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なかなか治らない四十肩・五十肩。治すヒントはガンダムにあった。

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四十肩・五十肩は原因不明の難病?

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ある日突然、肩を上げると痛みが起こり、腕を上げたり、後ろに回したりすることが難しくなる四十肩・五十肩、実は、医学的に原因がよくわかっていません

逆に、四十肩・五十肩とは、はっきりした疾患(インピンジメント症候群、石灰沈着性腱炎、鍵盤断裂、上腕二頭筋長頭腱断裂)の可能性を除外した、上記のような症状をそう呼んでいるので、原因がよくわからないのは当たり前かも知れません。

原因がわからないため、病院では、たいした治療ができません。

1年〜2年ほど経つと、痛みが自然に収まるケースが多いことから、痛み止め(+胃薬のおまけつき)、湿布、リハビリ体操指導、電気治療、マッサージなどのおきまりのコースで耐え忍んでいただくという治療計画(と呼べるか微妙ですが)が主になります。

 有効な治療法は?

一般的な鍼灸院の治療法も、あまり変わりません。鍼灸の教科書を見ると、「四十肩・五十肩は圧痛部分を探して鍼をし、場合によっては電気を流す、あるいは、お灸をすること。但し、1年〜2年ほど治療期間がかかることを患者さんに説明することが大事」といった趣旨のことが書いてあります。

多少痛みが楽になるとはいえ、自然治癒で1年〜2年、治療しても1年〜2年なら、治療する側も「治療する意味があるのか?」と、自問自答で日が暮れてしまいそうです。

もちろん、痛むところを強く押したり揉んだりするのは、肩こりのメカニズムと同じく、悪化させてしまうだけなので、論外です。

揉むほど悪くなる?本当は怖い「肩こり」の危険なマッサージとは | ドアのノックはゆっくりと

 

なぜ、特定の動きではっきりとした痛みが出るのに、原因がわからないのでしょうか?

 解剖学の限界

By: Joe Wu

現代医療は解剖学を基礎として成り立っています。筋肉、骨、神経、血管、内臓など、詳細なデータが採られ、コンピューターで人体を簡単にモデルを再現できるほど、解剖学の研究は進んでいます。

しかし、盲点があります。

解剖学とは、文字通り、亡くなった方の体を解剖することから研究が始まっています。つまり、動きが停止した状態での研究がメインです。構造上、おそらくこう働くのだろうと、予測はできますが、実際に動いている時、どのようにそれぞれが働いているかについては、苦手な分野になります。

私は、ここに、解剖学的医学の限界があると思います。

そのため、一旦、解剖学的思考を捨てて、体の動きを眺めてみると、今まで見えなかったことが見えてくるかもしれません。

キーワードは「動きの連動性」です。

 ガンダムと四十肩・五十肩

「動きの連動性」を考える時に、興味深い動画を見つけました。

コンピューター上の物理演算モデルを使って、ガンダムを始めとする巨大ロボットを作り、バンザイさせてみたらどうなるかを実験しています。すごくよくできているので、連動性について考えるヒントになりそうです。

注目していただきたいのは、単純に『腕をあげる』という動作だけなのに、体全体に影響が出ているところです。腕をあげると同時に、体が揺れています。特に、足首はこまかく動くことで、体全体の動きを調整しています。

この調整がないとどうなるでしょうか。

バランスを失ったガンダムは、おそらく激しく転倒するはずです。

ガンダムと人間の違い

もちろん、重力下で物理法則に従っている人間の体にも、同じことが当てはまります。バンザイするときに、純粋に腕をあげる動作だけだと、転んでしまうのです。それを避けるために、足首などを上手く使って、バランスを取っています。

この物理ガンダム、非常に良くできていますが、それでも動きに不自然さを感じませんか?

不自然さを感じる理由は、人間と決定的に違うところがあるからです。それは、ガンダムの肩甲骨、背中、腰などが動かないところです。

本来ですと、腕をあげるとき、肩甲骨、背中、腰、膝、足首などを無意識に調整して、人間はバランスを取ろうとします。物理モデルはこのうち、肩甲骨、背中、腰が動かないので、完全にはバランスが取れず、巨大化すると、浮き上がってしまうという結果になってしまっています。

このように、どんな単純な動きであれ、体を動かす時は、その一部分だけ動いているのではなく、たくさんの箇所が無意識に連動して動くことで、スムーズで転倒しない動きを人間は実現しているのです。

言われてみれば当たり前のように感じますが、この連動性に注目した医学的研究は、数値化が難しいためか、あまりなされていない印象です。

動きの連動性から考える四十肩・五十肩

さて、この「動きの連動性」から、もう一度、四十肩・五十肩を考えてみましょう。

四十肩・五十肩は腕が上げられない症状です。

『上げられない』理由を、連動性が失われたため、と仮定してみます。

なんらかの原因で、肩→肩甲骨→脊柱→腰→膝→足首の連動性が失われた場合、その状態で腕をあげると、バランスを崩して、転倒してしまう危険性があります。

この危険性を脳が察知し、大きくバランスを崩すのを回避するため、脳が肩を上げられないように動きを制限する可能性が考えられます。

なぜ痛むか

以前取り上げた、腰痛の最新研究では、本来、筋肉には痛みの原因が全くなくても、何らかの原因で筋肉が動かなくなると、脳が何か危険があると考えて、痛みを作り出してしまう現象が確認されています。

NHKスペシャル「腰痛・治療革命」を見て。(前編) 知っておきたい腰痛2つの新常識

 

四十肩・五十肩も、体の連動性が失われて、脳が腕の動きを制限し、動かなくなることで、脳が痛みを作り出してしまうという機序が存在する可能性が考えられます。

ここまで、仮説でしかありませんが、この連動性に着目して治療すると、驚くほど四十肩・五十肩の症状が改善します。

当院では、この『動きの連動性』を整える手段として『整動鍼』を取り入れています。『整動鍼』は鍼を使って体の動きを整える新しい鍼治療です。『整動鍼』を取り入れてから、四十肩・五十肩の治療成績が飛躍的に高まりました。
整動鍼とは»特徴 - 活法研究会
どんな治療をしても半年間上がらなかった腕が、足首に鍼一本するだけで、痛みもなく上がるようになってしまう、といった例が、当院を始め、『整動鍼』を導入した治療院で続出しています。

これらの治療成績を見ると、この仮説が正しいと確信せざるをえません。

四十肩・五十肩の新たな治療戦略

では、実際に四十肩・五十肩に、どのような治療をするかを整動鍼の提案者である栗原先生のブログを元に一部紹介させていただきます。

鍼灸師のツボ日記:鍼灸師のための経穴デザイン入門はじめました。

 

整動鍼は動きを整えるものですので、まず、問題のある『動き』に注目します。今回は、腕を横に広げようとすると、水平くらいの位置で腕の側面に痛みが出るといった症状です。

詳しくは、栗原先生のブログをご覧いただきたいのですが、今回の症状は、肩甲骨の動きの連動性の問題が原因の一つとなっているようです。

肩甲骨の動きを止めている箇所を探すと、肩甲骨の縁にある『神堂』というツボに行き当たりました。鍼をしたところ、腕の動きが瞬時に改善したと報告されています。

ただし、五十肩は複雑なため、この1穴では解決せず、他のツボの使用も必要だったとのことです。もちろん、整動鍼では、より効果的な、もっと遠くにある他のツボも用意されています。むしろ、そちらの方が効果が高いと思います。

四十肩・五十肩の治療に悩む方、動きの連動性に興味のある方、同様な症状の患者様がいらっしゃったら是非試してみてください。

連動性という美しいルールに基づいた、人体の新しいイメージが目の前に広がってくる!かもしれません。

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