札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

風邪の後、聴力が失われた突発性難聴

症状

発症10日に咳、鼻水、痰と風邪の症状が出ていた。3月のはじめ、突然右耳の感覚が失われる。音が全く聞こえず、強い耳鳴りと、鼓膜の圧迫感があった。3月20日から耳鼻科に1週間入院。星状神経節ブロックブロックをしたが、首の痛みが残ってしまった。ステロイド治療は副作用が強く出たので中止した。退院後、聞こえるようになったが、こもっていて聞きづらく感じる。「高いキーンと言う耳鳴りが2種類」聞こえる。精神的に落ち込むと、耳鳴りと圧迫感が増悪する。

  • 来院者

    男性

    20 代

  • 期間

    2018年3月 ~ 2018年6月
  • 頻度

    週2~3回

施術と経過

耳周りから頚にかけての緊張が強く、上を向くと頚の後ろが痛む。足のツボに鍼をしたところ、上を向いても頚が痛まなくなった。肩甲骨の動きも悪かったため、スネのツボに鍼をして改善した。僧帽筋の緊張が残ったため、手の甲に鍼をして緩めた。 同様の方針で施術を続ける。5診目で検査場の数値に回復が見られたが、聞こえづらさは変わらないとのこと。9診目で耳鳴りが小さくなる。11診目で検査場問題ない数値になる。「こもった感じ」は残るとのこと。16で耳鳴りが無い時間が出てきた。20診目で、症状がみられなくなった。検査場の数値も全く問題ないため、通院を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

風邪の症状がきっかけで聴力が失われた症例。施術開始が早かったため、順調に回復した。聴力検査の値は、比較的早く問題ない数値になったものの、耳鳴りや耳閉感が続いた。これは珍しいことでは無い。検査で問題が無い場合、耳鼻科ではできることは限られてしまう。不安だったと思うが、回復の兆しを頼りとして、計画通り通院していただいたことが、完全回復につながった。

担当スタッフ

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