札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

出産後の痔が早期に回復した例

出産後の痔の症例1出産後からお尻の痛みに悩まされていました。病院で診察を受けたところ痔と診断され、薬を処方されましたが、3ヶ月経っても痛みが治まらず、不安を感じていたところ、妊娠前に不妊治療の相談で訪れていた当院に再び足を運ばれることになりました。

 

来院者

女性 30代

期間

2024年11月

頻度

週1回

通院回数

3回

施術と経過

膝の上にある、痔の痛みに関連するツボに強い硬結が見られたため、鍼を用いて緩めました。施術直後から痛みの緩和を実感されたとのことです。また、出産後からお腹の不調が続いていることから、これが痔を悪化させる一因と考え、膝下のツボを使ってお腹の調整も行いました。初回の施術後には痛みが大幅に軽減し、2回目の施術時点ではほとんど痛みを感じない状態となりました。お腹の調子も整ってきたため、3回目の施術で治療を終了しました。

使用したツボ

  • 足五里
  • 陰陵泉

まとめ

痔は内転筋の緊張と深い関係があります。出産後、内転筋の力みが残ったことで肛門周辺の血流が阻害され、痔が発症しやすい状態になっていたと考えられます。また、お腹の不調が肛門に負担をかけ、症状を悪化させる要因となっていたと推察されます。鍼施術により、内転筋の緊張を緩和しつつ、お腹の不調にもアプローチできたことが、早期の回復につながったと考えられます。

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