札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

【症例13】耳を手で塞いでいるような突発性難聴

ストレスを抱える環境で、まるで耳を手で塞いでいるような不快な聞こえ方が続いた50代女性の症例です。ステロイド薬の副作用で内服を中止し、鍼灸で顎と首の緊張を緩和することで、わずか6診目で聞こえが改善し、完全に回復しました。

来院者

性別 / 年代 女性 / 50代
主な症状 左耳の聞こえが悪い、「耳を手で塞いでいるような」感覚、「ボワーン」という耳鳴り
診断名 突発性難聴
発症からの期間 発症後2週間で来院
来院日 2018年4月
通院間隔 週2回 → 週1回
通院回数 8回

症状と来院までの経緯

4月9日より左耳の聞こえが悪くなり始めました。患者さんは去年の1月からストレスを抱える環境にあり、そのことが影響していたと考えられます。4月17日に耳鼻科を受診し、突発性難聴と診断されました。聴力検査では低音部の聴力が低下していることが確認されました。

ステロイドが処方されましたが、眠れなくなり、足の裏に水疱が出来たため服用を中止しました。耳の聞こえ方は「耳を手で塞いでいるような状態」で非常に不快であり、「ボワーンという耳鳴り」が夕方にかけて強くなっていました。

施術と経過

初診時の評価では、耳の症状と関連の深い顎の緊張が強く認められました。関連する手のツボに鍼をして顎を緩めました。また、首の付け根に強い緊張が2カ所ありましたので、臀部と足に鍼をして緊張を緩めました。

週2回のペースで2診目以降も同様の施術を行いました。4診目で調子の良い日と悪い日が出てきて、体の状態が改善し始めました。6診目でほぼ普通に聞こえるようになり、耳鼻科でも正常と診断されました。

聞こえ方に波があったため、週に1度のペースに施術間隔を変更し、8診目で常時調子が良いとのご報告をいただいたので、通院を卒業しました。

使用した主なツボ

外谷L、大臀L、太衝L

担当鍼灸師の考察

難聴・耳鳴りはストレスが原因と耳鼻科で言われることが多くあります。しかし、ストレスを心の問題として捉えると、現代医学では手の施しようがありません。重要なのは、ストレスを体の現象として捉え、身体の緊張に翻訳することです。こうすることで、鍼灸による施術が可能になります。

この症例では、発症から2週間で鍼の施術を開始できたという早期介入が早期改善につながりました。また、ステロイドに弱い体質が功を奏したとも言えます。感情的なストレスが身体の緊張として表れ、その緊張が耳の症状につながるメカニズムを理解することが、効果的な治療につながる、考えるところの多い症例です。

同じような症状でお悩みの方へ

「耳を手で塞いでいるような」聞こえにくさは、ストレスや緊張が身体に反映された状態です。ステロイドなどの薬で改善しない場合、顎や首の緊張を鍼灸で緩和することで、根本的な改善につながる可能性があります。ストレスが強い環境にいるからこそ、身体のケアが重要です。

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※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。

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