突発性難聴が股関節の捻れを調整することで回復した症例【難聴・耳鳴り症例21】
突発性難聴の症状と来院まで
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・来院2週間前、仕事から帰ってきて買い物に行こうとしたとき右耳が聞こえないことに気付く。
・高い音がズズと反応するけど他はほとんど聞こえない
・その日のうちに耳鼻科を受診し、薬を処方され三日間続けるが変化が無かった。
・10日間入院し点滴を受けるが、ほとんど変わらなかった。
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来院者女性 60代 |
通院期間2019年9月 〜 2019年10月(12回) |
突発性難聴への鍼治療と経過
【初診】
慢性的な腰の痛みがあり、耳に負担をかける箇所であったため、手のツボに鍼をすると腰の痛みが緩和しました。また、慢性的な腰痛が股関節のねじれから来ていると考えました。股関節のねじれが耳の症状と関連することも多いので、足のツボに鍼をしました。
施術後、「自分の声が耳の中で反響するようになり、駅のアナウンスがかすかに聞こえる」という変化がありました。
【2回目(初診の翌日)】
前回と同様の施術に加え、ふくらはぎの張りが強かったので、腰部に鍼をして緩和しました。
施術後、「高い音が聞こえる気がする。ザーッという耳鳴りが気になるようになった」という変化がありました。
【3回目(初診の4日後)】
初診と同様、股関節のねじれを解消する脚のツボに鍼をしました。
施術後、「声が聞こえるが、男の人の低い声が聞きづらい」との変化がありました。
【4回目(初診の8日後)】
前回と同様の施術をしました。
施術後、聴力検査で回復を確認しました。「ザーという耳鳴りがじゃまに感じる」とのことでした。
【5回目〜12回目】
同じく、股関節のねじれを中心に施術を続けました。
聴力は問題ないレベルまで回復し、耳鳴りを感じない時間も出てきて日常生活に支障が無いとのことなので、通院を終了しました。
まとめ
- 突発性難聴の発症には股関節のねじれが関係することがある。
- 股関節のねじれは慢性的な腰痛を引き起こす。
- 脚のツボに鍼をして股関節のねじれを解消することができた。その結果、突発性難聴の回復につながった。
- 発症から2週間と、施術開始が早かったので回復も早かった。
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