札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

【症例11】低音性感音性難聴から「めまいのないメニエール」に診断名が変わった難聴

左耳の聞こえが悪くなり、耳鼻科で低音性感音性難聴と診断された40代女性の症例です。しかし、治療の過程で医師から「めまいのないメニエール病」に診断名が変わりました。肩こりが耳の血流に深く関わっていることに着目し、手のツボと骨盤への施術で肩の緊張を緩和することで、症状が改善に向かいました。

来院者

性別 / 年代 女性 / 40代
主な症状 左耳の低音聴力低下、聞こえにくさ
初期診断名 低音性感音性難聴
診断名の変更 後に「めまいのないメニエール」に変わった
発症からの期間 2週間
同時症状 肩こり

症状と来院までの経緯

来院2週間前、仕事中に電話対応をした際、左耳がつまった感じがして聞こえにくくなりました。4日後には、ご主人の声がまったく聞こえなくなってしまい、耳鼻科を受診。初めは「低音性感音性難聴」と診断されました。

耳鼻科で処方された複数の薬(メニレット、メチコバール、ATP腸溶カプセルなど)を服用しましたが、聴力の改善が見られませんでした。その後の治療経過の中で、医師から「めまいのないメニエール」という診断名に変更されました。患者さん自身は耳の症状が出てから肩こりがひどくなったとのことでした。

施術と経過

「耳の症状が出てから肩こりがひどくなった」というご訴問から、肩の緊張が耳の血流に関連していると判断しました。耳の血流に関連する肩の緊張を、手のツボに鍼をして解いていきました。

同時に、耳に大きな影響を及ぼすアゴの緊張も確認されたため、骨盤と手のツボを用いてアゴの緊張も解消していきました。この施術を継続したところ、症状の改善が見られるようになりました。医師の診察でも聴力の回復が確認され、患者さんが不安を感じていた診断名の変更についても、医学的に正確な診断へと進むことで、患者さん自身の安心感も増しました。

使用した主なツボ

六谿(りくけい)、膀胱兪(ぼうこうゆ)、外谷(がいこく)

担当鍼灸師の考察

発症後20日以内に施術を開始できたことが、早期改善につながった大きな要因です。耳鼻科では原因が掴みにくいこのタイプの症状は、「感音性難聴」「突発性難聴」「メニエール」など診断名が二転三転することがあり、患者さんは不安を感じやすくなります。

しかし、鍼灸の観点からは、身体に出ている「肩こり」という明確な緊張パターンが見えることで、原因の特定と施術方針が立てやすくなります。医学的には診断名が複雑でも、身体的には肩とアゴの緊張が主な原因だったのです。肩こりと耳の症状が関連していることに気づくことが、改善への第一歩になります。

同じような症状でお悩みの方へ

診断名が複数付いたり、変わったりする耳の不調は、医学的に原因が明確になっていないことが多いです。そのような場合でも、身体に出ている「肩こり」や「首の緊張」といった明確な緊張パターンに注目することで、鍼灸による改善の道が開けることがあります。医学的な治療で改善しない耳の症状でも、諦めずに身体全体のバランスを整える鍼灸治療をご検討ください。

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※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。

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