症例9:慢性的なフワフワめまいと朝の回転性めまい
常にフワフワするめまいと、起床時の回転性めまいが続いていた60代女性の症例です。病院では「異常なし。内耳のリンパの流れが悪いのかもしれない」と言われるだけでした。背景にあったのは、首肩の強いコリ。コリをゆるめる鍼灸で2回目にはめまいが消失し、計11回で安定するまでの経過をご紹介します。「検査では異常なしと言われためまい」「フワフワ感が続いて気持ち悪い」という方に読んでいただきたい事例です。

来院者
| 性別 / 年代 | 女性 / 60代 |
|---|---|
| 主な症状 | 慢性的なフワフワめまい、起床時の回転性めまい、首肩こり、頭痛 |
| 診断名 | 病院では異常なし(内耳のリンパの流れの可能性を指摘) |
| 通院期間 | 約7ヶ月 |
| 通院回数 | 計11回(週1回〜月1回) |
来院までの経緯:異常なしと言われ続けたフワフワめまい
常にフワフワするめまいと、起床時に起こる回転性のめまいが続いて来院されました。病院を受診しても異常はなく、「内耳のリンパ液の流れが悪いのかもしれない」と言われるだけで、薬は処方されていませんでした。
首肩こりは常に感じており、頭痛もたまに起こる状態。めまいには慣れて日常生活で困ることはないものの、「常にフワフワするのが気持ち悪い。少しでも改善する可能性があるなら」と来院されました。
施術と経過:首肩のコリをゆるめ、血流を整える
初診:強い首肩のコリを少しずつ
首肩のコリがとても強い状態だったため、まずは全体を緩める目的でふくらはぎのツボを使い、背中から頭にかけて、肘のツボで肩のコリを緩めました。コリが強い状態から一気に緩めると血流が急に良くなり、頭痛やめまいが強まることがあるため、初回は少ない本数で終えました。
2診目:めまいが消失
2回目の来院時にはめまいは全くなくなっていました。初回は気にならなかった肩こりと首の動かしにくさを感じておられたため、その部分に関係する足の甲のツボに鍼をして首の動きを改善しました。
3〜6診目:症状が安定
3回目以降も初回のツボを使いながら、その都度コリを感じる部分に関係するツボを追加しました。5回目までに起床時へ少しふわっとすることはあったものの、続くことはなくその時だけ。6回目以降はめまい・頭痛なく過ごせるようになりました。
7〜11診目:予防のメンテナンスへ
7回目以降は同じ部分にコリを感じることがなくなり、8回目からは月1回のメンテナンスで良い状態を維持。11回目で一旦終了としました。
使用した主なツボ
承山(しょうざん)、地弓、条口(じょうこう)
担当鍼灸師の考察:首肩コリと内耳の血流
首肩コリの強さによる血流の悪さが、めまいと頭痛の原因となっていた症例です。慢性的な首肩コリで内耳の血流が悪くなり、リンパの流れも滞ることで、めまいが頻繁に起きていたと考えられます。
首肩のコリを緩めることでめまいと頭痛の改善がみられました。身体のコリを慢性化させないことがとても重要です。この方の場合、すっかり良くなってからも予防のために月1回を4回続け、再発しにくい身体づくりまでたどり着けました。
同じような症状でお悩みの方へ
めまいやフワフワ感の背景に、首肩のコリや全身の緊張、血流の問題が隠れていることは少なくありません。検査で異常がなくても、その緊張を整えることで症状が落ち着いていくケースがあります。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
TEL: 011-598-9049(完全予約制)
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


