札幌市の快気堂鍼灸院白石で紡がれる物語

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鍼灸をめぐる冒険(13)患者さんが来ない理由を探せ!浮上への胎動。

更新日:

12)のつづき。

整動鍼・活法の導入!!しかし、、

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体験会以降、3月に活法「骨盤編」、5月には整動鍼「四肢編」活法「腰痛編」、7月には活法「肩こり編」と順調に受講し、効果が出せる症状が着々と増えていきました。

整動鍼と活法がもたらす、即効性とはっきりとした変化は、患者さんを驚かせつつも喜ばれ、笑顔で帰って頂く率も飛躍的に増えました。しかし、一方で、経営状態は火の車が続いていました。

1月に半分以下になった売り上げは、2月に10%ほど回復したものの、3月に5%下がり、4月はさらに5%下がり、5月は横ばいと、なかなか「快気堂号」は浮上してくれません。

この頃、定期購読していた月300円のメルマガのような細かいものも含めて、コストカットに取り組みました。使わなくなっていた、ドクターメドマーのような医療機器も業者さんに買い取ってもらい、運転資金の足しにしました。

長いトンネル、心配したのは、、、

しかし、いくら船体を軽くし、雀の涙ほどの燃料を継ぎ足したところで、船の底に穴が開いてるようなものですから、沈みゆく「快気堂号」の余命をわずかながら伸ばす程度の効果しかありません。そうは言っても、穴がどこなのかがわからず、打つ手が見つかりませんでした。

6月に売り上げは15%ほど回復し、「ついに来たか!!」と妻と手を取り合い喜んだものの、7月、8月、9月と、またしても5%ずつ売り上げが落ち続けました。

貯金も底が見えてきたこの頃、不思議ですが、閉院や破産のことよりも、「整動鍼・活法セミナーに行けなくなったらどうしよう」ということばかり心配していました。

それだけ、整動鍼・活法による治療技術面での成長に手応えがあったからだと思います。

By: ume-y

ポスティングに挑戦!

8月には、切羽詰まって、今までにやったことがない、チラシ配りにも挑戦してみました。治療院マーケティングの情報系サイトに掲載されていた、反応率が非常に高いとされるチラシのデザインに従って作りました。

早起きは得意なので、朝4時からポスティングに行きました。開院した当初は、チラシなんか作ったこともない栗原先生の養気院に憧れていましたが、背に腹は代えられません。

初日は、涙で目が曇り、足取りもおぼつかず、3件しか配れませんでした。しかし、慣れとは恐ろしいものですね、息子の寝顔に復活を誓いながらポスティングに出発する日々を続ける打ちに、段々と何も感じなくなり、配る枚数も増えていきました。

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5日間で、300枚ほど配ったところで、初めて問い合わせの電話が来ました。しかし、その内容は、チラシの電話番号表記が途中で切れてしまって最後の一桁がありませんよ、というとても親切な指摘だけの電話で、来院には至りませんでした。

一番大事な電話番号の表記にミスがあったことに大ショックを受けましたが、一枚一枚手書きで修正し、気持ちを入れ直して、再び配りました。

慣れてくると、1日300枚以上配れる日も出てきました。結局、2週間で2000枚配布しましたが、電話は、先ほどの間違いの指摘電話と、予約を入れたけど無断キャンセルした人の2件の反応しかありませんでした。チラシは一万枚印刷していたので、まだ配る予定でしたが、自分や息子が体調を崩した日が続き、9月の初めで途絶えてしまいました。(9月の後半から急激に忙しくなったのもあります。)

もちろん、やり方が間違っていた部分もあるでしょうし、原因を検証して修正し、続けていけばチラシの効果も出てきたのでしょうが、当院にこのやり方はフィットしない気がしました。

意外な第一歩

売り上げとは、患者さんの評価の代わりでもあります。お金ばかりが目的になってしまうのも良くありませんが、技術が上がっているのに評価が以前より低いというのは、何か問題があるはずです。

打開のためには、何か手を打たなければなりません。

まず、私が初めにしたことは、休みを増やすことでした。

「ただでさえ、患者さんが減っているのに、休みを増やして条件を悪くしてどうする?」と、上司がいたら怒られるかもしれません。その通り、初めは苦しくなりましたが、今考えると、この決断は正しかったと思います。

それまで当院は、日・祝休みで、週6日の営業でした。基本、週1しか休みがありません。この休みの日に、勉強会に行ったり、家族との時間を過ごしたり、治療院の経営についてじっくり考え、次の試みのための準備したり、というのをやるのですが、当然、時間が足りません。

診療のある日は、患者さんが少なかったとはいえ、新患さんが突然飛び込んでくるなど、予期せぬ事が起こることも多く、落ち着いて作業することがなかなか出来ていませんでした。

そこで、休診日に全て詰め込んでやるのですが、休みの日まで目一杯のスケジュールだと、疲れが溜まり、治療の質も落ちかねません。

そこで、休診日を1日増やすことにしました。日曜日を家族の時間に充て、もう1日を経営者としての時間に充てることにしました。

どの曜日を休みにするかが難しいところでしたが、整動鍼・活法のセミナーがいつも日・月開催なので、迷いなく受講できるように5月から月曜日を休みにしました。

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原点に戻れ!!

時間的な余裕が出来たところで、じっくりと快気堂鍼灸院白石の問題点を考えます。

答えを得るには、原点に戻ることが重要でした。

そもそも、なぜ、私は鍼灸をめぐる冒険に挑戦したのか?

整動鍼・活法を取り入れたのはなぜだったのか?

それは、患者さんに数ある札幌の鍼灸院の中から、当院を選んでもらうための「快気堂鍼灸院白石でなければならない強烈な理由」を必要としたから、のはずです。

では、整動鍼・活法は「快気堂鍼灸院白石でなければならない強烈な理由」になっているか?

ここが問題でした。

整動鍼・活法は、素晴らしい効果と強烈な個性を持っています。しかし、これが、当院に来院される患者さんにとっての「快気堂鍼灸院白石でなければならない強烈な理由」とリンクしていなかったのです。

これをリンクさせるためには、快気堂鍼灸院白石の体制を大幅に変更する必要がありました。

そして、この取り組みに成功した結果、快気堂号は、ついに爆発的な浮上を開始したのです。

つづく、、、(14

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