札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

慢性上咽頭炎の症例

慢性上咽頭炎の症例002

慢性上咽頭炎名医の症例002

 

症状と来院まで

新型コロナウイルスに感染した 7ヶ月後 から、喉に痰がへばりつく ようになり、不快感を感じるようになりました。

病院を受診し 痰を出しやすくする薬 を処方されましたが、症状は変わらず。再度病院で診てもらったものの 「特に異常はない」と言われ、経過観察 となりました。

その後、5月ごろから口の中がペタッと乾燥するようになり、夜中には 舌がベリベリと張り付くような感覚 も出てきました。さらに、常に舌のピリピリ感とネバつき を感じるようになり、ますます気になる状態に。

また、喉にドロッとした痰がへばりつく ようになり、違和感が続きました。そのため、1分~5分に1回は咳払いをしてしまう 状態に。

痰が出るときには、食べたものが痰に混ざって出てくることもあり、不快感が強い という状況でした。

来院者

性別:女性

年代:40代

通院期間・通院間隔・通院回数

通院期間:3ヶ月

通院間隔:週2回〜月1回

通院回数:11回


施術と経過

1回目から4回目

普段から首や肩のこりを感じており、特に上を向く動きがしにくい状態でした。また、食いしばりの影響で顎の筋肉が硬くなっていました。

そこで、まずは 上を向く動きを改善 し、顎まわりの筋肉を緩める施術を行いました。

鍼をすると、首の動きがスムーズになりましたが、喉の症状に関係するツボが肘にあり、この方は仕事で腕をよく使うため、何度も繰り返し緩める必要がありました。

 

施術後の変化

  • 痰の量が減り、咳払いの回数も少なくなった。(1分に1回 → 1時間に1回くらいに減少)
  • 家族からも「咳払いが減ったね」と言われた。
  • 口の渇きや舌のピリピリ感の変化は感じなかった。

5から7回目

首や肩のこりがほぐれた状態が維持できるようになり、リラックスした状態で来院されるようになりました。

このタイミングで、顎まわりの筋肉をさらに緩め、唾液が出やすいようにする施術 を追加しました。

その後、8回目で舌のピリピリがなくなり、11回目で良い状態に落ち着いたので治療を終了しました。

 

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慢性上咽頭炎の症例001

慢性上咽頭炎、後鼻漏1

お客様

40代 女性 事務職

来院

2022年9月

症状と来院理由

来院1年前より後鼻漏がひどくなる。食べたものが鼻の奥につまるため、ゼリーしか喉を通らなくなる。体重が著しく減少。耳鼻科、脳神経外科では異常なしと言われる。耳鼻科を何件かまわったところ、慢性上咽頭炎と言われ、Bスポットを開始。2〜3ヶ月でご飯が食べられるようになったが、その後、もとに戻ってしまう。来院時は耳の近くのつまり感が強く、思考力と記憶力が低下し、息苦しさや動悸が強いため休職中。仕事の復帰を目標に来院。

施術内容と経過

<初診>

触診すると、上咽頭の熱が抜けるのを妨げる首のこりが強かった。手、脚のツボを使い首のこりを緩めた。

<2診目>

野菜は食べられるようになったが、耳のつまりが気になる。歯磨きをすると音が響く。

上咽頭の熱を抜くとともに、耳のつまりのもととなる顎のコリを手のツボに鍼をして緩める。

<3診目>

飲み込みづらさは解消。耳のつまりも和らぐ。引き続き、肩と顎のコリを緩める。

<4〜7診目>

症状の緩和が見られ、息苦しさや動悸の不安も無くなってきた。「仕事に復帰する気力が出てきた」とのこと。

<8診目〜>

仕事に復帰。ストレスがかかると首肩の不調が出るが、鍼をすると回復。月に1〜2回に通院頻度を落として、良い状態を保っている。

主に使用したツボ

足三里、委風、養老

考察

休職せざるを得ないほど重度の自律神経症状が出てしまっていた。慢性上咽頭炎がその根本にあった。病院の検査では上咽頭に貯まる熱に対処することができないので、対応が限られてしまう。そうこうしているうちに悪化してしまった症例。

首や顎のコリに注目し、手脚のツボを使ってコリを緩めることで順調に回復が見られた。

仕事に復帰するという明確な目標があったのも、早期の回復につながったと考えられる。

 

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