札幌市・白石区の鍼灸院|医師との共同研究で磨かれた、やさしい鍼(はり)の専門家

【症例34】入院・点滴で改善しなかった突発性難聴・耳鳴り(40代男性)


突発性難聴と診断され、すぐに入院して点滴治療を受けても、聴力も耳鳴りも改善しなかった40代男性の症例です。仕事のストレスや寒暖差による身体の緊張が背景にありました。首肩の緊張を緩める鍼灸で、左耳の聴力が60dBから40dBへ改善し、耳鳴りもほぼ消失するまでの経過をご紹介します。「入院・点滴をしても良くならなかった」「耳鳴りだけでも何とかしたい」という方に読んでいただきたい事例です。

症例34 入院・点滴で改善しなかった突発性難聴・耳鳴り 40代男性の鍼灸改善症例まとめ図

来院者

性別 / 年代男性 / 40代
主な症状左耳の聴力低下(70〜60dB)、頭に響く耳鳴り(緊張時に増強)
診断名突発性難聴(左耳)
通院期間約1ヶ月
通院回数計6回(週1回)

来院までの経緯:入院・点滴でも改善しなかった

仕事中に「キーン」という一時的な耳鳴りが始まり、3日後にはさらに激しく頭に響くような耳鳴りが出たため、翌日病院を受診。突発性難聴と診断され、すぐに入院して点滴治療を受けましたが、聴力も耳鳴りも改善しませんでした。

思い当たる原因は、仕事のストレスや、寒暖差の激しい場所への出入りで身体の緊張状態が続いていたこと。耳鳴りは続いていましたが睡眠は取れており、特に緊張している時(点滴中や鍼など)に耳鳴りが激しくなり、時間が経つと落ち着く——という状態でした。左耳は70〜60dBまで低下して聞こえにくさを感じていましたが、右耳は正常で生活に大きな支障はなく、「耳鳴りが改善されれば」とのことで当院へ来院されました。

施術と経過:首肩の緊張を緩め、耳への血流を改善

初診:緊張の強い胸鎖乳突筋へアプローチ、その場で変化

緊張によって耳鳴りの強弱があったため、首肩の緊張を確認すると、聴力が落ちている左側の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)の緊張が特に強くなっていました。胸鎖乳突筋と関係する手や足の指の間にあるツボに鍼をすると全体が緩み、首の側屈・回旋の動かしやすさも実感。首の横が緩むと今度は後ろの張りが際立ち、前後に頭を傾ける動作がしにくく背中の張りも気になっていたため、ふくらはぎにも鍼をして首から背中を緩めました。胸鎖乳突筋と起立筋が緩んだことで耳への血流が良くなり、施術終了時には「耳の聞こえが良くなっている」と変化を感じていただけました。

2診目:聴力が60dB → 40dBに改善

聴力検査の結果、60dBから40dBまで改善していました。聞こえが良くなり、耳鳴りの強弱も最初ほど強くなくなったとのこと。施術は初診と同じツボを使いました。

3〜4診目:耳鳴りがほとんど消失

3診目には耳鳴りがない時間も出てきて、聞こえも日に日に良くなっているとのこと。4診目では耳鳴りはほとんどなくなり、たまに短く鳴る程度に。聞こえはたまにつまり感を感じるものの、1日に3〜4回・30秒ほどで長引くことはなくなっていました。

5〜6診目:良い状態が定着

良い状態が定着し、感覚的に8割ほど聞こえが良く、耳鳴りもごくたまに短く鳴る程度になりました。仕事復帰で通院の時間が取りにくくなるため、セルフケアを行いながら経過をみていくことになりました。

使用した主なツボ

合谷(ごうこく)、地弓(ちきゅう)、承山(しょうざん)

担当鍼灸師の考察:気づかないうちに慢性化した首肩こりと、耳の症状

この方は、もともと首肩こりの自覚がないまま耳の症状が出始めました。こりを感じにくい方でも、鍼によって動きの変化や緩みを実感することで、「良い状態」が少しずつ分かってくることが多いです。

寒暖差の激しい場所で働いていると、無意識のうちに身体の緊張が強くなり、その緊張が取れないまま帰宅しても緊張状態が続きます。すると睡眠の質も落ちて身体の回復が遅れ、こりが気づかないうちに慢性化してしまいます。

これまでの生活のなかで身体への負担が積み重なった結果、血行不良によって難聴や耳鳴りが起きている——こうした背景が原因の大半を占めることが多いため、特に首肩こりのある方は放っておかず、早めに施術を受けることをおすすめします。

入院・点滴で良くならなかった突発性難聴に鍼灸という選択肢を|札幌・快気堂鍼灸院白石

同じような症状でお悩みの方へ

入院や点滴をしても突発性難聴・耳鳴りが改善しなかった場合でも、その背景にある首肩の緊張や血行不良を整えることで、症状が落ち着いていくケースがあります。とくに首肩こりは、ご自身で気づかないうちに慢性化していることも少なくありません。

お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

突発性難聴・耳鳴りの治療について詳しく見る

他の症例を見る(全34件)

※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。

  • 営業日カレンダー
    « 2026年6月»
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930    
    • 休日