ドアのノックはゆっくりと

札幌市の鍼灸院 快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

*

無神論者が神に祈るとき(活法合宿2016レポート②)

      2016/10/10

洗脳(Brain Wash)

前回のお話

The Long Winding Load (活法合宿2016レポート①) | ドアのノックはゆっくりと

今回の活法合宿は、私、マナコさん(妻)、3歳の息子くんの3人での参加となります。

飛行機→京急→スーパービュー踊り子号と乗り継ぐ、札幌から伊東温泉までの大旅行。まだ大人の事情を理解できない息子くんのご機嫌が、旅の快適さを左右します。

旅の途中、息子くんがグズって「帰りたい」と言い出さないように、活法合宿に強い興味を抱いてもらう必要がありました。

そのため、夫婦で、「活法合宿がいかに素晴らしいか」を毎日毎日マントラのように唱え続けたところ、息子君の脳にも、すっかりすり込まれたようで、「早く、栗原先生に会いに行きたい」と、マスゲームに興じる北朝鮮の子供達のようなまなざしで語るようになりました。

子供の木

順調に準備は整いつつありましたが、活法合宿を二日後に控えた2016年9月23日(金)、事件が起きました。

最後の晩餐

家族3人で、「楽しみだねー」と話しながら、旅行前の最後の晩餐として、うどんを食べていたときのことです。

「パパ〜、合宿って誰が来るの?」と息子くんが質問してきました。

「えーと、まず、橋本代表でしょ、、」と私が説明しようとすると、突然息子が、

「マネしてよぅ!」と謎のリクエスト。

「!?」正直、モノマネなど息子の前で披露したことはありません。

以前、息子がHIKAKINのユーチューブを見ている横で、「ハロ〜、ユーぢゅーヴ」とだみ声で真似してみたことはあるのですが、「パパ、つまんないよ」と、強烈な一撃を浴びせられたため、それ以来、モノマネを封印していたくらいです。

私がどうしたものかと悩んでいると、息子くんは「マネしてYO!」と、今度はヒップホップ風の絶叫を披露。明らかに、ご機嫌が崩れ始めました。

IMG 0671

ここで無闇に断れば、「何だ、合宿ってそんなもんか。」と失望させかねません。そうなっては、3万回唱えたマントラの詠唱が水の泡となってしまいます。

私は、破れかぶれで「どぅもぅ〜、はぁしもとで〜す」と、橋本代表をイメージして言ってみました。「生まれて、すみません」と思わずつぶやいてしまうくらい、自己嫌悪に襲われるクオリティーの低さでしたが、なんと、息子くんはケタケタと笑い始めました。

良かった、機嫌が戻ってると安堵しましたが、すぐに、

「他には、誰が来るの〜」と再び息子くんが聞いてきます。「あとは、栗原先生が、」と私が答えると、

またしても「マネして〜」と無茶ぶり。

しかし、私も、「橋本代表」が思いのほか受けたので、まんざらでもなくなり、「ども!栗原です!!今日は!皆さんと、ドローンを飛ばしたいと思います!!」と、調子に乗って、商品なら訴訟騒ぎになるであろう、低品質のモノマネを披露しました。すると、またしてもギャハハハと息子くんは大爆笑。

さらに続く、息子くんの「他にだれくるの?真似してー」というリクエストに、活法モノマネに対する自信を深めつつあった私は、「チーっす秋澤っす!!」と軽やかに答え、またしても大爆笑をゲットすることに成功しました。

笑いすぎて、椅子に座っていることもままならなくなり、床で笑い転げる息子くん。

私は、講師三人のモノマネをやりきったという充実感を味わいながら、冷めてしまったうどんの汁をすすりました。

迫り来る試練

しかし、平穏な時間は、そう長く続きませんでした。

15分ほど経った頃でしょうか、大爆笑も一段落し、呼吸を落ち着けた息子くんが、椅子に座り直したと思ったら、「ねえ、パパ〜、あとはだれくるの〜?」と言い放ちました。

これは困りました。

講師であれば、講義でしっかりと見ているので、イメージがはっきりしているのですが、それ以外の参加メンバーとなると、個性派揃いの活研メンバーといえども、モノマネするほど観察はしていません。

「もー!だれがくるの(怒)!!」

時間の経過とともに、息子くんの語気が強まってきます。これ以上、機嫌を損ねては、明日の出発さえも危ぶまれます。

思わぬ所で、私の前に最大の難関が立ち塞がりました。

「誰か、誰か、救いの手を!!神よ!!!」無神論者である私ですが、この時ばかりは、神にすがらざるを得ないと思いました。

その時です。

箸を十字架状に組み合わせ始めた私に見切りをつけたのか、今まで事態を静観していたマナコさんがこう言いました。

「小松田さんも来るよ」

小松田さんとは、『北の巨人』の異名を持つ活研のメンバーの一人です。なぜ、そのような異名を持つかというと、まず、北国秋田県在住であること、そして、ひときわ大きな体躯を誇っていることが理由です。イメージとしては、昔やっていた丸大ハンバーグの巨人を思い出して頂ければ結構です。

合気道5段の猛者でもある小松田さんの名が、なぜ、会ったこともないマナコさんの口から出たかというと、その理由は、小松田さんのFacebook上での活躍にあります。

私を含め、活研のメンバーがFacebookに投稿すると、ほぼ100%小松田さんのコメントが返ってきます。活研のメンバーも人数が多いですから、投稿の量も相当なものになるはずですが、それにもかかわらず、小松田さんはほぼ全ての投稿にコメントを返しています。

さらに、そのスピードも尋常ではありません。投稿して、数秒で必ずコメントが返って来るのです。

あるときなんかは、「こんなネタ書いたけど、投稿してもいいのかな〜」なんて迷っているうちに、小松田さんのコメントがすでに書かれていたという伝説さえあります。

どうして、そんなことが出来るのか、常識では計りかねますが、私の投稿にも、必ず小松田さんのコメントがつくので、Facebookでつながっているマナコさんは、そのやりとりを見ているうちに、会ったこともないのに知り合いのように感じるようになっていたのです。

「こーまーつーだー!?」

嬉しそうに小松田さんの名を口にする息子くん。瞳の奥に、怪しい漆黒の光が輝いていました。

続きはこちら

新生命体「Komatsudaくん」の誕生(活法合宿2016レポート③) | ドアのノックはゆっくりと

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