【症例36】爆発的な耳鳴りと聴覚過敏(50代男性)

来院者
| 性別 / 年代 | 男性 / 50代 |
|---|---|
| 主な症状 | 爆発的な耳鳴り、聴覚過敏、不眠、だるさ、頭痛 |
| 通院期間 | 約4ヶ月(2026年2月〜6月) |
| 通院回数 | 計16回(週2回〜週1回) |
来院までの経緯:ある日突然の「爆発的な耳鳴り」と強い不安
ある日突然、爆発するような激しい耳鳴りに襲われました。もともと睡眠薬を使用されていましたが、それでも眠れない日が続き、だるさ・頭痛・耳鳴りに悩まされていました。来院時には耳鳴りは以前ほどではないものの、「また、あの爆発的な耳鳴りが起こるのではないか」という不安が常につきまとい、音に過敏になる聴覚過敏にも苦しんでおられました。耳鼻科に特化した鍼灸院をインターネットで探し、当院にご来院されました。
施術と経過:首・みぞおちの緊張を緩め、脳の興奮を鎮める
初診〜6診目:首とお腹の緊張を緩める
初診では、首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)が非常に緊張し、強く張っていました。手にあるツボ(合谷)に鍼をして、胸鎖乳突筋の緊張を和らげました。また、お腹・みぞおちが硬く、呼吸が浅くなっていたため、お腹に対しても鍼を行いました。6回目まで同様の施術を続けたところ、爆発的な耳鳴りが起こることはなく、体の緊張も和らぎ、耳鳴りにも少しずつ変化が現れ始めました。
7〜9診目:ストレスに関わる背中へアプローチ
7回目からは、背骨のライン上で所々に硬い場所があり、その中でも特にストレスと関係する部分へのアプローチへ施術方針を変更しました。すると9回目で、聴覚過敏に良い変化が見られるようになりました。
10〜16診目:間隔を空けても気にならない状態へ
その後も波がありながらも徐々に改善し、施術ペースを落としていきました。最終的には3週間空けても症状が気にならなくなったため、治療を終了しました。
使用した主なツボ
合谷(ごうこく/左右)、中都(ちゅうと/右)
担当鍼灸師の考察:体の緊張と「耳鳴りへの意識」の悪循環
首やみぞおちの筋肉がこり固まり、体に常に緊張がある状態でした。これでは脳もリラックスできず、ずっと興奮状態のまま常に耳鳴りのことを考えてしまう——という悪循環に陥っていました。体の緊張が抜けると、脳の興奮もおさまってきます。鍼で筋肉のこわばりを和らげると同時に、「耳鳴りや聴覚過敏がなぜ起きるのか」をご理解いただき、そこから意識をそらすことに積極的にご協力いただいたことで、無事に症状を克服することができました。
(担当:滋野)

同じような症状でお悩みの方へ
耳鳴りや耳のつまりの背景に、食いしばりや顎・首まわりの緊張、ストレスが隠れていることは少なくありません。検査では原因がはっきりせず、いくつも診断名を言われて不安になる方も多くいらっしゃいます。その緊張を緩めることで、症状が落ち着いていくケースがあります。
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


