札幌市の鍼灸院 快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

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事件 整動鍼

札幌の鍼灸師、ちょっとバルセロナへ行ってくる〜プロローグ〜

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スペイン・バルセロナに来ています。

バルセロナで開催される整動鍼セミナーに、整動協会副代表として参加するためです。

恥ずかしながら、私、42年間の人生で今回が初の海外旅行です。

海外旅行に興味はあったのですが、機会がないまま、今日まで過ごして来ました。

仕事の都合とはいえ、初の渡航先がバルセロナというところに、ちょっとした運命を感じています。

谷地、勉強やめるってよ

26年前、私は、非常にイケてない高校生活を過ごしていました。

進学校だった高校の教育方針に馴染めず、1年生の夏から勉強を一切しないという、謎の挑戦に取り組み、かといって、部活にまじめに取り組むこともできませんでした。

成績が悪く、部活に劣り組まない、無気力で輝くところの無い人間は、進学校で孤立します。

実際、友達がほとんどいませんでした。

休み時間になると、中二病的孤独感に耐えられず、教室から逃げ出す毎日を過ごしていました。

愛しさと切なさと

避難先は、図書室でした。今考えれば、ドラッカーの本など実用的なものでも読んでおけばよかったと思うのですが、その時の私は、歴史や芸術の本ばかり読んで、時間を浪費していました。

なかでも、お気に入りで何度も読み返したのが、バルセロナの写真集です。

サグラダファミリアやカサ・ミラなどの建築物、ピカソの絵画、そして何気無い街並み、日本とは全く違う異次元の世界を眺めるだけで、ここではないどこかを求める私の心に、短い安息の時間が訪れました。

「いつか、ここに行ってみたいな。きっと、ここなら孤独じゃないはず、、、」

そう思ってから26年。あの頃から比べて、ヒゲが濃くなり、耳も遠くなった私は、ついにバルセロナの地へ降り立つことになったのです。

心強さと

初の海外旅行なので、準備段階から全く勝手がわかりませんでした。

しかし、私には強い味方が3名ほどいます。

まず、妻のマナコさんです。

マナコさんは、私と違ってインドやイギリスへ一人旅したり、バリで1ヶ月生活するなど、海外旅行の経験が豊富で、頼もしいアドバイザーです。

残り2名は、整動鍼バルセロナセミナーをすでに2回経験している整動協会代表の栗原先生と活法マスターの秋澤先生です。

栗原先生には、実際に行ってみて必要だったもの、必要ではなかったものを、事細かに教えていただきました。

栗原先生は、今回、もちろんいっしょに行きます。初心者には心強い限りです。

秋澤先生は、主に体調面でのアドバイスを頂きました。8日間という経験したことのない長旅、体調管理の情報は重要です。非常に参考になりました。

こだわりが余り無いほうなので、なんの疑問も持たず、とにかくアドバイス通りに準備をすすめました。

不安を忘れた?

最近、信じられないような体験を繰り返しています。

自分の鍼治療(整動鍼)が医師の監修のもと4億円の機械で計測されたり、鍼灸の未来をかけて影響力のある医療グループのトップに鍼治療したり、医療機関と共同で臨床研究をスタートし歴史を変える結果が出たり、など、一介の鍼灸師としては全く想像もつかなかったイベントが次から次に襲って来ては、なんとかクリアする日々が続いています。

そのため、ちょっと感覚が麻痺してきてるようで、何かあっても不安を感じる事が少なくなってきている気がします。

今回のバルセロナ行きも、自分でも不思議なくらい落ち着いた気持ちで前日まで過ごすことができました。

しかし、突然、不安が襲ってきました。

働くパパ、地の果てへ

出発前日、5歳の息子に、パパが行くバルセロナはどこかを教えてあげようと、地球儀を引っ張り出して来て説明したときのことです。

急に、胸がドキドキして苦しくなって来ました。

Googleマップなどで見ていたときは感じなかったのですが、地球儀でバルセロナを見ると、日本が地球の裏側に隠れて見えなくなるのです。

「本当に地の果てなんだ!」と思い、息子や妻ととんでもなく離れてしまうんだと感じて、急に怖くなりました。

「パパならきっと大丈夫だよ」という息子の励ましで、なんとか落ち着きを取り戻しましたが、スペインの気の遠くなるほどの遠さから、今回のミッションの重大さを深く深く感じました。

日本発の鍼灸を世界へ

日本生まれの新しい鍼の治療技術、整動鍼は、日本の鍼灸師はもちろん、医師や研究者からも注目され、医療業界で大きな旋風を巻き起こしています。

この熱を、世界に広めたいと思っています。

そうすることで世界の人が抱える悩みを今よりずっと少なくすることが出来ると私は確信しているからです。

自分の院を10日間離れなければならず、最愛の息子と妻に10日間も会えないのが心苦しいですが、「自分だけの問題では無い」ので、やるしかありません。

孤独だった高校生男子は、26年経って、多くの人の期待を背負い、憧れの地バルセロナへやってきました。

ガウディは私に何を語りかけてくるでしょうか?

できるだけ、レポートしていきたいと思います。

しかし、戦国時代にスペインまで行った支倉常長ってすごいですね。

つづく。

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