【症例16】メニエール病と診断された耳のつまりと耳鳴り
「耳に水が入ったみたい」という耳のつまり感と耳鳴りで来院した40代女性の症例です。耳鼻科で「メニエール病」と診断されましたが、病院の診断名にとらわれず、体の状態から鍼灸でアプローチしたところ、わずか3回の通院で症状が改善しました。
来院者
| 性別 / 年代 | 女性 / 40代 |
|---|---|
| 主な症状 | 右耳のつまり感、「ボーッ」という耳鳴り |
| 診断名 | メニエール病 |
| 発症からの期間 | 一週間前より発症 |
| 来院日 | 2018年11月 |
| 通院間隔 | 週2~3回 |
| 通院回数 | 3回 |
症状と来院までの経緯
来院一週間前から症状が発症しました。右耳がつまってる感じがあり、それが「耳に水が入ったみたい」という不快感に変わりました。同時に「ボーッ」という耳鳴りが聞こえるようになり、耳鼻科を受診したところ「メニエール病」と診断されました。

検査では低音部の聴力が10db低下していました。患者さん自身の観察によると「子供にイライラするとつまりが増す」とのことでしたが、めまいはなかったとのことです。
施術と経過
初診時の評価では、背中に強い緊張が認められました。「イライラする」と緊張が生まれやすい箇所を特定し、スネにあるツボで緩和治療を行いました。また、発症の一週間前からマウスピースを使い始めたとのことで、顎の違和感が認められたため、腰部のツボで緩和したところ消失しました。
週2回のペースで施術を続けました。二診目で症状が断続的に出るようになり、3診目終了後には耳の問題を感じなくなりました。施術から一週間後の聴力検査でも問題がないことが確認されました。
使用した主なツボ
玖路R、曲泉R、膀胱兪R
担当鍼灸師の考察
子育て中にお子さんに激しく腹を立てた後、耳鳴りや耳閉感が発症するケースは珍しくありません。感情の動揺が背中の緊張として表れ、それが耳の症状につながるメカニズムと考えられます。
背中の緊張を緩和することで耳の症状が改善する症例は多くあります。メニエール病という病名がつくと、多くの患者さんは「難治性」と不安になりますが、身体の状態から原因を見つけて対処することで、迅速に改善する可能性があります。
同じような症状でお悩みの方へ
メニエール病と診断されても、背景に身体の緊張や感情的ストレスが隠れていることがあります。診断名に頼るのではなく、現在の身体の状態から原因を見つけることで、効果的な改善が期待できます。
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


