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札幌の鍼灸師、ちょっとバルセロナへ行ってくる③〜将棋マンガと狂った果実

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カサ・バトリョでガウディの洗礼を受けた整動スペイン使節団は、カフェでの小休止を挟み、次の目的地、カサ・ミラへと旅立ちました。

カサ・ミラは見つからない

カサ・ミラはカサ・バトリョから歩いて15分程度の所にあります。近代的都市なのに、こういう建築物がゴロゴロあるのがバルセロナの魅力になっています。

カサ・ミラは1906年〜1910年に建築されました。実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として、ガウディが54歳の時に設計した作品です。

カサ・バトリョの完成直後に設計に取りかかったもので、共通項が多くみられます。

完全な観光施設と化したカサ・バトリョとは違い、カサ・ミラは集合住宅として、今も四世帯が居住しています。

カサ・ミラらしき建物の周りで看板を探したのですが、なかなか見つかりません。

そのうち「La Pedrera」という表示がカサ・ミラだと気付きました。

クリ助によると、カサ・ミラの突き抜けた外観が建設当時のバルセロナ市民に受け入れてもらえず、「石切場(La Pedrera)」と揶揄されて以来、その愛称で親しまれているとのことです。

スターウォーズ、そしてドラクエ

カラフルだったカサ・バトリョとは一転し、カサ・ミラは岩肌のような薄茶色一色です。直線が一切無い作りと相まって、海岸線の岩盤をくりぬいて出来たような印象を持ちます。

何となく、スターウォーズEP1に出てくるアナキンの住居が思い出されます。

入ってすぐにカサ・ミラ内のマップがあります。しかし、一見すると建物のマップには見えません。うねうねと続く回廊のような構図は、ドラクエの海底洞窟のマップにそっくりです。

惑星にそそり立つウ◯コ

カサ・ミラの見どころは屋上です。

建築物の屋上なのに、標高差がかなりあり、一周するのに登ったり降りたりを繰り返さなければならず、山の中にいるような感覚です。

至る所に、奇異な煙突っぽいものが生き物のようにニョキニョキと伸び、螺旋階段を内包したとぐろを巻いたウン◯のような棟がいくつもあります。

抜けるような青空の下、ここに立っていると、まるで違う惑星に紛れ込んでしまったような感覚になります。

また、現在はフェンスで覆われていますが、もともとそれはなく、壁も低かったり、無かったりするので、うっかりすると確実に落ちる作りになっています。

職人達と深く交わっていたと言われるガウディ。

本人は高いところ平気だったのかも知れませんが、住む側としては、常に命の危険にさらされることになり、気が休まりません。

カサ・バトリョでは、織りなす曲線が人間工学的に優しく、ガウディの暖かさを感じた気がしましたが、カサ・ミラのガウディは、人に優しくない匂いがプンプンします。

ただ。カサ・ミラの屋上から見るバルセロナの街は掛け値無しに美しいです。

脊柱編

カサ・ミラの最上階は、ガウディの博物館になっています。

ガウディ建築の模型や設計図、設計の元になったと思われる動物の骨や植物の種子などが展示されています。

展示されたカサ・ミラの骨組みを見ると、蛇の脊柱のように見えます。

自分たちが大蛇の腹の中にいるような不思議な感覚を覚えました。

鍼灸師の職業病的な癖で、脊柱の数を数えましたが、人間を対象とする整動鍼では対処できない数でした。

クリ助が「カサ・バトリョとカサ・ミラ、どちらが好みか?」という議題を持ち出しました。

クリ助とグッチはカサ・バトリョ推しでした。

私は断然カサ・ミラです。

カサ・バトリョは、まだ多少人目を気にした感じを私は受けます。

何となく、エンターテイメント的な要素を強く感じるのです。

一方、カサ・バトリョでやりたいことをやりきった後に取りかかったカサ・ミラには、もっと内向きなパワーを感じます。

人目を気にせず、自分の内面への探訪を繰り返して形を作り上げていった、孤独で崇高な意思を私はカサ・ミラに感じます。

決して住みたくはないですけど。

バルセロナで日本の文化に触れる

カサ・ミラを後にし、ホテルへと戻る途中、書店がありました。

クリ助、グッチは大の本好きなので、寄らない手はありません。ちなみに私も本好きですが、電子書籍派です。

書店は思いのほか広く、様々なジャンルの本が並んでいます。ダン・ブラウンなどの世界的ベストセラーはやはり山積みにされています。

ふと、懐かしい感覚が視界を横切りました。よく見ると日本のマンガでした。

ドラゴンボールやブリーチなど日本人なら誰でも知ってるようなものから、ちょっとマニアックなものまで、結構なスペースを取って置いてありました。

「3月のライオン」もあったのですが、将棋のことが理解できるのか気になりました。

日本のマンガが世界で愛されてる、という話には懐疑的でしたが、少なくともバルセロナではアメコミ以上の需要があるようでした。

狂った果実

ふと時間を見ると21時近くなっていました。しかし、一向に暗くなりません。時差ぼけ以前に、この日の長さに体内時計がやられそうです。

夕食を取っていなかったので、適当な店を探しました。ただ、疲れ切った身体に食欲がわいてきません。

散々歩き回ったすえ、面倒になり、目についたフランクフルトの店に入りました。そこで頼んだのは、3人ともフレッシュオレンジジュースのみ。

カサ・バトリョの後飲んだフレッシュオレンジジュースの美味しさが頭から離れず、疲れ切った身体が欲したのは、それのみでした。

3人は、フレッシュオレンジジュースを飲むと、店を後にしました。お店の人も、フランクフルトの有名な店なのに、フレッシュオレンジジュースだけを飲んで行く3人の東洋人に驚いたことでしょう。

その後、すぐにホテルに帰り、次の日の打ち合わせをした後、各部屋へ解散となりました。

23時近くなって、やっと夜の闇がやってきました。

風呂に入ってすぐ寝ようと思いましたが、小さなトラブルが発生しました。

そのとき、それほど気にならなかったのですが、その後、ちょっとした騒動を巻き起こします。それについては、また後ほど。

床に入ると、すぐに深い眠りの世界へ落ちました。クリ助の思惑通りです。

翌日は、ついに整動鍼セミナーのスタートです。

 

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