札幌市の快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

ドアのノックはゆっくりと

今鹿 鍼灸

ナウ○カと一緒に『氣とは何か?』を学ぼう!

更新日:

鍼灸師をしていると、患者さんに「氣ってなんなんですか?」と聞かれることが良くあります。

東洋医学では「とりあえず氣はあるものとして考えなさい。」なんてなっていますが、そんなこと患者さんに言ったら「???、先生、本当はわかってないんじゃない?」ってなりますよね。

なので、わかりやすく説明しようと思うのですが、東洋医学ってぼんやりしていて説明しづらい。そこで、今回ちょっと視点を変えて、氣の説明を試みました。

込み入った内容を分かりやすくするため、二人の会話形式をとりました。

登場人物紹介

登場するのは次の二人です。

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今鹿

16歳。風の谷村の出身で、ちょっとやんちゃな女の子。動物好きで、思いやりがあり、周囲の人々に慕われている。ただ、真実への探究心が病的に強く、それが元で周囲の人々と軋轢を生むことも。尊敬するユパの影響で、鍼灸学校に進学しようと思っている。

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ユパ様

68歳。本名はユパ・ミラルダ。札幌市白石区一と賞される鍼灸の腕を持ちながら、争いを好まない人格者で人望も厚い。若い頃から世界を旅し、各国の文化や歴史、自然科学にも造詣が深い。今鹿を赤ん坊の頃から可愛がっている。

それでは、氣にまつわる二人の会話劇、お楽しみいただければ幸いです。

ユパの帰還

今鹿「ユパ様ーーー!いらしてたんですね!」

ユパ「おう、今鹿か!大きくなったなぁ。ところで、わしがプレゼントした本は読んだかな?」

今鹿「ええ!ユパ様がお書きになられた『(図説)わかりやすい鍼灸入門』でしょ!毎日読んでます。」

ユパ「それは、関心じゃのう。それでは、だいぶ学びも進んだことじゃろ」

今鹿「実は、『わかりやすい』って題名を意気揚々とつけられたであろうユパ様には大変申し訳ないんですが、ちょっとわからないところがあって、そこで詰まってしまって進んでいないんです。」

ユパ「そうか、そうか、鍼灸を始めとする東洋医学は独学では難しいからのう。どこがわからなかったのじゃ?」

今鹿「この、よく出てくる『氣』ってなんなんですか?全然わかんなくて」

ユパ「(随分、最初の方で詰まってるな。3年間何をしてたのか?)しょうがないのう。では、説明するとしよう。黄帝内経によると、氣とは世界を構成する最も基本的な単位で、宇宙に存在するすべての事物を〜」

今鹿「ユパ様、暗記した教科書的な説明をされても、所詮、他人から借りてきた言葉。権威が通用する大人ならいざ知らず、私はそんな説明では理解できません。自分の言葉でおっしゃってください。」

ユパ「ふーむ。これは一本取られたの。では、気を取り直して。元気、勇気、天気など、昔から『氣』が使われている言葉は多いじゃろ。目には見えないかもしれないが、太古から確実に存在している証拠じゃよ。見えないが確かにある存在。それが氣じゃ」

今鹿「ユパ様、ちょっと高尚でいいこと言った、みたいな顔してるけど、全く意味がわかんないです。それって、例えば『火星人ってどんな生き物ですか?』って質問に『火星人は実際に発見されてはいないけど、昔から火星人を扱った書物や物語は多い。現実には出会うことはないかもしれないけど、火星人は確かに存在する(私たちの心の中にね、キラリ)』って言ってるのと同じでしょう。火星人がいるかもねって言ってるだけで、火星人について何も説明してないじゃん

ユパむむむ、東洋医学はお前にはまだ難しいかな?全体が部分であり、部分が全体である、東洋医学を理解するには年月が必要じゃ。もうちょっと大人になったら、、、、。」

今鹿何がむむむだ!禅問答みたいな抽象的な話をしてごまかそうとしてるみたいに見えますよ。ユパ様って、本当にわかってるのかしら?本当にわかってたら、子供にだって説明できるはずだってアインシュタインって偉い人が言ってました。

ユパ、おもむろに上着を脱ぎ捨てる。ゴトリと音がする。どうやら上着には鍛えるための重りが入っていたようだ。

ユパ「よかろう、そこまで言うのなら、わしもそろそろ本気を出すとしよう」

ユパ様の大胆仮説

ユパ「誤解を恐れず言うのなら、『氣』は現代の感覚で言うと『情報』に近いと思うのじゃ」

今鹿「『情報』なら、氣よりもいイメージしやすいけど、そんな大胆な発言大丈夫?鍼灸業界から白い目で見られない?」

ユパ「大丈夫じゃ!わしは老い先短い。検査では何も異常が出ないが、夜しょっちゅうトイレに起きるのは、何か重大な疾患がある気がする。どうせなら、好きな事パーっと喋って死にたいのじゃ」

今鹿「夜中トイレに起きるのは、ユパ様の年代の男性では普通だよ。死ぬ死ぬって言ってるやつほど健康にしがみついて長生きするもんね。ユパ様120歳まで生きるよ」

ユパ「、、、、とにかく、『氣』を『情報』と考えると、いろいろつじつまが合うのじゃ。氣も情報も形がないものじゃ。形がないので手では触れられないが、流れがあり、人に伝達され、人の活動に影響を与える点で共通する。」

今鹿「なるほど。例えば、こういうことかしら。朝のテレビで占いを見て『今日のB型の運勢は最悪!いつもと道を変えてみましょう』なんて言われたら、気持ち悪いから違う道通って学校行ったりしちゃう。『今日の運勢は最悪』って情報は、手で触れられない、形のないものだけど、現実にテレビ局から流され、テレビを通して私に伝わり、私の行動に影響が出た。情報は、さわれないけど、存在し、影響を与える。氣も同じような感じと考えていい。そういうことかしら。」

ユパ「(なんだ、この的確な例えは。台本でもあるのか?)その通りじゃ。世の中に存在するものは、形のあるものと、形のないもがあり、『テレビという物理的なモノ』と、『テレビで流される情報』のように、両者は同時に存在し、密接に関係しあうことで、この宇宙は回っているのじゃ。」

今鹿「そう考えると、DNAって面白いわね。デオキシリボースとリン酸、塩基から構成される核酸という物質的な面と、子孫に伝えられていく遺伝子という情報的な面があって、そのどちらが欠けてもDNAの本質を表せないってことよね。ユパ様の本にあった親から受け継ぐ『先天の精』っては、この辺のことを表しているのかもしれないわね。」

ユパ「(なんだこいつ、1の事を言うと10の事を答えるかのようだ。こ、これがニュータイプの力とでもいうのか?)随分と成長したものだ。わしも驚いたぞ。ん?むむむ、まだ不満そうな顔じゃのう。」

なぜ、鍼灸治療で病が治るのか?

今鹿「氣を情報って考えればしっくりいくってのはなんとなくわかったけど、じゃあ、なんで鍼灸治療では、氣を調整したら病気が治るの?」

ユパ「(ちょっとホッとして)、人間の病には、骨や筋肉などの物質的なものが傷ついている病と、その筋肉や神経などを働かせている情報に不調がおきている病があるのじゃ。筋肉や血液、内臓など、体にある物質的なものが働くのには、恐ろしい量の調整が常に必要で、そのための大量の情報が身体中を駆け巡っているのじゃ。この、情報がうまく伝わらない部分があると、そこの働きが落ち、調子を崩し、病となるのじゃ。」

今鹿「腰痛は病院で検査をすると、8割以上が原因不明になるっていうけど、これは、骨や筋肉などの物質的なものが壊れているのではなく、それらを動かすための情報にエラーが起きて、うまく仕組みが働かなくなったんで、痛みが出ているってことなのかしら。」

ユパ「(こいつ、本当はすべて知っていて、わしをからかっているんじゃあるまいな。)腰痛だけではなく、体の痛みや痺れ、内臓の不調や、不定愁訴なんかも、日常的に感じる不調には情報系の問題が多いのじゃ。物質的な治療の専門家であるお医者さんにかかっても、なかなか治らないのは、それが情報系の問題だからなのじゃ」

今鹿「気が滞ると痛みや不調が出るってやつね。私のiPhoneも不調な時、どっかが壊れてるんじゃなくて、プログラム(情報)がうまく働かなくなっているだけのことが多いものね、再起動すればだいたい治るのがその証拠よね。じゃあ、なんで、それが鍼治療で治るの?」

ユパ「形のない情報が、物質的な肉体に影響を与えるためには、どこかでその二つがリンクしなければいけない。これらをつなぐところはどこかわかるかの?ヒントを言うと、情報を集めて、、、、」

今鹿「わかった、ね!肉体から集めた情報を収集して、処理して、また、肉体に指示を与える。情報世界と物質的世界をつないでいるのは、人間の脳なんだ!」

ユパ「(なんなんだこいつ、超能力者かなんかか?は!青き衣の者とはまさか、、、。)鍼の治療は、人間の脳に変化を起こすことが科学的にもわかっているのじゃ。鍼の刺激は、特別な信号となって脳に伝わり、変化を起こす。情報処理が立て込み過ぎてエラーを起こした脳を再起動するみたいな働きをするのじゃ」

脳をコントロールするスイッチ!?

今鹿「えっと、脳は、脳のいろんなところに処理を分散しているわよね。言葉は左脳の言語野とか、視覚は脳の後ろの方とか、右手の人差し指の動きと中指の動きなんかも、別のところに分けてコントロールしていると聞いたことがあるわ。だったら、その分散されているところに働きかけるスイッチが、同じ数だけ存在して、体のいたるところに設置されているとしたら、、、もしかしたら、それが、ツボなのかしら!」

ユパ「・・・・・・・・・・・・・・・」

今鹿「ユパ様、どうしたの?大丈夫?」

ユパ「・・・・ラン、ラーララ、ランランラン、ラン、ラーララ、ラン、ラ、、、」

今鹿「ユパ様、しっかりして!そっちへ行っちゃダメ!」

ユパ「は!わしは一体何を。」

今鹿「何か、とてつもなくショックなことがあって、脳がエラーを起こしたのかしら。でも、ユパ様、不思議と幸せそうな顔をしていましたわよ。」

ユパ「フフフフ、青き衣の救世主の夢でも見ていたのかのう。」

今鹿「まあ、いいや。お年寄りにはよくあることだし。それよりも、ユパ様、もう一つ聞きたいことがあるの。氣は情報だとすると、かめはめ波って何なの?」

ユパ「(ドキーッ!)むむむむ、王蟲の様子がおかしいようじゃ、すぐに行かねば。かめはめ波については、次の機会じゃ!」

 今鹿「あーあ、逃げられちゃった、つまんないの!」

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