慢性疼痛は、今のところ原因が分かっていません。

 

科学的研究で、どんなに細かく画像を分析しても、どんなに詳細に遺伝子とタンパクの異常を探しても原因が見つからないため、精神的な問題というちょっと「?」な理屈がこさえられ、病院でもそれに基づいた治療がなされるようになりました。

 

結果、目に見えた成果は上がっていないどころか、患者さんに混乱が見られます。

 

私が取り組んでいる鍼の技術・整動鍼は痛みの問題を体の動きから考えます。この視点から眺めると、慢性疼痛の原因が脅威を避けようとする脳の性格から来ていることがよく見えてきます。

脅威からの回避が痛みの原因

慢性疼痛は、急性期を過ぎ、肉体的な損傷は治っているはずなのに続く痛みです。

 

痛みは、組織の損傷(ケガ)があるため、動かすと危険という脳の信号です。

 

脳の性格上、危険を回避することを優先し、脳はケガをした箇所を使わないように体の動きのバランスを変えます。

 

このとき、ケガをしたところは守られますが、普段その動きでは使わない部分の負担が増します。普段だったら休んでいる動きの時も緊張を強いられ、段々と緊張が取れなくなっていきます。

 

さて、ケガが治って、動きのバランスも戻れば問題がないのですが、脳はネガティブな経験を強く記憶します。治って動けるというポジティブな事実よりも、同じところが痛んだらまずいというネガティブな驚異の回避が優先され、ケガした部分の動きを避けるクセが残ります。

 

そうすると、代わりに働いていた部分の緊張が常に取れなくなり、疲労は限界を超え、今度はそちらが痛んでしまうのです。

 

この代わりに働く部分は、ケガをしたところに近いときもあるし、遠いときもあります。近いときは、元のケガをしたところと区別しづらいので、損傷は治っているはずなのに痛みがとれない、といった事態を引き起こします。

鍼治療による痛みへのアプローチ

整動鍼は、この動きの歪みをリセットし、ニュートラルな動きを体に取り戻させることができます。

 

先日も、「一週間前に転倒して脇腹を痛め、レントゲンで骨に異常はなかったけど痛みがとれない」という80代女性の相談がありました。

 

動きの歪みの原因となっている背骨の脇に一本鍼をすると、痛みが全くなくなりました。

 

私が脇に触れずに治ったので、驚いていましたが、大変喜んでいただけました。

脳のクセと鍼治療のコツ

整動鍼の運用にはコツがいります。

 

整動鍼では、まず、鍼をする前に痛みが出る動作をしてもらい、動きの感じや痛みを確認してもらった後、鍼を一本します。鍼をした後、体を動かしてもらって効果を確認するのですが、そのときの声のかけ方が重要です。

 

「痛み、どうですか?」と言うと、うまくいかないことが多いです。

 

これは、こう声をかけると、脳が痛みを探してネガティブな記憶をたどるので、せっかくニュートラルな動きになっていたのに、痛めていたところを回避する歪んだ動きを無意識にしてしまい、痛みを感じ、また回避する動きに戻ってしまうためです。

 

代わりに、「先ほどと比べて、違いはありますか?」と聞くと、良い結果になることが多いです。

 

違いを探してもらうことで、「ニュートラルな動きを取り戻した」というポジティブな情報に脳を集中させ、ニュートラルな動きの記憶が脳に残りやすいからだと考えられます。

 

ネガティブな記憶を払拭するには、3倍のポジティブな経験が必要です。

 

動きが違うという発見、驚き、喜びが、本来の動きの再記憶を助け、回復を早めます。

 

患者さんにそう感じていただくために、言葉がけにも脳の性質に基づいたちょっとした工夫があるのです。

10年後の夫婦関係

ゴットマン博士の五対一の法則を知ってから、ちょっと意識して妻のマナコさんと話すようにしてます。

 

患者さんに工夫するなら、妻との会話を工夫しない理由はありません。

 

さて、効果はどうでしょうか?

 

工夫を初めて一月ほど経った昨日の朝、「最近、なんかイライラしなくなった気がする」とマナコさんが言いました。

 

コッドマン博士のおかげで、なんらかの危険を回避できたかも知れません。

 

できれば、マナコさんには10年後もそばにいて欲しいなあと思っています。

 

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