【症例2】仰向けになると強くなる低い音の耳鳴り
仰向けになると強くなる低い音の耳鳴りに悩まされていた30代女性の症例です。姿勢と耳鳴りの関係に着目し、身体の歪みと頭頸部の筋肉の緊張を改善する鍼灸治療により、症状が大きく改善しました。

来院者
| 性別 / 年代 | 女性 / 30代 |
|---|---|
| 主な症状 | 低い音の耳鳴り(仰向けで増強)、耳の閉塞感 |
| 診断名 | 突発性難聴、耳鳴り |
| 発症からの期間 | 2ヶ月 |
| 通院期間 | 1ヶ月半 |
| 通院間隔 | 週2回 |
| 通院回数 | 8回 |
症状と来院までの経緯
2ヶ月前に何の前触れもなく、低い音の耳鳴りが始まりました。特に仰向けになると耳鳴りが強くなるという特異的な特徴がありました。また耳が閉塞感を感じるような症状もあり、聞こえの悪さを自覚していました。
病院の検査では明らかな異常が見つからず、診断が確定できない状態が続いていました。姿勢によって症状が変わることに着目し、身体の歪みが関係しているのではないかと考えて来院されました。

施術と経過
初回の診察で、頭部への血流が悪くなっていることが予想されました。特に仰向けになると症状が強くなることから、頭頸部の筋肉の過緊張と、それに伴う頸椎のズレが考えられました。
首や肩の筋肉をほぐし、身体の歪みを整える施術を行いました。1回目の治療後から耳鳴りが軽くなったと実感され、3回目の治療で仰向けになってもほとんど耳鳴りが気にならなくなりました。
その後もメンテナンスを兼ねて施術を継続し、8回の通院で症状はほぼ改善に至りました。現在は耳鳴りもなく、日常生活に支障が出ていない状態が保たれています。
使用した主なツボ
風池、完骨、天柱、肩井、風府、翳風
担当鍼灸師の考察
この症例は、姿勢と症状の関連性が明確であった典型的なケースです。仰向けになると症状が強くなるという訴えから、頭部への血流が悪くなる体位で症状が増悪することが判明しました。
身体の歪みが頸椎に影響を与え、それが耳への血液供給を悪化させていたと考えられます。首や肩の筋肉の緊張を取り除くことで、良好な血流が回復し、耳鳴りが改善したのです。
姿勢に関連した耳鳴りやめまいの場合、身体全体のバランスを整えることが重要です。症状が出ている部位だけでなく、その根本原因となっている身体の歪みを見つけることが、効果的な治療の鍵となります。
同じような症状でお悩みの方へ
姿勢によって変わる耳鳴りやめまいは、身体の歪みが関係していることが多くあります。首や肩の緊張を取り除き、身体全体のバランスを整えることで、多くのケースで改善が期待できます。
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


