札幌市の鍼灸院 快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

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札幌の鍼灸師、ちょっとバルセロナへ行ってくる④〜ヨーロッパの鍼灸事情〜

更新日:

バルセロナに到着して二日目。ついに、整動鍼バルセロナセミナーの初日を迎えました。

スペインと聞いて、鍼灸をイメージできる方は少ないと思います。

当の鍼灸師にさえ「スペインって鍼灸あるんですか?」と質問されるくらいなのですから。

しかし、実は鍼灸治療は西欧諸国でかなり浸透しているのです。

そこで、スペインをはじめとするヨーロッパの鍼灸事情と、私達が招待されることになった経緯について、ここで簡単に触れていきたいと思います。

ヨーロッパの鍼灸事情

鍼灸治療はヨーロッパで非常に人気があります。

2010年の調査によると、鍼灸に従事する人間(医師も含めて)はヨーロッパで96360人いて、これは保管代替医療の中で最も多い数です。

長い歴史の中で、伝統的なものを大切にするヨーロッパの文化が影響しているかも知れません。

ドイツのある鍼治療研究の論文では、23万人という日本では考えられない数の被験者が参加しており、鍼治療の浸透ぶりがうかがえます。

スペインの鍼灸事情

同じヨーロッパでも、鍼治療を行える資格は国によって違います。大雑把に分けると、次の三つの形で法律が設けられています。

1,医師のみが鍼をできる

2,はり師の資格があれば鍼をできる

3,法律がない

スペインは3に当たります。専門の鍼灸師という資格がないため、医師、または、理学療法士をはじめとするセラピストが中心となって鍼治療を提供しています。

鍼治療の需要が高まる中、法整備が急がれていますが、医師だけに資格を持たせたいグループと、鍼灸師の資格を作りたいグループの2つが争っている状態だということです。

現地コーディネーターのSAWAKOさんによると、スペインの鍼灸界隈では、日本の鍼灸師の先生のセミナーは大変評判がよいとのことです。

また、「日本の先生に習った」となると、箔がつくらしいです。

ピン先生の学校

私達のセミナーの舞台となるのは、ESCUELA LI PING DE ACUPUNTURA Y MTC です。直訳すると「ピン先生の中医学と鍼灸の学校」って感じですかね。

リンクを辿ると、ご尊顔を拝することができるピン校長は、中国出身の女性鍼灸師で、ヨーロッパの鍼灸グループの中で大きな影響力を持った方です。

日本で言うところの銀座の一等地にこの学校が鎮座するという事実だけでも、ピン校長の手腕をうかがい知ることができます。

今回、会場は学校ですが、授業ではなく完全なセミナーで、ヨーロッパのみならず、大陸を越えて、広く受講生がやってきています。

鍼灸名人コレクション、ランキング上位は?

ピン校長は、世界中から名人と呼ばれる鍼灸師を召喚しては、このようなセミナーをいくつも開いているとのこと。過去の講師リストを見ると、日本でも有名な先生達の名前がチラホラ伺えます。

ヨーロッパの鍼灸レベルを上げると共に、ピン校長と学校のブランドを高めるのが狙いの一つだと思います。

昨年、我らが整動鍼が、そんなピン校長の目にとまり、クリ助がバルセロナに招待され、セミナーが開かれました。

評判は上々だったようで、その場で、今後、最低でも年2回のセミナーをバルセロナで開く約束が、ピン校長とクリ助の間で交わされ、今回が3回目の訪問となります。

現在、学校のWebサイトを見ると、学校の大きな3つの目玉の内の一つに整動鍼が挙げられています。

並み居る名人達を差し置いての抜擢に、現地における整動鍼の評価の高さを否が応でも感じます。

いよいよ会場へ

今回の私の目的は視察と伝達です。

整動協会の日本での活動と、その盛り上がりぶりをバルセロナの仲間達に伝えること、そして、バルセロナでの熱狂ぶりを日本の鍼灸師達に伝えること、という使命が私に課されていました。

初めての海外渡航で、外国人にプレゼンというミッションに、現実感がないままこの日を迎えましたが、現地の期待度の高さを肌で感じてみると、急に緊張感が増してきました。

現地時間8時50分、クリ助、グッチ、私の3人はホテルから歩いて5分程度のところにある、ピンの学校を目指してホテルを出発しました。

いよいよ始まるバルセロナセミナー。しかし、会場に向かう途中、信じられない事件が起きてしまいました。

このとき、クリ助に暗い影が迫っていました。

 

つづく

 

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