【症例38】突発性難聴の回復後も残った耳のつまり・音の響き(30代男性)
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来院者
| 性別 / 年代 | 男性 / 30代 |
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| 主な症状 | 耳のつまり(耳閉感)、音の響き(聴覚過敏)※聴力回復後も残存 |
| 診断名 | 突発性難聴(聴力は正常範囲まで回復) |
| 施術時期 | 2026年4月 |
| 通院期間 | 約2ヶ月(週2回〜3週に1回・計12回) |
来院までの経緯:聴力は戻っても残る「耳のつまり」と「音の響き」
1ヶ月ほど前に鼻風邪をひき、風邪自体は治ったものの耳の詰まりを感じるようになりました。2日後に病院を受診し、突発性難聴と診断されました。症状は改善傾向にあったものの、耳のつまりや音の響きが残っている状態でご来院されました。趣味は音楽で、カラオケや車の中で歌うことが多く、その際に特につまりを感じるとのこと。響きについては、大きな音——特にシャッターを開ける音や女性の高い声が響きやすく、耳を押さえたくなるほど不快に感じておられました。聴力検査では左右とも20dB以上で異常がなく、病院での治療は終了していました。普段は気にならない肩こりや、季節の変わり目の鼻症状もあり、来院時も鼻の調子が良くない状態でした。「以前のように歌を楽しめるようになりたい」というご希望でご来院されました。
施術と経過:首肩・耳周りの緊張をゆるめ、耳の血流を促す
1〜2回目:肩こりをゆるめ、耳周りの張りにアプローチ
肩こりを感じる首肩の付け根・鎖骨まわりに対し、足首と腕のツボで緩めたところ、すぐに動かしやすさを実感され、肩の広い範囲が一気にゆるみました。あわせて、膝の後ろや脛に近い部分のツボで耳周りの張りをゆるめていきました。
3〜5回目:つまりの位置の変化に合わせて耳の近くを調整
つまりを感じる場所が変化し、より耳に近い部分に「薄い壁が一枚あるような感覚」を覚えるようになりました。音の響きは初回より改善していました。手首のツボで耳と顎の緊張をゆるめ、引き続き肩首もゆるめて、耳の血流改善をめざしました。
6〜10回目:カラオケを楽しめるように
気にならない日と少しつまりを感じる日はあったものの、ほとんど気にせず過ごせるようになりました。一度カラオケに行った際も、以前のようなつまりや響きは感じずに楽しめたとのこと。シャッターの音などはまだ響くことがあるものの、1日1回程度しか聞かない音のため、ほとんど気になりませんでした。施術後は、車で音楽を聴くと行きより帰りの方が聞きやすく、毎回変化を実感されていました。
10〜12回目:日常生活で気にならない状態へ
日常生活ではほとんど不快を感じることがなくなりました。シャッターや水の音が響くことは日によって少しあるものの、特定の状況に限られ、日常では気にならない状態になりました。症状の改善と「気にせず生活できる」状態になったため、施術を終了しました。
使用した主なツボ
漏谷(ろうこく)、手弓、築賓(ちくひん)
担当鍼灸師の考察:聴力が正常でも残る「つまり・響き」への鍼灸アプローチ
今回のように、聴力が正常値まで回復していても「音が響く」「つまって聞こえる」と感じてご来院される方もいらっしゃいます。数値やグラフ上は正常でも、部分的にわずかに低下している場合が考えられるため、耳周りの血流を改善して聴力の回復をめざします。体の緊張がゆるむと耳周りの血流が改善し、わずかに低下していた部分の聴力回復が期待できます。耳の不調は首肩こりによる血行不良が主な原因と考えられるため、「最近急に肩や首のこりが強くなった」という方は、鍼灸治療を受けておくことが予防にもつながります。
(担当:長谷川)

同じような症状でお悩みの方へ
耳鳴りや耳のつまりの背景に、食いしばりや顎・首まわりの緊張、ストレスが隠れていることは少なくありません。検査では原因がはっきりせず、いくつも診断名を言われて不安になる方も多くいらっしゃいます。その緊張を緩めることで、症状が落ち着いていくケースがあります。
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
※ 個人の症例であり、効果効能を保証するものではありません。症状や回復には個人差があります。


