症例2:20代から続くフワフワめまい(40代女性)

患者
女性 40代
来院
2016年7月
症状
20代のときから、フワフワとしためまいを感じる。3〜4年ほど前から、体力的に消耗が激しくなったためか、めまいが悪化し、常にフラフラする状態に。特に、夕方になるとふらつきがひどくなる。耳鼻科、脳神経外科などを受診し、MRIなどの検査を受けたが、異常なしと診断された。歩くとき、足のバランスがとりにくい。脱力感が全体的にあり、意識していないと家訓となってしまう。じっとしているときは、腹筋を意識していると、多少ましになる。他の治療院で鍼灸の治療を2回ほど受けたが、効果は感じられなかった。
仕事に支障を来すようになったため、知人の紹介で当院へ来院した。
治療内容と経過
めまいの原因として、首のコリがある場合が多い。首の状態を探ると、過度に緊張したポイントが見つかった。指で押してみると、そこがいつも気になるとのこと。このポイントの緊張を着くため、足首にあるツボに鍼をしたところ、首の緊張がほとんど無くなる。
次に、体のバランスを診ると、右の背中に盛り上がるように緊張した部分があった。この緊張のため、体全体の動きにゆがみが生じていると考え、原因と思われる、肘のツボに鍼をしたところ、緊張が緩む。
治療直後はめまいがなかったので、経過を見てもらう。次の来院時、めまいが改善したと報告があった。首のコリも軽減したが、メンテナンスのため、定期的に来院中。
同時に治療した症状
背中の張り
使用した主なツボ
大鍾R 天井R
考察
めまいは、病院で異常なしと診断されても、症状が重いケースが多い。こういった場合の多くは、首の過度の緊張が原因として考えられる。体を動かそうとしたとき、首の動きと意識のずれが生じると、脳の認識が混乱し、めまいを感じやすくなると考えられる。また、首の緊張が強いと、脳に流れる血流も阻害されるため、急な姿勢の変化で、脳への血流が急激に変化し、めまいが生じる場合がある。
首の緊張を説くため、首に施術する方法もあるが、首に刺激を集中させると、めまいが悪化したり、頭痛を誘発する原因にもなる。緊張部位とは離れた場所から、緊張を緩められる施術が望ましい。そのためには、体の連動性を理解し、首の緊張を生み出している本当の原因へ、的確な治療を加える必要がある。
それができれば、長年苦しんだ、原因不明のめまいも、今回のように短期間での回復へつながるケースも多々ある。鍼灸治療がめまいに有効であることを、広く知って頂きたい。
※結果には個人差があり、
同じような症状でお悩みの方へ
めまいやフワフワ感の背景に、首肩のコリや全身の緊張、血流の問題が隠れていることは少なくありません。検査で異常がなくても、その緊張を整えることで症状が落ち着いていくケースがあります。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
TEL: 011-598-9049(完全予約制)
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


